マルチーズの涙やけ予防!5ステップでできる目ヤニのとり方

マルチーズの飼い主さまにとって永遠の課題である涙やけ。
純白の目元にはどうしても赤茶色が目立ってしまいますよね。
涙やけには様々な原因があり、根本的な治療には動物病院で獣医さんの協力のもと改善していくのが一番です。
また、飼い主さんによる日頃の目のケアも大事です。
目の周りのお手入れを日課にすることで清潔に保ち、涙やけの緩和や予防にもなります。
今回は自宅で簡単にできる目のお手入れについて解説していきます。
病気の早期発見にもつながるので、是非とりいれてみましょう。

1.どうして目のまわりが赤くなってしまうの?


  • 涙が過剰に分泌され、目の周りでバクテリアが繁殖する等の理由で、赤茶色に変色してしまう。
  • 毎日のケアとして、目ヤニや涙をこまめにふき取り、清潔にしてあげることが予防になる。
  • 涙やけの根本的改善は、動物病院で獣医さんに相談し、適切な治療をしてもらうのがいい。
透明のはずの涙が、目のまわりで茶色や赤色になって毛を染めてしまうのはなぜでしょうか?
涙の化学変化、紫外線による変色、バクテリアによる変色、が主な理由です。
涙に含まれる”ラクトフェリン”というタンパク質が、外気中の鉄イオンと結合することで赤茶色に変色します。
そこに紫外線があたることによって変性し、更に毛が染色されてしまうのです。

2.目の周りの汚れをとる5ステップ

涙やけの原因を突き止め改善しないかぎり、赤茶色の変色は治りませんが、日々目を清潔に保つことも、予防につながります。
バクテリアが繁殖してしまう前に、こまめに愛犬の目ヤニや汚れをふき取ってあげましょう。
ここでは目の周りのケアについて5つのステップで解説していきます。

【Step.1】道具を用意する

人間が使う柔らかいコットンと、ペット用の涙やけクリーナーがあればお手入れはできます。
クリーナは化学物質が入っていない無添加の安全なものを選びましょう。
カチカチの固い目ヤニがある場合は、ノミ取りコームがあると便利です。

【Step.2】愛犬を膝の上でリラックスさせる



愛犬が興奮状態だと、眼球を傷つけてしまうかもしれません。
まずは膝の上で落ち着かせましょう。
愛犬の表情がとろーんとして、眠りそうになるくらいだといいです。
じっとするのが苦手な子は、ひとしきり遊んで発散させた後にやるとスムーズでしょう。

【Step.3】クリーナーをコットンで目のまわりに馴染ませる


コットンにクリーナー剤を付け、目の周りの部分に、ほぐすように馴染ませます。
ポイントは目頭からつけようとすると、愛犬がびっくりしてしまうので、目じりから馴染ませましょう。

【Step.4】先ほど馴染ませた部分の汚れをコットンでふき取る


少し(2~3分)おいたら、目ヤニや汚れがほぐれてくるので、クリーナーを馴染ませたコットンでとっていきます。
目頭のカチカチに固まってしまった部分は、ノミ取りコームで取ると楽にとれます。
クリーナーを馴染ませないで、いきなりコームで取ろうとすると、毛ごと抜けてしまい目の周りがハゲてしまうため気をつけましょう。

【Step.5】乾いたコットンで水分をとる

最後に乾いたコットンで水分をとっていきます。
この水分をとらないと、雑菌の繁殖をうながし涙やけの原因になってしまうため、しっかりととってあげましょう。

3.涙やけの対策は動物病院で相談しよう



  • 動物病院で、愛犬の涙やけの原因を探り、適切な治療をする必要がある。
  • 眼軟膏(薬)を処方してもらい、目をマッサージすることで治る子もいれば、食事の改善で治る子もいる。
  • おそろしい目の病気を患っている可能性もある。

目のケアを行うのは、愛犬の健康を保つために必要なことですが、それだけでは涙やけは治りません。
目の機能の問題の場合もあれば、違う目の病気を患っている可能性もあります。
まずは一度、信頼できる動物病院で獣医さんに相談してみましょう。

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最後に

いかがでしたか。
はじめて目のお手入れをする子は暴れてしまうこともあるかもしれませんが、その場合は無理に全部やらず、
目のまわりを触られることに慣れてから進めていきましょう。
少し我慢できたらおやつをあげたり、目のお手入れのあとにお散歩をしたりと、『目のお手入れ=いいこと』という印象をあたえましょう。
また、お手入れを週間にすると同時に、涙やけの根本的治療をすることもおすすめします。


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