そんな大切な愛犬のトイプードルが迷子になった場合には、どのような対応を取ればいいのでしょうか。
迷子になったときに取るべき行動を解説します。
1.至急連絡するべき場所3つ
(1)保健所・動物管理センター
迷子犬を保護した人が通報している可能性や事故で持ち込まれる場合があります。
いなくなった場所や犬種など、愛犬の情報と、自分の連絡先を伝えます。
手紙やメールで愛犬の写真を送るのもよいでしょう。
センター側も一日に何件も問い合わせがあるので、案件が埋もれてしまうかもしれません。
迷子になった愛犬が2~3日経っても発見されていない場合は、必ず数日おきに連絡を入れておきましょう。
また、交通事故に遭って亡くなっていた場合は、遺体は清掃局に引き取られるので、念のため清掃局へも連絡しましょう。
全国の動物保護センター
(2)交番・警察署
トイプードルの場合は捨て犬と判断されずらいので、交番で一時保護されている可能性があります。
交番や警察署に保護されると、犬は遺失物として記録されているので、どの保健所へと送られているかを把握できます。
保護された直後であれば交番や警察署に留まっている可能性もあります。
すぐに交番や警察署に連絡すれば愛犬を見つけやすいはずです。
交番にはポスターを持参しましょう。
まず訪ねた交番の受け持ち範囲を確認してください。
その後、隣接する区域の交番にもポスターを持参します。
こうすることで捜索範囲を拡大できるのです。
範囲が広がれば発見したという情報も得られやすくなります。
親切な人が駐在する交番では隣接する区域に連絡を取ってくれる場合もありますから、交番には訪れた方が良いでしょう。
ネットで落とし物検索もできますが、犬の場合は急を要するので電話の方がいいでしょう
警視庁 会計課 遺失物センター 電話:03-3814-4151 ネット落とし物検索 |
(3)動物病院
3つ目は動物病院です。
動物病院は動物に関わっている人が集まっている機関ですから、情報が集まりやすいです。
事故にあって治療を行われている可能性を考えれば獣医師の方に話を聞いてみるのは良い手段だと言えます。
動物病院に連絡を取る場合は後日ポスターを貼らせてもらえるように頼むのを忘れないようにしましょう。
2.チラシを配る
愛犬が行きそうな範囲にチラシを貼りましょう。
近所の動物病院、町内の掲示板、ゴミ収集所、スーパー・コンビニ、美容院、ペットショップなどが挙げられます。
公共の場は張ってもいいか許可をもらいましょう。
また、子供の方が目線が低いので動物を見つけやすく、チラシを張る高さは、子供にも見てもらえるように、大人の目線よりも下の高さに張るのがポイントです。
・迷い犬のチラシの作り方
効果のでやすいチラシの作り方も覚えておきましょう。
ポイントをまとめました。
- 写真を中心に分かりやすく張る
- トリミングで印象が変わる子は、トリミング前の写真も張る
- タイトルは「探しています」といった分かりやすいものを大きい文字で書く
- 飼い主の名前は、仮名にしておく
- いなくなった時間と場所を記載する
- 犬のてがかりとなる特長を書く
見つけて欲しい気持ちが大きいと、たくさんの情報を書いてしまいたくなりますが、情報量があまりにも多いと読んでもらえないので、注意しましょう。
また、こういったチラシは、いたずら電話がかかってくることも多いので、個人情報保護のためにも仮名にしておくことをおすすめします。
チラシの大きさはB5かA4が使いやすいでしょう。
貼ることや配ることを一人で行う場合はB5の方が扱いやすいかもしれません。
迷い犬のテンプレートを無料で配布しているサイトです。参考にしてみてください。 |
3.ネットで調べる
Face BookやTwitterで情報を募ったり、迷い猫・迷い犬掲示板で探す方法もあります。
こういった場所に掲載されている情報も調べてみる価値があるでしょう。
ネットで調べる場合には掲示板を利用するのも良いです。
掲示板ではトイプードルの特徴や迷子になった場所を書き込んで情報を求めることができます。
サイトによっては都道府県別で情報を収集できるものもありますから、有効に活用してみてはいかがでしょうか。
ネットを利用することで捜索の範囲は大きく広げることに繋がります。
捜索範囲が広がれば多くの情報を仕入れることができますし、親切な人であれば捜索を手伝ってくれる人がいる可能性も考えられます。
人手を増やすことができれば、トイプードルの早急な発見を実現できるかもしれません。
ただ、ネットには多くの情報があるので、情報を集めやすい特徴がある反面、真実ではない情報を書き込む人がいるのも事実です。
そうした誤った情報を切り捨てるのも大切な行動の1つでしょう。
4.迷子になる前にマイクロチップの装着を!
・直径2㎜、長さ約8~12㎜の円筒形の小さなチップを犬の体に埋め込む
・埋め込むことでの事故や副作用はなく、体に安全
・犬に専用のリーダーをかざすと、「飼い主の名前、住所、連絡先、識別番号」が分かる
・動物病院で3500円~6500円前後で装着できる
海外では装着が義務化する国が増えている「マイクロチップ」
近年日本でも愛犬に装着する飼い主さんが増えています。
首輪につける迷子札だと紛失してしまう可能性がありますが、マイクロチップならば体の中なので情報が消えてしまうことがありません。
もしもの震災や迷子でも、飼い主さんのもとへ帰ってくる確率を各段に増やしてくれます。
時々、マイクロチップは「携帯から愛犬がどこにいるか見えるもの」と勘違いされる方がいますが、マイクロチップは専用のリーダーをかざして情報を見る必要がありますし、GPS機能がついているものは存在しないので、間違えないようにしましょう。
マイクロチップを装着しているからといっても愛犬から目を離さないようにしましょう。
マイクロチップは動物病院で獣医師さんが装着してくれます。
家の近くの動物病院を探すにはペットライフが便利です。
まとめ
いかかでしたか。トイプードルは捨て犬だと思われにくいので、保護されやすいかもしれませんが、早く見つけてあげないと交通事故に巻き込まれてしまう可能性もあります。
あらゆる手を尽くして、見つけ出してあげましょう。
また、迷子になってしまった時に見つけやすくするマイクロチップを事前に埋め込んでおくのも、迷子対策には有効です。