【トイプードルのお悩み】野菜は必要?食べてもよい野菜といけない野菜

飼い主さんの食事中にトイプードルから「おねだり」される経験はありませんか?
かわいい目で「ちょうだい」と見つめられると、つい与えたくなってしまいますよね。
しかし、やみくもに何でも与えてしまうのは危険です。

基本的に犬に与えても良い食べ物は味付けなどをしていない、素の状態の食材です。
素の食材ならなんでも与えていいかというと、そういう訳でもありません。
犬によってはアレルギーがある子がいたり、もともと犬の体には毒となる食材もあります。

与えても平気かな?と判断しかねるものは与えないことがベストです。
今回は野菜についてご説明します。

1.犬に野菜が必要なの?



・野菜をとることでうんちの量が増え、便秘を予防することができる。
・ごはんの腹持ちがよくなる。
・小腸内の細菌バランスを調整してくれる。

犬も人間と同じ雑食動物ですが、肉食に近い体のつくりをした雑食動物です。
犬の腸は繊維を消化するようにできていないので、野菜類の消化率は低いです。
しかし犬の体内で消化されないということは、実は都合の悪い事ばかりではなく「消化されない」からこそのメリットもあります。

最近の研究で少量の食物繊維は犬の腸管の健康に役立っていることが分かりました。
犬はビタミンを自分の体で形成することができる動物ですので、栄養面という観点から野菜を食べさせる必要はないのですが、腸内環境はよくしてくれるということです。

2.与えていい野菜の量は?



・ドッグフードの上に小さく切った野菜を2~3欠片いれる。


野菜は「犬のお腹に良い」ということが分かりましたね。
しかし大量に食べると腸内細菌によって発酵されてガスが溜まりやすくなります。
与えすぎには注意しましょう。
特にトイプードルの様な小型犬は腸も短いので、人間にとっては一食分でも、犬にとっては一日分くらいの量かもしれません。
小さく切った野菜をいつものごはんとトッピングくらいに与えてみて、うんちを観察し、大丈夫そうであれば続けるのがよいでしょう。
ダイエットをしている子は、エサを減らした分、野菜を少し増やすといいですね。
 

3.与えてもいい野菜


犬に与えていい野菜は上の表を参照してください。

犬の中には野菜は食べない子もいたり、アレルギーがある場合などもあるので、与える時は少量からスタートしてくださいね。
もし与える事を不安に感じるようであれば与えないことも大切です。

うんちがゆるくなったり、便秘になるなど変化が出た場合は与えるのを止めてください。
心配な部分は信頼できる獣医さんに相談してみましょう。

4.トイプードルにあげてはいけない野菜とは?

犬は人間とは違い、どんな野菜でも食べていいわけではありません。
気をつけないと命にかかわることにもなりかねませんので、しっかりと把握しておいてください。
トイプードルは体が小さいので、少量でも食べてはいけない野菜を食べるとすぐに体調を崩したり、場合によっては命を落としてしまうこうともあります。



愛犬の健康のためと思って食べさせたのに、逆に毒になってしまうケースが多々あります。

犬に食べさせてはいけない野菜の代表格がタマネギや長ネギなどのネギ類です。
ネギ類に含まれる成分が愛犬の赤血球を破壊してしまい、重度の貧血(溶結性貧血)を起こしてしまいます。
犬の体質によってはほんの少量でも命を落としかねませんので気を付けてください。ニンニクやエシャロット、ラッキョウなどもネギの仲間ですから注意が必要です。

また、散歩の途中などに道端に生えているノビルなどを食べないように細心の注意をはらってください。
銀杏なども、生で食べると中毒の危険性があります。
食べさせたことがあるけど、なんでもなかったから大丈夫と思わずに、その時はたまたま運が良かっただけと思い、今後は絶対に与えないようにしてください。

まとめ

おすそわけをかわいい顔でおねだりされた場合、それが与えても良いものか悪いものかをしっかり判断することは、飼い主さんの責任です。
与える場合は、消化しやすいように細かくする、素の食材を与える、人の嗜好食品は絶対に与えないということを覚えて置いてくださいね。

また、すべてのわんちゃんが、食べても良いというわけではありません。
持病がある子やアレルギーがある子は与えても良い食材の中にも与えてはいけないものもあります。

与えたことで異変が現れた場合は、直ちに動物病院へ行ってください。
その際、何をどれくらい与えたかをしっかり説明できるようにしておきましょう。

すぐに相談できる病院を作っておくと、万が一の時も安心です。

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