犬にトリミングって必要?料金や時間は?行く前に知っておくべき5つの事

犬のトリミングには見た目を良くするためだけではなく、犬がより日常生活を送りやすくする目的もあります。ここではトリミングが必要な犬種やトリミングの料金・かかる時間などについて、詳しくお伝えします。

■トリミングが必要な犬種とは


トリミングが必要な犬種は、「シングルコート」と呼ばれる種類の犬です。犬は「シングルコート」と「ダブルコート」の犬に分かれます。犬の毛は「上毛」と「下毛」に分かれており、シングルコートとダブルコートではこの上毛と下毛の生え方が異なります。

ダブルコートの犬で代表的なのは、コーギー、柴犬、ポメラニアンなどの犬種です。季節の移り変わりにしたがって下毛が生えたり抜けたりする種類で、毛の生え方を変化させることで体温調整をサポートします。こうした種類の犬の毛は勝手に抜けていくので、トリミングをしなくても問題ありません。

シングルコートの犬で代表的なのは、プードルやシーズー、マルチーズなどです。被毛のうちほとんどが下毛で、上毛も生えてはいますがごくわずかです。シングルコートの犬の下毛は抜けにくいため毛の処理に追われるようなことはほとんどありませんが、代わりに毛が伸び続けてしまうため定期的にトリミングを行い、毛の長さを整えて衛生面を保ち、清潔感のある見た目にしてあげることが必要です。

■トリミングでしてくれること

トリミング自体は伸びてしまった犬の毛をカットすることを指しますが、多くのペットサロンではカットの他にもさまざまなサービスを行っており、セットコースとして飼い主さんに提供しているところが多いです。トリミングを行うペットサロンでできることについて詳しくお伝えします。

●トリミング

トリミングでは、全体的に被毛をカットして見た目を整えます。また、足の裏の毛を短くカットしてフローリングの上を歩いても滑らないようにしたり、肛門周りの毛を短くカットして排泄の時に汚れにくくしたりするなど、毛が伸びていることが原因で犬の日常生活を妨げることがないようにすることもトリミングの大切な役割です。

●シャンプー

ペットサロンでは、トリミングと一緒にシャンプーなどのグルーミングを行ってくれるセットコースがあるところも多いです。自宅でシャンプーをすると準備から乾かす作業までをすべて自分で行わなければならないのでかなり大変ですが、そうした作業をすべてお任せできるので非常に楽です。

プロが丁寧にチェックしながらシャンプーしてくれるので、ノミやダニなどの早期発見につながる場合もあります。経済的に余裕がある方は、シャンプーまでやってもらえるコースを選ぶのがおすすめです。

●爪切り

自宅で行う犬の体のお手入れの中でもかなり苦戦するポイントは、爪切りではないでしょうか。子犬のころから爪切りに慣れさせている犬であればそれほど怖がらずに身を委ねてくれますが、犬によっては暴れて爪を切らせてくれないこともあります。どうしても自分で爪切りが上手にできないという場合は、サロンのサービスを利用してプロの方にお願いしましょう。

●肛門腺絞り

犬の肛門付近には、肛門腺や肛門嚢といった器官があります。これは、犬が人に飼われることなく野生で暮らしていた頃に、肛門から悪臭を噴射することで外敵から身を守ったり、自分のテリトリーを示すときに使われていた器官です。

通常は排便時に自然と排出されるものですが、犬種や年齢によっては自力で肛門腺からの分泌液を排出できない犬もいます。分泌液が排出されないままになっていると肛門嚢が炎症を起こしてしまうこともあるので、定期的に肛門腺絞りを行って分泌液を排出する必要があるのです。

サロンによってはこの肛門腺絞りまで行ってくれるところもありますので、トリミングのついでに頼んでみてはいかがでしょうか。

この他にも、耳掃除や歯磨き、スパサービスなどを行ってくれるペットサロンもあります。自分ではなかなかできなかった犬の体のケアをしてもらう絶好の機会ですので、有効に活用しましょう。

■料金の目安

トリミングの料金は、犬の大きさなどによって大きく異なります。サロンによって料金はまちまちですが、小さな犬ほど料金が安い傾向があり、大きな犬種になればなるほど料金は高額になります。

チワワやポメラニアン、シーズーなどの小型犬は4000円~6000円、中型犬で7000円~9000円、大型犬では10000円以上かかる場合もあります。行く予定のペットサロンの公式サイトなどを事前にチェックし、自分の犬の犬種の場合はどれくらいの料金がかかるかを把握しておきましょう。

■時間の目安

トリミングにかかる時間も、トリミングを受ける犬やペットサロンによって異なりますが、シャンプーとカットを両方行った場合、小型犬で2~3時間、中型犬で3~4時間ほどかかる場合が多いです。大きな犬であればそれ以上の時間がかかる場合もありますし、トリミングに不慣れな犬でカット中に動いてしまい、より慎重な作業が必要な場合はそれ以上時間がかかる場合もあります。ペットサロンへ行く日はスケジュールを詰め過ぎず、時間にゆとりを持っておくことが大切です。

■行く前の準備と知っておくべき事

① 毛玉が多いと別料金?!

毛足の長い犬は、ブラッシングを怠るとすぐに毛玉ができてしまいます。毛玉がたくさんできている状態の犬をトリミングするとハサミやバリカンに毛玉が引っかかってしまい機材の破損させてしまう可能性がある他、スムーズな施術ができず犬自身の体を傷つけてしまう危険性もあります。そのため、ペットサロン側では毛玉がたくさんできている犬をトリミングする際は、通常料金に毛玉対応料金が加算される場合が多いです。日頃からこまめにブラッシングをし、毛玉を作らないようにしましょう。

② 老犬には負担が多い

前の項目で解説した通り、シャンプーやトリミングなどの施術を受けさせる場合は何時間もペットサロンに犬を預けたままの状態になります。そのため、高齢になってストレスに弱くなった老犬にトリミングなどの施術をサロンで受けさせると体に大きな負担がかかってしまうことも考えられます。どんな犬にも日々のケアは大切ですが、老犬の場合は特にブラッシングなどのお手入れを念入りに行って少しでも施術がスムーズに進むようにし、サロンに預ける時間をできるだけ短くするようにしましょう。

③ 子犬の頃から連れていくと慣れやすい

どんどん成長する子犬は被毛もすぐに伸びます。ペットサロンに慣れさせるためにも、子犬の頃からトリミングに連れていくとよいでしょう。ワクチンの接種が完了した生後3か月~4か月くらいのタイミングからトリミングが可能な場合が多いですので、サロン側に事前に確認をしてからトリミングを受けさせましょう。

④ 放っておいて伸びる場合は全身カット

シングルコートの毛が伸びやすい犬種の犬は、放置するとどんどん毛が伸びてしまいます。全身カットをオーダーし、全身を一気にすっきりさせるのがおすすめです。日頃からブラッシングをしっかりと行い、毛玉ができないようにしておくことでスムーズに全身カットができるようにしておきましょう。

⑤ トリミング料金には地域差がある

前の項目でトリミングの料金についてお伝えしましたが、地域によって料金は異なります。一般的に都市部にあるペットサロンの方が料金が高く、郊外・地方のペットサロンは比較的安い料金でトリミングができる場合が多いです。インターネットなどで自分が住んでいる地域の料金相場を確認しておきましょう。

まとめ

犬のトリミングは費用も時間もそれなりにかかるものではありますが、自宅で行えないケアをまとめて行うことができる貴重な機会でもあります。ペットサロンを上手に活用し、愛犬の可愛さと健康を維持してあげましょう。

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