1.犬に使える母子手帳とは?
愛犬の健康状態をチェックできる健康管理手帳のことです。愛犬の健康状態を飼い主さんが細かく知っておくことはペットを飼う上で重要な義務でもあります。
母子手帳を使うとワクチンを受けた時期や予防薬の投薬予定の把握をすることができます。これは大事なワクチン摂取を毎年きちんと忘れずに受けているかを確認するもので、摂取のし忘れなどに効果的です。年に一度、犬を飼っている飼い主さんは必ず狂犬病のワクチンを受けなければいけません。
アレルギー体質でアウトドアや旅行を楽しむ犬だと狂犬病と一緒に混合ワクチンの予防接種を受けている犬も多くいます。ワクチン接種のし忘れは重大なトラブルを引き起こしかねないので絶対に忘れないようにしなければいけません。そういったときに母子手帳に記録しておくと便利です。ほかにもフィラリア予防やノミ・ダニ駆除の投薬の予定日などたくさんの予定を細かく書くことができます。
持病の記録もしておくと、何が原因でどのタイミングで持病を悪化させるのかがわかるので事前に対策を行うことができ緊急なトラブルを回避することにもつながります。万が一の場合でも、母子手帳を獣医師に見せれば体の状態がすぐにわかるので早急な処置を行うことができトラブルの悪化を防ぎます。こられの多くのメリットから母子手帳は愛犬を飼っている飼い主さんに欠かせない重要なものとなっています。
2.犬にも是非母子手帳を!
生まれてくる子犬がいる場合に、多くの飼い主は子犬を欲しがっている人に引き渡しを行います。その際に、母子手帳に子犬の成長を記録しておくと引継ぎしやすくなるのでとっても便利です。たとえば、子犬の生年月日や出生時間、体重に体温といったようにこと細かくプロフィールを記入して毎日の健康状態を記録しておくとどれだけ子犬が順調に育っているかを飼い主さんも知ることが出来ますし、新しい飼い主さんも子犬の生まれた時の健康状態を知ることができるので安心です。
里子に出さない場合でも記入しておくと後々の思い出として残るのでおすすめ。里子に出す場合は、一般的なプロフィールの他に子犬の性格や癖などを細かく記録しておくと新しい飼い主さんによりスムーズに引き継ぐことができます。
3.手帳の活用法
成犬になるにつれて体重や体調の変化がめまぐるしく変わります。体重や体のサイズ、毎日の様子などを記録しておくと病気などの早期発見につながります。ちなみに、急激に体重が増えたり減ったりした場合は要注意です。
成犬の健康管理はもちろんですが、子犬の場合は特に細かい記録が重要になってきます。子犬は口の中に入れる食べ物や飲み物すべてを記録しておくことが大切です。母乳や市販のミルクを使用しているのか、離乳食はどういったものを選んでいるかなどを記録しておくと体調を崩したときの原因を突き止めやすいのでその後の対処がしやすくなります。
旅行やおでかけなどで愛犬を預ける場合にも母子手帳を一緒に渡しておくと、愛犬の体の特徴や癖などを知ることができるので預かる側も安心して面倒を見ることができます。飼い主さんも気兼ねなくお出かけすることができますね。
4.オススメの商品&アプリ
愛犬健康手帳一家に1冊
基本的な生年月日やワクチン摂取時の日にち、その他の記録が細かく記入することができる手帳です。他にも、家庭で手軽に健康チェックが出来る方法をわかりやすく掲載しているため愛犬の病気予防の対策もすることができます。獣医師が使う専門用語の詳細も載っているので、ちょっとした知識も身に付く万能手帳となっています。
ペットスマイル健康手帳
スマホで手軽に愛犬の健康管理をチェックすることができるアプリ型の健康手帳です。ちょっとしたことを記入できるメモ機能や病院の通院記録やトリミングの記録まで保存できます。ワクチン摂取証明書を写真に撮って保存できるのも嬉しいですね。カレンダーには様々な予定を書き込むことができるので忘れる心配もありません。特に人気なのが肥満防止機能です。愛犬の肥満を防ぐために体重や散歩した距離をグラフ化したり、愛犬をカメラで撮影すると理想の体と照らし合わせて目標の体型を知ることができるという優れもの。犬種別に適正体重をチェックすることもできます。ダイエット目的で使用するのもおすすめ。
まとめ
母子手帳は市販されているものの他に上記で説明した高性能のスマホアプリもいくつか登場してきています。自分が使いやすい機能を使って毎日続けていくことが大切です。
愛犬の健康状態を把握して重大な病気予防や早期発見が母子手帳を使用する上で一番の目的ですが、そのほかにもワクチン接種の投薬忘れや動物病院を変えることになったとしても母子手帳があればスムーズな手続きを行うことができるなどたくさんのメリットがあります。日々の成長を記録することで大切な思い出として残すこともできますよ。