【トイプードルの育て方】ボール遊びができるようになろう!

ボールが好きな子は多いですが、ボールを飼い主のところまで持ってきてくれるようになるには訓練が必要です。
しかしトイプードルはとっても賢い頭を持っていますので、段階を踏んで教えてあげれば「とってこい」もきっと覚えてくれるでしょう。
ボール遊びは雨の日の室内の運動にもいいですし、ぜひ覚えせてあげましょう。

1.ボール遊びのしつけ方法


ステップ1:道具を用意する

・ボール
・大好きなおやつ

まずはボールと、ご褒美のおやつを用意します。
ボールは大きすぎない愛犬のくわえやすいサイズがいいです。

ステップ2:ボールに興味を持たせる

最初からボールが好きな子はこのままステップ3に進んで大丈夫です。

ボールに興味がない子は、ボールを軽く転がして興味を持たせます。

愛犬がボールに触れたらすぐにおやつをあげて、ボールで遊ぶといいことがあると思わせましょう。

ステップ3:追いかけさせる

ボールを転がして、追いかける素振りを見せたら、すかさずおやつをあげて褒めます。

ステップ4:ボールをくわえさせる

ボールを追いかけるうちに、愛犬がボールをくわえる瞬間があります。
その時に「とってこい!」と合図をして、呼び戻します。

もし戻ってこなかったとしても、そこで叱ったりせずすに、戻ってきてくのを待ちます。
ボールをくわえたまま近くによってきたらおやつをあげましょう。
繰り返していくうちに、ボールを飼い主のところに持っていく=「もってこい」だと愛犬も理解してくれるでしょう。

ここで叱ってしまったり、無理に持ってこさせようとすると、ボールで遊ばなくなってしまう可能性があるので注意です。

ステップ5:「ちょうだい」をする

犬が投げたボールをくわえて飼い主さんのところまで戻ってくるようになったら「ちょうだい」を使ってボールを回収しましょう。

投げたボールを持ってきたらすぐ「ちょうだい」と言ってボールを回収し、しっかり褒めながらおやつのご褒美を与えます。
慣れてきたら「2回ボールを持ってきたらおやつをあげる」というように少しずつおやつの回数を減らしていき、最終的には声かけだけで褒めるようにしていきます。

そして、少しずつ遠くへ投げ、距離を伸ばしていきましょう。

2.お悩み別対処方法



基本的なしつけの流れをご紹介しました。
しかし、なかなかこちらが思うように動いてくれないのがワンちゃんのしつけの難しいところ。
トントン拍子でうまくいけば苦労しません。
ここの章では、それぞれのお悩み別の解決法をご紹介します。

(1)ボールを追いかけない

→おもちゃを変えてみよう

ワンちゃんにも好みがあります。
今遊んでいるものに魅力を感じないのかもしれないので、思い切って変えてみましょう。
音のなるボールや、においのついたボール。
ボールでなくても、風でとぶフリスビーや、縄状のおもちゃでもいいかもしれません。
また、枝や松ぼっくりなど、自然のものが好きな子もいます。


もしくはボールからおやつが出てくるおもちゃもあるので、ボールに興味を持ってもらうきっかけに試してみるにもいいかもしれません。

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(2)ボールを追いかけたまま帰ってこない

→リードをつけたまま練習する

ボールをゲットしたらそのまま一人遊びに夢中になってしまう子もいます。
そういった場合は、とってくるのを覚えるまで、リードを使いましょう。
 
①1mくらいの距離の場所にボールを投げる。
②愛犬がボールをくわえたら「とってこい』と言い、ボールを咥えている状態でリードをたぐりよせる。

たぐり寄せて、傍に来るまでボールを咥えている事が肝心です。
③側に来たら、いきなり取り上げるのではなく、くわえさせたまま、頭を撫でて大げさに褒める。
④ここで『ちょうだい』と言い、ボールを回収します。
⑤できたら思い切り褒めておやつをあげます。
⑥距離をのばしていきます。

(3)おもちゃを離さない

→「ちょうだい」の練習だけさせる

持ってきてくれてもおもちゃを離さなかったり、渡さなかったりするワンちゃんにはどうしたらいいのでしょうか?
おもちゃに執着するワンちゃんは、まずはおもちゃを離す練習をする必要があります。

おもちゃを愛犬に渡す
②優しく「ちょうだい」と合図をします。
③愛犬がおもちゃを話したら、大げさに褒めて、おやつをあげます。
④もし全然離してくれない時は、ひっぱりあいっこをしている時に「ちょうだい」と合図をしながら、おやつを見せて気をひかせる。
⑤おやつに気をとられてアゴの力が弱くなったら、おもちゃを回収し、褒める。
⑥繰り返す。

こうしていくことで、「ちょうだい」という合図が「おもちゃを離す」という行動とセットになっていきます。

3.しつけをする時の注意点



(1)合図は家族で統一する


指示の内容は同じだとしても、お母さんは「とってこい」、お父さんは「もってこい」、お兄ちゃんは「GO」だと、愛犬も混乱してしまいます。
家族でボールを投げたときは「とってこい」にして、ボールを回収するは「ちょうだい」と、必ず統一しておくことが大事です。

(2)引っ張り合いっこで、いつも負けてしまうのはNG


「ちょうだい」と言ってもボールを離さないからと言って、強引に愛犬から奪い取るのはいけません。
しかし、引っ張り合いっこになっていつも飼い主さんが負けてしまうのは、もっといけません。
何故ならば、いつも飼い主さんが根負けして負けてしまうと「自分の方が上だ」「わがままが通る」と愛犬が思ってしまい、他のしつけもうまくいかなくなってしまう可能性があるからです。
もしボールを離してくれないならば、ステップを戻して基本的な「ちょうだい」から始めるのが賢明です。
これまで出来ていたのに、いきなり離してくれなくなった場合は、遊びを中断してしばらく無視しましょう。
「わがままを言うと遊んでもらえなく」ということを認識させるのも大事です。

(3)ドッグランではボール遊びをしない


せっかくボール遊びを覚えたのだから、ノーリードが許されるドッグランでやってみたい!と思うかもしれません。
しかし、ドッグランでボール遊びをするのは基本的に禁止されています。
大勢のワンちゃんでひとつのボールを奪い合い、喧嘩やトラブルに発展する可能性があります。

したがって、ノーリードの場合は家の中か、もしくは野外の場合はリード付きで遊んであげましょう。

まとめ

ボール遊びは犬にとっても飼い主にとっても素敵なコミュニケーションの場です。
これは毎日やってあげられればストレスもたまりにくく毎日楽しく過ごす事ができるでしょう。
そして沢山走って遊ぶことは健康の為にもいいので、続けてあげましょう。
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