犬のシャンプーの頻度~年齢や犬種、飼う場所によって変わります

実は犬の年齢や飼い方によって、お風呂の頻度が変わることを知っていますか?お風呂は体を清潔に保つために必要不可欠ですが、犬にとってはストレスと成り得ます。室内犬と室外犬、子犬と成犬のように犬によって適切なお風呂の頻度が異なります。今回はさまざまなパターン別にベストなお風呂の頻度を紹介するので、是非参考にしてください。

★1.飼う場所での目安

・室内犬は2~3週間に1度

室内犬は1日のほとんどを室内で過ごすので、室外犬と比べて汚れにくい環境下にあります。適度に体を洗うことは汚れや余分な皮脂を落とすために必要ですが、お風呂に入り過ぎると逆に皮膚を傷付けてしまいます。皮脂は乾燥や外的刺激から体を守るバリアの役割があるので、適量であれば必要です。過度なお風呂は体にとって必要な皮脂まで洗い流してしまいます。

室内犬は散歩中、明らかに汚れてしまったというケースを除いてお風呂は2~3週間に1度の頻度で構いません。あくまでも目安の期間なので、犬が痒がっている時は早めに入れてあげましょう。それほど痒がっていない時は、月に1度のペースでも大丈夫です。

・室外犬は1~2週間に1度

一方の室外犬は室内犬よりも汚れやすい環境で過ごしています。見た目はそれほど汚れていなくても日頃接している地面には、数多くの細菌や虫が存在します。皮膚は非常に汚れた状態になっていることが多いので、1~2週間に1度はお風呂に入れてあげてください。汚れた状態が続くことは犬にとって多大なストレスとなります。室外犬は室内犬よりも自由な時間が少なく、ただでさえストレスを抱えやすいので定期的に汚れを取り除くことが大切です。

★2.年齢での目安

・生後6か月前の子犬はふき取りにしよう

産まれたばかりの子犬は皮膚が未完成で、免疫力が低い状態です。そのためお風呂に入れる場合は生後3か月以降にしましょう。生後3か月になれば皮膚の免疫力もある程度高まっているので、お風呂に入れることができます。幼い頃からお風呂に慣れさせておくと成犬になった時に嫌がらず、早い段階でお風呂に入れることも大切です。

しかし、子犬は成犬とは違ったお風呂の入れ方をします。犬にとって湯船に浸かることやシャンプーで洗われることは大きなストレスとなり、さまざまなストレスが重なると警戒心を強めます。特に飼い始めてすぐの頃は、まだ飼い主に慣れていない状態なのでお風呂は控えた方が良いでしょう。生後6か月前の子犬は濡れたタオルやガーゼで体をふき取る、簡易的な洗浄で大丈夫です。ストレスを与えず体を清潔に保つことができ、皮膚病や感染症予防にも繋がります。

子犬でもお風呂に入れる状態なら洗面器など小さな容器に35度前後のお湯を溜めて、まずは湯船に浸かることへ慣れさせます。お湯を手ですくって背中へかけ、10分程度浸かればお風呂は終了です。子犬の頃は過度な洗浄をしているケースが多いので、ストレスを与えないように簡単なお風呂に入れることがポイントとなります。

・成犬はシャワーだけなら毎日でも可

成犬の皮膚は免疫力の高い状態を維持できるので、シャワーだけなら毎日入れても構いません。犬の状態を見て痒がっているタイミングでシャワーをしてあげると、ストレスのない清潔な状態を保てます。人間にとって適温でも犬には熱いと感じることもあるため、お湯の温度は30度前後にしてください。犬によって適温は異なるので、その子に最も適した温度を探してみましょう。お風呂は老犬にとって非常に体力を消耗するため、濡れたタオルでふき取る方法が最適です。

迷子犬や捨て犬を引き取った場合は子犬の頃にお風呂へ入る機会がなく、お風呂を極度に嫌う子もいます。そんな時は子犬の入れ方と同じように、お風呂へ徐々に慣れさせていくことが大切です。まずは湯船に浸かる、次にシャワー、そしてシャンプーといった流れで1つ1つ段階を踏んであげると次第に苦手意識が薄れていきます。初めてのお風呂にも関わらず一気にシャンプーまでしてしまうと警戒心を抱き、次にお風呂へ入れることが困難となります。お風呂へ入った後はおやつをあげて「お風呂はおやつが貰えること」と認識させるのがコツです。

濡れたままだと細菌が繁殖してしまうので、お風呂へ入った後はタオルとドライヤーを使ってしっかり乾かす必要があります。犬の皮膚は人間よりも薄いため、できるだけドライヤーを離した状態で乾かしてあげましょう。子犬の時は特に温度やドライヤーの距離に気を付けて、負担をかけないように注意が必要です。十分乾いた状態にしないと風邪をひいてしまうので、冷える時間帯には入れないようにすることもポイントとなります。

★3.気を付けたいシャンプーの話

・人間のシャンプーは犬に刺激過多

人間用のシャンプーは犬にとって刺激が強過ぎるため犬の年齢を問わず、使用しないでください。刺激性が低く洗浄効果もある犬用シャンプーが販売されているので、そちらを購入することが重要です。

・シャンプーは10日~2週間に1回程度でOK

これまで述べてきたのは湯船に浸かる、またはシャワーだけの頻度となります。成犬の場合、シャンプーは10日~2週間に1回程度が最適です。目立った汚れがなければ、月に1回でも問題ないでしょう。

・毛が長い犬種はシャンプー頻度を多くする

犬種によってシャンプーの頻度が異なります。ゴールデンレトリバー・柴犬といった比較的毛が長い犬種は、汚れが溜まりやすいので定期的にお風呂へ入れる必要があります。毛がカールして汚れが付着しやすいトイプードルも、定期的にシャンプーすることが大切です。一般的には月に1回のシャンプーを、月2回程度にすると良いかもしれません。
逆にチワワ・フレンチブルドッグといった短毛の犬種は月に1回は湯船に浸かる、または濡れたタオルで体を拭くだけにして2か月に1回のシャンプー程度で大丈夫です。目立った汚れがある時はすぐに気付くことができ、汚れが溜まりにくいので頻繁にお風呂へ入れる必要はありません。

・犬用シャンプーを使おう

犬用シャンプーは主に石油系・アミノ酸系・石けん系の3種類です。石油系は洗浄力が高いものの刺激が強過ぎる可能性があるため、シャンプーの頻度が多い犬や皮膚の弱い犬には向いていないと言えるでしょう。アミノ酸系は保湿力が高くて刺激性も弱いので、敏感肌の犬にも使えます。石けん系は高い洗浄力と体に安全な成分を兼ね備えていますが、犬によって好き嫌いが分かれるタイプです。
デリケートな部分が多い顔にシャンプーが付いている状態を短くする、このポイントを意識して洗浄することがコツとなります。洗浄する時はお尻の方から体、顔という順番にすればストレスを軽減できます。洗い流す時は逆に顔から始めて体、お尻という順番が適切です。声をかけながら優しくマッサージするように洗ってあげると喜びます。

犬は年齢によって皮膚の状態が異なるので子犬・成犬・老犬、それぞれ適した洗い方をしてあげることがポイントです。犬種や飼い方で汚れやすさも違うため、日頃から犬の汚れ具合を確認することが非常に重要となります。過剰な洗浄は皮膚を傷付ける恐れがあり、正しい知識で清潔な体を保ってあげましょう。

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