ヨークシャーテリアの購入方法は?ブリーダーや里親から!

「ヨークシャテリアと暮らしたい!」と考えた時に、パッと思いつくのはペットショップで買うという方法が一般的でしょう。 しかしブリーダーから買うという手もありますし、里親になるという選択もあります。 それぞれのメリット・デメリットを解説します。

1.ヨークシャー・テリアのお値段

・相場は15~20万円 ・親がドッグショーのチャンピオンだと200万円することもある。 仔犬の価格に定価というものはありません。 それぞれのブリーダーやペットショップが、市場の相場や需要と供給、犬質によって価格を設定します。 10万円以下で購入できる子もいれば、親がドッグショーのチャンピオンの仔犬だと200万円する子もいます。 一般的な条件(実績のあるブリーダーから購入、健康診断済、生後6ヶ月以内での引き渡し)だと15~20万円ほどです。 ヨークシャー・テリアは、数多くいる犬種の中でも、特に価格の幅が広いといわれています。 何故ここまで差があるのかというと、その理由は被毛や毛並、毛色にあります。 ヨークシャー・テリアの評価は被毛によって大きく左右されており、親犬の被毛が良質だったり、成長とともに美しい被毛になる可能性がある仔犬は、それが価格にも反映されます。

2.購入したい時はどうすればいいの?

(1)信頼できるペットショップで買う

購入方法のひとつめは、まずペットショップです。 ヨークシャー・テリアは定番の犬種ともいえますし人気も高いので、比較的ほとんどのペットショップで販売されています。 ペットショップのメリットは、店舗数が多いため足を運びやすく、気兼ねなく見れることです。 ペットショップで購入する時は、ひとつのペットショップだけで決めるのではなく、いくつかのペットショップを回り、それぞれの仔犬との相性をチェックしたり、ペットショップの雰囲気を見ることも大切です。 信頼できるペットショップを見極めるため、いくつか確認すべきことがあります。
  1. 登録業者の標識が店内にあるか
  2. 店内の清掃がきちんとされていて、仔犬の展示スペースも清潔感があるか
  3. 仔犬たちが遊べる場所があるのか
  4. 仔犬たちの体がきれいに保たれているか
これらの条件をクリアしていれば、とりあえす信頼できるペットショップだと考えてよいでしょう。 また、販売員が犬の知識をどれだけ持っているのかも重要なポイントです。 ペットショップに行く時は、販売員に質問したいことをあらかじめ考えておくとよいでしょう。 いくつかのペットショップで同じ質問をして、それぞれの販売員の対応や、どのショップの販売員が一番詳しく解答してくれたのかを比べるのも方法のひとつです。

(2)ブリーダーから買う

次に、ブリーダーから購入する方法もあります。 国内にもヨークシャー・テリアのブリーダーはたくさんいるので、飼いやすくて便利だと思われるかもしれませんが、ブリーダーが多いとそれだけ悪質な殖屋も存在するので注意しましょう。 下記にブリーダーを判断するうえで必要なポイントをまとめました。
  1. 長期に渡り繁殖させている犬種がいるか
  2. 少数の犬種だけを取扱っているか
  3. デメリットまできちんと説明をしてくれるか
  4. 犬舎の清掃が行き届いていて、親犬の面倒も見ているのか
それだけでなく、遺伝性疾患に関する知識も豊富かということも確認する必要があります。 犬には様々な遺伝性疾患がありますが、特に小型犬に多いのが膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)です。 この病気についての詳しい説明がないブリーダーは、知識があまりないまま繁殖を行っている可能性もあるので要注意です。

3.飼えなくなった家庭から譲ってもらう。

保護犬を家族に迎え入れるのも、近年は一般的な選択肢となってきました。 捨てられたり、何らかの理由で保護された犬や猫を、新しい「家族」へ引き渡すことで殺処分を少しでもなくそうという制度が、里親です。 成犬がほとんどですが、その方が性格や癖が分かるため、飼い主さんのライフスタイルや相性を踏まえて、本当に合った子をみつけることができるメリットがあります。 生体代は発生しませんが、保護していた間の医療費等が含まれる譲渡金を3~5万円支払うのが一般的です。 人気のある犬種は、飼われることが多い反面、保護されることも多いのが現状で、引き取られることがなかった犬や猫は、殺処分の対象になってしまいます。 ヨークシャー・テリアも人気の犬種なので、数多くの犬が保護されています。

(1)里親になる前に確認することは?

里親になるということは「命を預かる」ということです。 自分で確認できることは事前にチェックしておきましょう。 例えば金銭面。 飼いはじめだけでも、マイクロチップの登録や、ワクチン代などの医療費、ゲージやトイレシートなどの生活必需品の購入費を合わせると、総額で5~6万円ほどかかります。 また、去勢手術を行う場合、オスの去勢手術(入院なし)で、2~3万円程度、メスの避妊手術(1泊入院)で、3~5万円程度、上記にプラスしてかかってきます。 その後も年に一度の予防接種や健康診断、ヨークシャテリアは毎月のトリミングサロンのカット代もかかります。 後になって、こんなにかかるとは…とならないよう費用は事前にしっかり把握しておきましょう。

(2)里親募集の人気サイト

里親制度について、気になるけどどこで調べればいいいのか分からない…という方もいるかもしません。 そんな時は、公共の施設をはじめ、保護ボランティアをされている方のブログや、インターネットでもすぐに調べることができます。 こちらではおすすめのサイトをご紹介します。 (1)ペットのおうち ぺっとのおうち 最大手のペットの里親掲示板サイト「ペットのおうち」は、2011年のサイト開設から現時点で66,000件以上の里親取引が成立しています。 全国で事情により飼えなくなったヨークシャー・テリアなどの犬はもちろん、魚や爬虫類などの里親も募集中です。 多くのヨークシャー・テリアは非法人の保護ボランティアによって保護され、しばらくの間ケアされてきた犬ばかりです。 年齢や去勢・ワクチン状況、その犬の今までの事情などが詳細に載っています。 (2)ペットのいのち ペットのいのち それから「ペットの命」も「ペットのおうち」と同時期に開設された犬と猫のみの募集サイトで、迷い犬情報も掲載しています。 また「ジャパンネットワーク」はペットだけでなく人探しや仲間探しもある掲示板です。 ペット掲示板では里親募集以外にも迷い犬情報やペット相談も受け付け、コミュニティーの場としても役立っています。 (3)ジモティー ジモティー 地元で取引できることが強みの「ジモティー」でも、里親募集広告を掲載しています。 広告件数は多くないものの、飼い主が止むを得ない事情で手放すということが伝わってくるサイトです。 基本的に飼い主との直接取引なので、里親側にしっかりとした責任感が芽生えそうです。 (4)dogoo.com dogoo.com 犬の里親募集、飼主探しの掲示板です。無償で犬を譲渡する情報のみ掲載しています。 新しい里親と飼主をつなぐサイトです。 保健所、ブリーダー、一般家庭より、様々な事情で飼えなくなり保護されたペットの情報が頻繁に掲載されています。 登録・利用はすべて無料0円です。 (5)NPO法人 日本レスキュー協会 日本レスキュー協会 認定NPO法人として国からの認定を受けている機関です。 捨て猫の保護など動物福祉災害救助活動のほか、セラピードッグの育成・派遣や捨て犬・愛護活動も行っています。 タイミングにもよりますが、ヨークシャー・テリアの里親の募集もたびたび掲載されています。

最後に

いかがでしたか。 ペットショップ、ブリーダー、里親というヨーキーを家族に迎えるための3つの方法をご紹介しました。 愛犬に「癒し」「子供の遊び相手」「老後の伴侶」など、何を求めるのかで、最善の選択というのはそれぞれ変わってくるのでしょう。 一人でも多くの飼い主様が、ヨークシャー・テリアのパートナーになれることをいのっています。
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