1.トイプードルは独りが苦手
元々犬は集団で行動する動物なので基本的に孤独に弱い性格ですが、トイプードルのような小型の犬は更にその傾向が強まります。 おもちゃや飼い主と戯れることで大きな喜びを感じますが、飼い主の姿が見えないと不安になる子が多いです。 しかし頭がよく、賢い部分も持ち合わせているので、トレーニングさえ積めば、苦手なお留守番も乗り越えられるでしょう。 トレーニングを積まずに、「犬だから大丈夫だろう」といきなり独りにしてしまうと、分離不安など精神的な病気になってしまう可能性があります。 様子がおかしい時は身体面の異常を疑いがちですが、精神面の異常によって身体面に不調を来す場合があるので自己判断せずに動物病院へ任せる姿勢が大切です。 トイプードルは寂しがり屋、そして寂しさによって病気にもなってしまう可能性があるという事実を知っているか否かでは大きく違います。トイプードルの性格についてはこちらをご覧ください
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2.まずはケージに慣れさせよう
ケージやサークルがあることによって、お留守番中の誤飲の事故や、トイレの失敗を回避させることができます。 また、ペットホテルに預ける時のためにも慣れておいた方が良いです。 お留守番の時だけケージに入れると、『ケージ=一人にされる場所』というネガティブなイメージがついてしまい嫌がってしまうことがあります。 普段からケージの中で遊ばせたり寝させたりして、まずはケージに対してポジティブな印象を与えるように生活させることです。 ケージは見ていると隔離されているようでネガティブに捉えがちですが、犬にとっては自分の部屋のようなもので上手く使えば心身をリラックスさせることができます。ケージについて詳しくはこちらから
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3.愛犬との間にも適度な距離感を
普段から犬との距離を適度に保つという姿勢も大切です。 毎日触れ合い過ぎていると、いざ離れ離れになった時に犬がいつもと状況が違うと察知して、ストレスを感じてしまいます。 常に誰か氏らがいる家庭では、あえて構わず、愛犬をそっとしてあげる時間をつくることも大事です。 適度な距離を保っていると、例え離れたとしてもある程度平常心で過ごすことができます。4.まずは短い時間からお留守番させてみよう
具体的に実践する際は、まず長時間のお留守番ではなく短いお留守番を繰り返すことです。 最初は短いお留守番でも狂ったように吠えるかもしれませんが、繰り返すことによって慣れるので徐々に大人しくなります。 10分程度のお留守番からはじめましょう。 落ち着いた様子を確認できたら、30分、1時間と、お留守番の時間を少しずつ長くします。 このようにお留守番に対する耐性をつけておくと、いざ長時間留守にした時に犬が平常心を保つことができます。 一番避けなければならないのは、お留守番に慣れていないにも関わらず長時間離れ離れになることです。 お留守番が苦痛にならないように、安心できる場所を作ったりおもちゃを渡して遊べる環境を整えることも大切です。 いくらお留守番に慣れさせたとしても何も用意しないと犬もやることがなくなり、次第に飼い主がいないという現実が不安になってきます。 犬にとってストレスは人間と同じように寿命に影響を与えますし、しっかりとケアすることは飼い主として当然の務めです。 この時に大事なのは、家を出る前の合図をつくらないこと。 合図をつくってしまうと、犬が一人にさせることを察して不安になってしまいます。 そして帰って来た際はすぐに愛犬をかまわずに、一呼吸おいてからかまってあげることで、お留守番を特別な時間にしないことがポイントです。5.まとめ
いかかでしたか。 ステップを踏んで、少しずつ愛犬にお留守番に慣れてもらいましょう。こちらの記事も併せてご覧ください
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