トイプードルのシャンプーで気を付けることは?

トイプードルはクルクルとした独特の被毛で、毛量が多いのが特徴です。
肌を清潔に保つために、夏場は2週間~3週間に1回、冬は月に1回シャンプーしてあげるのが理想です。
今回は自宅でのシャンプーのコツやポイントをご紹介します。

1.シャンプーをする前にこれだけ準備しよう

犬のシャンプーに必要なもの

  • タオル
  • ドライヤー
  • 犬用シャンプー
  • 犬用リンス&トリートメント
  • ブラシ&コーム
人間と同様で、シャンプーとリンスとトリートメント、タオルとドライヤーを準備しましょう。
トイプードルのシャンプーの場合は、それらに加えて、ブラシとコームが必要です。
シャワーの時に暴れてしまう子はリードも用意しましょう。

犬のシャンプーの使用方法
準備の段階で、シャンプーは2倍に薄めておきましょう。

お勧めのシャンプーはこちらの記事をご覧ください。
プロも使っている!トイプードルにおすすめのシャンプー4選。

2.シャンプーの前にすること

ブラッシングするトイプードル

・体調チェック
体力が弱っていたり体調が悪いときにシャンプーをすると風邪をひいてしまうので、万全がチェックしましょう。
予防接種後や投薬後は念のためシャンプーを控えましょう。

・ブラッシングで毛玉をとる
毛玉やもつれがあると、皮膚までしっかりと洗うことができません。
また、毛が絡まった状態で濡れると、さらに毛玉が硬くなってしまい皮膚によくありません。
必ずシャンプーの前はスリッカーブラシとコームを使い、ブラッシングをしましょう。

3.トイプードルのシャンプーの方法

(1)Step 1:体全体を濡らす

シャワーのお湯をややぬるめ(36℃~38℃)の温度に設定。
シャワーヘッドを皮膚に軽く押しあてて、
おしり→後肢→背中→胸→前肢→顔の順にお湯をかけます。
鼻にお湯が入ると、誤って肺に入ってしまうおそれがあります。
頭部や顔を濡らす際は、片手でマズルを押さえて、顔を上向きにしながら行ってください。
耳は脂分が多い部位なので、毛の根元まで浸透させるようにしっかり濡らします。
全身をしっかり濡らして毛穴を開き、汚れを浮き出させます。

(2)Step 2:前足・後足を洗う


まだシャンプーはつけづに、お湯で洗います。
脚のつけ根から汚れやすい足先まで、1本ずつていねいに流します。

肉球は汚れがたまりやすいので、指の間までしっかり洗います。

(3)Step 3:おしり・内股を洗う


いよいよャンプーを使っていきます。
まずは、しっぽを持ち上げて、おしりの穴のまわりを軽く泡立てます。
内股は汚れやすい部分なので、特にていねいに洗います。

犬の肛門絞りのやり方
もしできるようであれば、この時に肛門腺をしぼってあげましょう。
トイプードルの様な小型犬は月に一度肛門腺をしぼってあげないと、お尻から悪臭がしてしまいます。

(4)Step 4:胸・背中を洗う

皮膚を傷つけないように、指の腹を使って体を優しくマッサージするように泡立てていきます。

(5)Step 5:顔まわりを洗う

目に泡が入らないように、指で丁寧に洗います。
スキンシップの時にお顔をなでなでする様に洗います。

(6)Step 6:シャンプーを流す

頭→耳→顔→背中→胸→前肢→おなか→おしり→後肢
の順に、カラダの高い位置から泡を落としていくような感じでシャンプーを洗い流します。


(7)Step7:水気をとる

タオルで水気をとったら、ドライヤーで乾かします。
ここで半乾きだと、細菌がわいたり、毛玉ができてしまいます。
夏だからと自然乾燥したりせず、しっかり乾かしましょう。


4.トイプードルのシャンプーはここに注意!

シャンプーするトイプードル

(1)子犬の頃から慣れさせる

まず一つ目に注意する事は、子犬の頃にシャンプーを嫌いになってしまうと成犬になっても嫌いになってシャンプーさせてくれなくなってしまいます。
子犬の頃にシャンプーを行う際に、焦って急にお湯を掛けて、恐怖心を与えてしまうとよくありません。
足元からゆっくりとお湯をかけて慣れさせてからシャンプーを始めると良いでしょう。

(2)適度な頻度でシャンプーする

二つ目の注意する事は、過度のシャンプーは控えるという事です。
清潔を保つためにと、毎日シャンプーしてあげてしまうと、必要な皮脂まで落としてしまい、皮膚への刺激が強く炎症などの原因になってしまいます。
夏場は月に2回程度、冬場は月に1回程度の頻度で良いでしょう。

(3)おさえつけない

3つ目の注意する事は、暴れるからと言っても無理におさえつけないことです。
シャンプーを嫌がる子の多くが、シャンプーが嫌というよりも、無理に押さえつけられるのが怖いという子が多いです。
おうちでシャンプーを嫌いになってしまうと、トリミングサロンでも暴れてしまうようになります。
少し洗ったらおやつをあげたりして、シャンプーを我慢するといいことがあると覚えさせましょう。

また、湯船で洗う場合は、足元がつるつると滑るのが怖くて暴れてしあうこともあるので、下にすのこを置いたり、洗い場の方でシャンプーをしましょう。

まとめ

いかがでしたか。
愛犬がシャンプーに慣れてくれたら、それほど大変な作業ではありません。
シャンプーを習慣化する方法としては、毎日お散歩から帰ったららお風呂場で足を洗い、おやつを上あげるということを繰り返すと、次第にお風呂場に行くといいことがあると思い、シャンプーが好きになります。
是非ためしてみてください。
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