【トイプードルの特徴】値段は?いくらで購入できるの?

小柄で愛くるしい姿が人気のトイプードル。
これから飼いたい!と考えている方は、まず最近の価格相場が気になりますよね。
そこで、どんなタイプの子がどの位の価格で販売されているのかを紹介します。

1.トイプードルの特徴をご紹介

・トイプードルってどんな見た目?

トイプードルはバランスのとれた体形の持ち主で、体高は成犬でも30センチに満たない程度です。
また頭部は比較的丸型で、頬骨(きょうこつ)部分などは平らになっています。
鼻はまっすぐで長く、唇は引き締まったような形をしています。

そして、トイプードルの代表的な特徴は”モコモコした巻き毛”と”くりくりとした愛らしい目”でしょう。
毛は抜けにくいので、抜け毛が気になるという方におすすめです。

毛色もさまざまなカラーバリエーションがあり、ブラックやブラウン系の濃淡カラーのトイプードルが主流となっています。

・トイプードルの性格は?

性格はフレンドリーで明るく、温厚なタイプが多いので誰とでも仲良くなれる犬種です。
頭も良く、全ての犬種の中で1番頭が良いと言われているボーダーコリーの次に賢い犬種とも言われているほどです。

またトイプードルは飼い主に忠実な所も特徴としてあり、飼い主以外の人にもなつきやすい傾向があり、威嚇する事もあまりありません。
さらに言うととても人懐っこく、甘えん坊な一面も持ち合わせており、常時人のそばにいたがったり、抱っこをせがむようなタイプも多いです。

しつけもしやすく、無駄吠えも比較的少ないので、マンションでも飼いやすいというメリットもあり、初めて犬を飼うという方にはおすすめできる犬種です。

2.トイプードルの値段とは?


トイプードルの値段は、一般的には平均10万円~20万円が相場と言われていいて、他の犬種と比べると高めに価格が設定されています。
顔が整っていたり、サイズが小さい、親がドッグショーのチャンピオン犬で血統が良いといった場合は、さらに高額になっていきます。
ドッグショーの受賞経歴のある犬の子犬だと200万円で取引されることもあります。

価格が高い場合、高いなりの理由がありますが、高額だからといって病気にならない保証はありません。
犬の価格は健康状態だけではなく、見た目や人気などでも変わってきます。
何故その価格なのかを、購入の際は納得できるまで説明を受け、信頼できるブリーダーやペットショップから希望に合った条件の子を家族に迎えてあげましょう。

また、トイプードルは毛が伸びる犬種なので、月に一度のトリミングが必要になります。
様々なカットができるのは楽しみのひとつでもありますが、毎回6千円~9千円の費用も発生します。
初期費用だけではなく、長期的にかかるコストも見据えて購入しましょう。

3.雄と雌だとどっちが高いの?


性別ではメスの方がオスよりも3~10万円程度高くなっています。
理由としてはメスの方が出生率が低いのと、メスが生まれた場合はブリーダーが繁殖目的で手元に残すことが多く、販売されるメス犬が少ないため、必然的に値段が高くなっているといった背景があります。

4.色によって値段が異なるの?


正式に認められているトイプードルの色は、11色。
ホワイト・ブラック・ブラウン・クリーム・シルバー・レッド・アプリコット・ブルー・シャンパン・カフェオレ・ベージュがあります。

人気の『レッド』や『アプリコット』または珍しい『ブルー』などの色には3~5万円ほど値段が高い傾向がある一方で、ブラックやホワイトなどは比較的安く購入する事ができます。
個体数よりも流行の影響での価格設定です。

毛色の種類や性格についてはこちらをご覧ください。
トイプードルの色の種類はどれくらいあるの?色によって性格が異なる?

5.サイズが小さいトイプードルの方が高い?


体の大きさでは、小さいほど人気が高く、それに比例するように値段も高くなっています。
トイプードルよりもひと回り小さいティーカッププードルなどは特に人気があり、希少価値もある事から他のトイプードルと比較すると10万円程度値段が上がります。
ティーカッププードルの平均的な価格は約30万円となっていますが、店舗などによっては50万円以上で販売されているケースもあります。

6.値段が安い時の条件

値段が高くなるケースを紹介しましたが、それとは逆に値段が安い場合の条件をご紹介します。

(1)嚙み合わせに異常がある


歯が突出していたりと、口内環境に異常がある場合は2万円前後の値引きがあります。
犬の場合は歯並びを矯正する必要いうえ、ドッグショーに出場させる予定がないのであれば、噛み合わせもチャームポイントととらえる方が多いようです。

しかし見た目だけの問題ではなく、口臭や菌の増殖や歯の病気、
そして鼻の病気の発症が早いのも事実です。
そのことを了承したうえで、歯並びも個性として受け入れ『お口の中のケアをしっかりとしてあげて家族として迎えてあげよう!』と決意できるならば購入するのもありですね。

(2)出べそ

犬の出べそは、臍(さい)ヘルニアの症状のひとつです。
そのヘルニアが小さいままだと『へそが出る』以外の異常や症状が出ることはありませんし、治療も必要ありません。
しかしそのヘルニアが大きくなってしまうと、おへその中に体脂肪や、腸などの内臓が入り込んでしまい、手術が必要になってしまいます。

犬の出べそは、このまま健康かもしれないし、病気になってしまう可能性もあるため、安いのです。
購入の際に『出べそ』と表示されていたら、しっかりと説明を受け、納得したうえで購入することをおすすめします。

(3)ミスカラー

JKCではトイプードルの毛色はなどで、必ず単色でなければならないとされています。
つまり、頭から爪先まで全身が同じ毛色でなければならず、身体の一部または数ヶ所に他の毛色が混じってしまっているものはミスカラーと呼ばれ、多少割引になることが多いです。
「ミス」という言葉に不安になる方もいらっしゃるかもしれませんが、あくまで毛色の欠点であり、ミスカラーだからといって不健康であったり身体やに異常や疾患があるということではありません。
家庭犬として迎える際は、チャームポントととして愛されることの方が多いです。
しかし、混合色だから希少性があると言い、相場からは考えられないほどの高額で売りつけてくる悪徳ブリーダーもいるため、注意が必要です。

(4)成長している

子犬の方が売れるため、売れ残りを防ぐために値引きをする場合があります。
しかしある程度大きくなってからの方が「性格や特性が分かる」という理由で、あえて大きくなってからの子を飼う方もいます。
成長しているから安くなっているケースは健康状態も良好な子が多いので、ねらい目かもしれませんね。

6.最後に

いかがでしたか。
トイプードルの値段も様々な理由でピンキリですね。
相場や値段の裏付けの知識をつけて、納得できるお買い物をしましょう。

一人でも多くの飼い主様が、充実のペットライフをおくれますように。

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