ヨークシャテリアを飼う前に知っておきべきこととは?

かわいいヨークシャテリアが家に来る!と思うだけでわくわくしますよね。
いざワンちゃんをお迎えした時に「そんなの知らなかった。」「準備しておけばよかった」ということにならないように、事前に知っておくべきことや、揃えておいた方が良いものを解説します。

1.費用を再確認しよう

まずはお金のこと。大事ですよね。
犬を飼うということは、家族がもう一人増えるということです。
今一度、経済的に無理がないか見直してみましょう。

(1)初期費用

犬を飼うために必要な費用

※上の図は15万円の子犬を購入した際の見積もりです。 初期にかかる出費は、大きく分けて
  1. 保健所への登録費用
  2. 動物病院の医療費
  3. 生活必需品
  4. 仔犬代
がかかります。
平均的な初期費用は¥205,500です。

(2)年間の飼育費用

ヨークシャテリアの年間飼育費用

まずはエサ代ですが、一ヶ月に約5000円が平均的な出費といわれています。
年間費用には、エサ代の他に医療費(ワクチン代)やヨーキーの被毛を整えるトリミング代が入ります。
健康な場合でも一年の医療費は約34,000円かかります。
病気をしてしまうと更にかかってしまうので、ペット保険にはいっておくのもよいでしょう。

(3)生涯育てるのにいくらかかるか


ヨークシャテリアの寿命は約14歳といわれていますので、年間費用に寿命をかけると、およそ280万円です。
今回は見積もりにふくまなかった服やおもちゃ、おでかけ代や、旅行の時に預けるペットホテル代などを加算するともっとかかることになります。
ヨークシャテリアは月に一度のトリミングがあるので、他の小型犬よりも少し費用がかかるかもしれないですね。

詳しい内訳はこちらをご覧ください
ヨークシャテリアを飼うにはいくらかかるの?飼育費用について。

2.ペットを飼える環境か

室内

  • ペット可の物件かどうか。
  • 引っ越しの予定はないか。
  • 旅行や出張の時は、愛犬を預けられる場所はあるか。
  • 家族全員がペットを飼うことに賛成しているか。
最近はマンションでもペット可のところが増えてきました。
しかし依然として不可の物件もあります。
秘密で飼うと近隣住民とのトラブルに発展したり、どうしても手放さなければなったりと、愛犬に悲しい思いをさせかねません。
そこはきちんと確認と了承を得ましょう。

そして犬はとてもデリケートな生き物なので、引っ越しの頻度が高いとストレスになります。
もし引っ越した先でもペットが飼えるのか。そこまで考えておきましょう。

家族全員が犬を飼うことに賛同していることも重要です。
事前に家族全員、犬アレルギーではないか検査をしておきましょう。

3.病気になっても看取る覚悟はあるか

眠そうなヨークシャテリア

ヨークシャテリアが特別病弱で病気にかかりやすいというわけではありませんが、膝蓋骨脱臼、門脈シャント、気管虚脱、水頭症、歯周病など、かかりやすい疾患はあります。
そして愛犬は必ずあなたよりも先に年をとって、寿命を迎えます。
病気になっても、老犬になっても介護する覚悟はあるのか、今一度家族で意志の確認をしましょう。

4.かかりつけの動物病院を見つけておこう!

ブラッシングする犬
愛犬の健康のためにも、定期的に健康誌身代をしたり、気軽に相談できる地域のホームドクターを見つけることはとても大事なことです。
良い動物病院の基準は以下のことを参考にしてください。
  1. 家から無理なく通える範囲
  2. 受付・診察室に清潔感がある
  3. 獣医さんが症状や薬の説明を、分かりやすく説明してくれること。
  4. こちらの質問をめんどくさがらずに、丁寧に回答してくれること。
犬を飼うにあたりワクチンの摂取や予防薬を処方してもらわなければいけません。
そのためにもいつでも通うことができる病院を見つけておきましょう。
自宅の周辺の方が急性の病気が引き起こった際にも早急に対応できますし、交通の面でも気軽に利用しやすくなります。
またヨークシャテリアはトリミングが定期的に必要となるため、トリミングサロンが病院と系列しているような病院を見つけられると、尚良いでしょう。

ペットライフから家の近くの動物病院を探すと便利です。
是非利用してみてください。

5.子犬の頃から社会に慣れさせよう!

犬の社会化が大事
  • 生後3カ月までに、他の犬や、飼い主以外の人に会わせることで、様々な環境に適応できるようになる。
  • とにかく外の世界に触れさせる機会を増やしてあげることが重要。
犬の最初の1年は、人の18年分に相当します。
1歳までの経験がとても重要だということを覚えておいてください。

犬は生後三ヶ月くらいまでの間の社会化期という、好奇心が旺盛で様々なことを吸収しやすい時期があります。
この時期を越してしまうと、警戒心が上回ってしまい、新しいものに出会った時に「なんだろう。近づいてみよう」よりも「こわい!自分を守らなくちゃ」という反応に変わってしまいます。

したがって、社会化期により多くの犬や人、環境に触れることが何よりも大事なのです。
様々な人・犬・環境に慣れさせることで、成犬になってからも一緒に安心してお出かけをすることができます。

最近では、動物病院が主催して行われる地域の子犬たちが触れ合うパピーパーティーや、様々な犬種の犬と遊んだり、トレーナーがしつけを教えてくれる犬の幼稚園というサービスもあるので、積極的に参加させてあげるとよいでしょう。

6.いつからしつけを始めるか

ヨークシャーテリアの仔犬
子犬のしつけは家から来た日からスタートします。

(1)サークルやケージの中に慣れさせる

まずは訓練よりも、お家が安心できる場所だと認識させることが大切です。
遊んであげたい気持ちは山々だと思いますが、子犬の仕事は寝ることです。
毎日15分くらい遊んであげたら、それ以外はそっとしてケージの中でのんびりさせてあげましょう。

ケージを置く場所は、リビングなどの人が集まるにぎやかな場所が良いです。
そこで家族のにおいや声に慣れてもらいます。
この時に、夜泣きをしたりするかもしれませんが、ここで構ってしまうと将来的に分離不安という精神不安になってしまうので、あまりおすすめしません。
そっとして、ケージが自分の安らぎだということと、放っておかれても飼い主さんが、時間をおいて構ってくれるという我慢を覚えさせます。

(2)トイレトレーニング

最初はサークルやケージの中、全面にペットシートをひき、どこにおしっこやうんちをしてもいいようにします。
ペットシートの上に排泄をしたら褒めます。
1週間くらいすると、7:3くらいの割合で排泄をする傾向のある場所ができてきます。
そしたら、その場所だけにペットシートを敷いて、そこに排泄をしたらすぐに褒めます。
失敗したら叱るのではなく、成功したら即座に褒めることがポイントです。

(3)体の色々なところを触る

体中を優しく撫でたりマッサージしたり、抱っこすることを毎日少しずつ何回も繰り返します。
静かに足の指、耳、口の中を見ながら、将来トリマーや獣医に体を触られても気にせずいい子でいられるよう練習しましょう。

噛んでしまっても、叩いたり大きな声を出してはいけません。
子犬があなたの手や足に歯を当ててしまうたび、遊びや構うことをすぐに中止してください。あなたの声で歯が当たったことを伝え、サークルやクレートへ子犬を戻し、子犬から離れ見えないところへ移動しましょう。30秒待ってから、何事もなかったかのように穏やかな遊びや構うことを再開します。このルールをしっかり守れば、子犬は歯を当てずにあなたと楽しく遊べることを学ぶことでしょう。

まとめ

いかがでしたか。
お金の事、病気のこと、しつけのことを中心に紹介しました。
こうして読んでみると大変そうだなぁと心配になるかもしれませんが、ヨークシャテリアとの時間はお金には変えられないかけがえのないものになるでしょう。
是非まわりの人ともお財布とも話し合い、幸せなペットライフを過ごしてください。

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