猫が好きな私がなぜ猫アレルギーに?原因、症状と治療法を知る

猫と遊んでいたら目が充血して来たり、風邪でもないのにくしゃみが出て鼻水が止まらなくなりといった症状が出たら、それは猫アレルギーかもしれません。猫アレルギーの人はどんなに猫が好きでもさまざまな症状が出てしまって大変です。ここでは、猫アレルギーの発症する原因、症状、解決方法について紹介していきます。これから猫を飼おうとしている人や、猫を既に飼っている人の参考になれば幸いです。


★猫が好きかどうかは猫アレルギーに関係ない


そもそも猫アレルギーは猫の好き嫌いとは全く無関係です。猫が大好きでもアレルギーが発症する可能性がありま猫アレルギーになるのには原因がきちんとあるのです。


★猫アレルギーの原因とは


アレルギーとは、身体の中に侵入してきた異物に対して身体の免疫系が排除しようとして過剰に働きすぎて、逆に体調不良になる症状のことです。猫が発するアレルゲンは人間にとって異物にあたりますので、人によってはこのアレルゲンに身体が過剰反応してしまうことがあります。これが猫アレルギーです。しかしながら、猫アレルギーを示す人もいれば示さない人もいます。この違いはどこからくるのかというと、それは体質の問題です。実は免疫系の反応というのは人それぞれなのです。

猫アレルギーのアレルゲンは全部で8種類あります。Feld1からFeld8まであります。たとえば、Feld1はセクレトグロビンによって構成されているアレルゲンです。猫アレルギーになる人の9割はこのアレルゲンに反応を示しています。つまり、猫アレルギーのほとんどはこのFeld1によって引き起こされているということです。このアレルゲンは猫の脂腺や肛門腺から分泌されます。猫はこのFeld1を平均的に約70ミリグラム保有しています。特に、首と顔周辺の毛に多いです。猫の品種は現在100種類以上もありますが、その全ての猫がこのアレルゲンを持っています。


★猫アレルギーの症状とは


猫アレルギーの症状は、主にヒスタミンという体内物質によって引き起こされます。そのため、風邪の症状と非常に似ています。たとえば、その典型的なものは目の充血やかゆみ、鼻水やくしゃみ、喉の痛みや咳などがあります。他にも、皮膚に湿疹ができたり、唇が荒れるなども人によっては違った症状の現れ方があります。


★わたしは猫アレルギー?チェック方法


猫を飼育する前に自分が猫アレルギーかどうかを調べることをおすすめします。

そのチェック方法には2つあります。1つは直接的な接触です。実は猫アレルギーを持っている人は必ずしもすぐに発症するわけではありません。半数の人がアレルギー反応をすぐには示しません。ある程度の時間が経過してから発症する人がほとんどです。そのため、猫に数ヶ月程度触れ合うことをおすすめします。最近では猫カフェなど、猫と気軽に触れ合うことができる施設がたくさんあります。それらのサービスを利用してみて反応が出るか確認してみましょう。

もう1つはRAST検査を受けることです。これは少量の血液を採取して簡単にアレルギーがあるかどうかを確かめることができるテストのことです。耳鼻咽喉科・内科・皮膚科、アレルギー科のある病院に行けば受けることができます。ちなみに、RAST検査以外にもプリックテストとよばれる検査方法もあります。これは皮膚の表面を専用の針で刺してみて反応を見るテストです。いずれも有効とされている検査方法です病院で検査してもらえます。


★猫アレルギーになってしまった!治療法は?


猫アレルギーのメカニズムはまだ解明されておらず研究中です。原因を根本的に解決する方法はまだありません。そのため、対症療法による治療法が一般的です。現に発症している症状に対してアレルギー薬を投与することで軽減するということです。もちろん、現在の研究がさらに進めば、アレルギー反応をピンポイントで治療することができる薬が登場するかもしれません。

日本ではまだですが、海外においては減感作療法という免疫療法が行われている国もあります。この減感作療法とは、濃度の薄いアレルゲンをあえて身体に触れさせて少しずつ慣れさせていく治療方法です。インフルエンザなどの予防接種と原理は同じです。日本においても研究が進めばこのような治療法が輸入されて根本的に治療ができる日が来るかもしれません。

猫アレルギーの症状が発症しないように予防方法を常日頃から行うことも重要です。

そのポイントは2つあります。まずは家の中を綺麗に掃除して清潔にしておくことです。それというのも、猫アレルギーを引き起こすアレルゲンは抜け毛に付着しているからです。家の中を頻繁に掃除していなかったら抜け毛が室内にたまりやすくなります。これはアレルゲンの蓄積も意味します。カーテンやカーペットは抜け毛が付着してなかなか取り除くことが困難です。こうした部分は徹底的に掃除するようにこころがけましょう。

2つ目は猫自身の身体を清潔にすることです。定期的にお風呂に入れてあげたり、こまめにブラッシングをしてあげましょう。ただし、ブラッシングをするときには必ずマスクをつけて行うことです。それからブラッシングが終わったら手を綺麗に洗いましょう。

このような予防対策をするのとしないのとでは、結果がかなり異なります。猫アレルギーの人であっても部屋を清潔に保っておけば発症する確率が低下することが近年の研究結果で明らかになっています。猫アレルギーを引き起こすアレルゲンは猫の脂腺から分泌されるセレクトグロビンです。これは抜け毛とフケに付着していて、それらが室内に飛び散ってたまることで発症率が上がるのです。そういう意味では空気清浄機も効果的です。

★まとめ


今回は猫アレルギーについてまとめてみました。どのような種類の猫であっても必ずアレルゲンは持っています。そのアレルゲンに対して過剰反応してアレルギー症状が出るのはその人の体質によります。根本的な治療方法はまだ現段階ではありませんので、対症療法が基本になります。しかしながら、発症確率を少しでも下げるように予防対策を普段から心がけることは、猫を飼育する上でとても大切です。

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