ただ、犬を電車に乗せるためには少しルールがあるので知っておくと良いです。
1.トイプードルが電車に乗る際の注意点
最近は、愛犬と同伴出勤できる会社もあります。さっそく電車で連れて行こうと思った時、本当に乗せてくれるか心配になります。
では、前もって、電車に乗る際のいくつかの知識を身に着けておきましょう。
まず、愛犬トイプードルは大人でも子どもでもなく、手回り品という位置づけの扱いになります。
動物が苦手でアレルギーのある乗客もいることに配慮をして、トイプードルの顔が出ないゲージにいれる必要があります。
もちろん、ゲージの大きさには規定があり、長さ70センチ以内で、長さ+幅+高さの合計が90センチ程度であることに加えて、ゲージとトイプードル合わせた重量が10キログラム以内のものと定められています。
おとなしいから問題ないと自己判断して、リードのままの乗車や、抱っこしたり(ドックスリンズ使用でも不可)、普通のリュックサックにいれて可愛いトイプードルの顔がちょこんと出ている状態では乗車することはできないということになります。
また、乗車後、駅の構内を出るまではトイプードルを外に出すことができません。
しかし、世の中には犬嫌いばかりではありません。
可愛いトイプードルがいるのが分かったら、「見せてください、触らせてほしい。」という乗客だっています。
飼い主としては、ぜひ見て、触って可愛がって欲しいと思ったとしても、ここは心を鬼にして外には出さないように耐えてください。
顔だけでもダメです。これはルールです。
また、電車に乗るトイプードルの気持ちも忘れてはいけません。
人間の子どもと一緒で、トイプードルもお出かけ(ゲージに入れる)前にはトイレをすませておきましょう。
トイプードルのなかには電車を楽しむ子もいれば、電車酔いをする子だっています。
そのことを踏まえて食事は乗車の約3時間前までに終わらせるように心がけます。
もし、電車酔いをする傾向があることが分ったら、動物病院の診断を受けて獣医から愛犬用の酔い止めを購入することができます。
とにかく、不慣れなゲージに入れられて電車に乗るのですから、不安だってあります。
万が一、吠えてしまったとしても、強く叱らず、可能であれば、一度電車から降りて気持ちが落ち着くまで辛抱強く待ってあげましょう。
また、ゲージの置き場所に気を遣いますが、みんなの邪魔にならないようにと考えて、網棚の上に乗せたりしないでください。
網棚には不安定なものを乗せることができません。
上から落ちてきてしまうことや、カートの中で用をたしてしまうことも予測して、高いところに置くのはやめます。
飼い主の近くの足元に置いてあげてください。飼い主の気配を感じることができればトイプードルも安心できます。
2.乗車料金は無料ではない?
JRでの手回り品(トイプードル)乗車料金は280円です。
無料ではありません。駅係員に手回り品の状態を確認してもらってから料金を支払って中に入りましょう。
その場でNGになることを避けるため、前もって駅係員に相談しておけるなら、当日あわてずにすみます。
3.ペットカートは本来ルール違反なのをご存じですか?
最近、ペットカートを使って電車に乗っている人を見かけることもありますが、実はこれはルール違反です。手回り品の既定の大きさを超えてしまうからです。
しかし、ケースとカートを分離できる場合は別であるという例外もあります。
ぺットカートを持ち込みたい場合はカート部分が折りたためることとケースが持ち込めるサイズか採寸を忘れずにしておきます。
では、ルールを守って、大好きなトイプードルと電車で同伴出勤や遠出のおでかけを楽しみましょう。