トイプードルに魚を食べさせても大丈夫?

愛犬のトイプードルに食べている魚をせがまれる事、ありますよね。
でも、食べてはいけない魚、食べさせても良い魚ってなんだろう?ここではそんな飼い主さまが気になる疑問にお答えします。

1、食べさせてもよい魚

(1)加熱してある白身魚・赤身魚




白身魚は低カロリーで、赤身魚はビタミンやミネラルなどが豊富です。
さらに白身魚にはアレルギー原因物質と言われるヒスタミンを作り出すヒスチジンが比較的少ないのも安心です。
しかし、人が食べる塩や調味料を入れたものは、犬にとって塩分過多になり、腎臓に負担をかけてしまいます。
与える際に注意しましょう。

(2)お刺身




他にはお刺身も大丈夫です。
ただし、傷んでいない、生食用・刺身用しか食べさせてはいけません。

お刺身には酵素が豊富に含まれています。
安心安全で傷んでいない人間が食べるようなお刺身を与えるという程度であれば、酵素を補うという点から見ても良いです。

(3)にぼし



そして煮干しも問題ありません。
ビタミンDとカルシウムが豊富に含まれていて、犬にとっても体に良い食べ物です。

ただし、そのままだと消化に悪いので、すりつぶしたペット用の物を少しだけペットフードに混ぜたり、おやつにあげる程度にしましょう。
大量にあげてしまうと、尿管結石やヒスチジンの大量摂取となってしまうため、注意が必要です。

2、食べさせてはいけない魚

(1)生の淡水魚

まずは、生の淡水魚(川の生魚)です。
生のままだと、チアミン分解酵素が含まれていて、チアミン(ビタミンB1)を分解し、破壊してしまいます。
また川魚には寄生虫がいることも多く、注意が必要です。
加熱処理すれば問題ありません。
川で遊ばせたりしている時に知らないうちに食べていた…という事がないように注意しましょう。

(2)サンマやサバなどの生の青魚




表面にヒスタミンがついている事があり、アレルギーが起こったり、しこりが出来てしまう事もあります。
淡水魚と同じように加熱処理すれば問題はありません。

与える時は、骨を必ず抜いてあげてください。
そして、食べさせても問題はないのですが、与えすぎには注意が必要です。
与えすぎることで黄色脂肪症という病気になる可能性もあります。
触ると痛がったり、発熱してしまう病気で、猫に多く見られますが、犬にも発症します。
継続的に食べさせるといけないだけであって、たまに食べさせる程度なら問題ありませんし、青魚には血行促進の効果も期待できます。

(3)魚肉ソーセージやちくわなどの加工食品


これは人間用に作られた物であり、塩分や糖分、保存量などが入っています。
犬にとって人間の食べ物は塩分過多などといった事になります。

上2つの生魚に比べると危険性は少ないですが、気をつけましょう。
以上が、食べても大丈夫な魚と食べさせてはいけない魚でした。
トイプードルだけではなく他の犬種にも危険のある食べ物です。
飼い主さんがしっかり管理して、食べる事がないようにしてあげたいですね。

3、犬が絶対に食べていけないものとは


犬が絶対に食べてはいけないものや飲んではいけないものをまとめ記事です。合わせてご覧ください。
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