1.美容院に行くとどれくらいかかるのか
マルチーズの毛並みを清潔に、美しく保つためには1ヶ月、または2ヶ月に1度の頻度でトリミングサロンに行くことが必要になります。
短毛であれば頻繁にトリミングサロンに行かなくてもかまいません。しかし、長毛の場合には汚れや毛切れを防ぐためにも月に1度はトリミングをする必要があります。カット料金はサロンによっても異なり、また、プランによっても異なりますが、爪切りや耳掃除、肛門腺しぼりといったものを含めた場合は4,000円から6,000円程度になることが多いです。また、シャンプーをする場合には別料金がかかるところもあり、値段は多少前後します。
2.カットをするにはどうしたらいいのか、また道具は何がいるのか
マルチーズの毛質についてマルチーズの毛の特徴は、細いだけでなく毛玉になりやすいことです。そのためにブラッシングを毎日しないと、毛玉が出来てしまいます。また、それだけではなく皮膚病に繋がる危険性もあるのでブラッシングは必ずしましょう。
カットするための道具について
マルチーズをカットするための必要な道具は、重要なものは「ハサミとバリカン」になります。ハサミは普通のハサミではなく、毛の手入れ用のハサミを用意します。また、バリカンも犬の毛のカット専用のものを用意し、カットしたい毛の長さに合わせて刃を変えます。しかし、マルチーズの毛質により、バリカンでカットされる長さは多少前後するため注意が必要となります。
次に、「コーム」も必要になります。人間でいえば、くしのようなものです。マルチーズの毛のお手入れには必要です。コームはカットをするときだけでなく、毎日のブラッシングの際にも使うと良いでしょう。
その次に必要なものは「ピンブラシとスリッカーブラシ」になります。コームと同様、目の細かいくしのような形状です。主に毛玉や毛のもつれを解くときに使用します。
実際の手順について
本格的なトリミングをするのであれば、カット前のブラッシングをする前にシャンプーをし、毛を整えておきます。そうすることで、カットがしやすくなるためです。
ただしこの時、シャンプーだけで犬が疲れてしまうとカットに集中が出来なくなるため、シャンプーをしたい場合は犬の体力と相談しましょう。
まずは、コームを使い、全身の毛を毛並みに沿ってとかします。脇の下や、尻尾のつけねは毛玉やもつれが出来やすい場所なため、ピンブラシやスリッカーブラシを用いて特に念入りに解いておきます。その後で、ハサミやバリカンを使いカットをしていきます。しかし、初めてのカットで不安がある場合には、梳きバサミが程よくカット出来るのでそちらを使用しても構いません。
次に、足裏にはみ出ている毛をコームで立たせます。そして、余分な毛をハサミやバリカンなどを使いカットします。この時、肉球を傷つけないように注意します。もしも、足裏を傷つけてしまうと犬が歩きにくくなってしまい、散歩などに行けなくなってしまうためです。
そして、肛門の周り、目の周りの手入れも欠かさずしていきます。マルチーズは毛が長いため、きちっとしたお手入れをしないと皮膚が不衛生になってしまいます。そうすると、皮膚病にかかりやすくなってしまうのです。そのため、手入れがとても大事となってきます。
ある程度仕上がってきたら、全体のバランスをみつつ調節をしていきます。調節の際は、ハサミを使うと調節がしやすいのでおすすめです。もし、全体をカットするのが難しいと感じても、涙やけなどを防ぐためにも、顔だけでもカットが出来るようになると良いでしょう。