もくじ
1.冷房の省エネ対策とわんちゃんのための適正温度って?
ワンちゃんにとって適正温度は25度〜26度とされています。そかしこれはあくまでも目安に過ぎません。犬種毎にかなりの差があるということを覚えておきましょう。暑さに弱い犬種の場合、適正温度よりも気持ち低めに冷房の設定をして、暑さに強い犬種の場合は適正温度程度を目安としてください。そのためにもご家庭のわんちゃんの原産国や暑さ寒さに強いのか、どのような特徴があるかを知っておく事が大切です。
その上で冷房の設定温度を決めてあげましょう。また日頃からわんちゃんの状態を確認して、この設定温度で大丈夫かな?と注意深く観察しておくと安心です。わんちゃんのお留守番させる時の冷房の設定温度に安心できますよ。
2.冷房と除湿どちらが安いのでしょう
一般的には冷房と除湿では、冷房のほうがやや電気代が高いと言われています。しかしこれは単純に比較できるものではありません。
お使いの機種によってエコモードがあれば冷房の方が安くなる場合もあるからです。また、除湿モードで設定温度まで室内温度を下げようとすると逆に電気代が高くなる場合もあります。犬種によっては暑さよりも湿度に弱い犬種もいますから、わんちゃんの状態を見て除湿モードを利用するなど工夫が必要です。
また冷房を使うだけでも除湿になる場合がありますし、除湿しながら弱冷房モードがある機種もありますので冷房や除湿を使い分けてみて、どのモードがわんちゃんにとってベストなのか日頃から知っておく事が大切です。
3.つけっぱなしと、こまめに消す、どっちが省エネ?
エアコンに限らず電気類はこまめに消した方が節電になると思われていますよね。実はそうとも言い切れないのをご存知ですか?エアコンの場合、つけた瞬間設定温度まで早く室内温度を合わせようとフル稼働します。この時に一番電気を食いますから、こまめに消すたびにフル稼働することになってしまうのです。つけっぱなしにしておき設定温度まで室温が下がったらエアコンはそれほど電気がかかるものではありません。そのため節電を考えるのでしたらエアコンはつけっぱなしにしておくほうが良いのです。
また、真夏日はエアコンを消すとすぐに室内温度が上がってしまうことがあります。こまめにつけたり消したりすると電気代も高くなりますし、頻繁に不快な思いをする事にもなりかねません。
4.わんちゃんのための適正な冷房の温度設定を知ろう
犬が快適とされている設定温度は25〜26度ですが、これはあくまでもひとつの目安に過ぎません。部屋の広さや日当たりにも関係してきますし一番大切なのは愛犬が快適に部屋の中で過ごせているかということです。普段一緒に部屋の中で過ごしている時の設定温度で、愛犬の状態はどうなのか日頃から知っておくことが大切です。
もし愛犬にとってベストな設定温度を知らずに適当な設定温度でお留守番をさせた場合、飼い主がいない間に実は非常に暑くて辛い思いをしているかもしれません。脱水症状 にも気づいてあげられません。そのため日頃からお愛犬にとってベストの設定温度を知っておく事は愛犬の命を守るためにも大切な事なのです。
まとめ
愛犬と人間が同じ空間にいる時、人間が暑いと感じたら犬はもっと暑いんだという認識を持っておくと良いでしょう。人間にとって涼しいぐらいが愛犬にとってはちょうど良い温度なのです。設定温度という具体的な数字にとらわれずに日頃から愛犬の状態をよく見てあげて、自宅のエアコンの設定温度がどれくらいならばベストなのかを知ることが一番大切です。
室内温度や湿度にも気を配ってあげて愛犬も人間も快適に夏を乗り切れるように工夫をしましょう。