ヨークシャーテリアはオスとメス、どっちが飼いやすいの?

ヨークシャーテリアを飼うと決めたら、次に女の子か男の子かで迷いますよね。
メスとオスのそれぞれの特徴を比較します。
これから飼う方は、どちらが自分たちの家族になるのにふさわしいかの参考にしてみてください。

1.オスの特徴


(1)性格・特徴

・活発
・甘えん坊
・大人になっても遊び好き
・愛嬌がある
・毛艶がいい


オスの方がいくつになっても人に関心があり、子犬の様に遊んだり、敏感に人の要求に応じてくれる傾向にあります。
お子さんがいる家庭では良い遊び相手となるでしょう。

そしてどの動物にも言えることですが、メスに比べてオスの方が異性にアピールするために華やかな見た目をしています。
ヨークシャーテリアの場合は毛色の違いや大きな体格の差はありませんが、毛艶はオスの方いいので、しっかりとケアしてあげれば綺麗に仕上げられるでしょう。

(2)懸念されるポイント:トイレのしつけが大変

・片脚を上げるカケションのしつけに苦労する人もいる
・人や他の犬に覆いかぶさって腰をふる『マウンティング』もトラブルの元
→去勢手術により改善される場合が多い

オスは生後6ヶ月を過ぎると、だんだんと縄張り意識が芽生え始め、自分のテリトリーをマーキングするために足を上げてオシッコをするようになります。
いわゆるカケションです。

この時期にしつけを間違うと、室内でもマーキングをしてしまうようになります。
マーキングのおしっこは普通のおしっこよりもにおいが強いので、癖づいてしまうと飼い主さんは苦労することになります。
しかし、このマーキングは、散歩ではしても、室内では全然しない男の子もたくさんいます。
しつけの仕方しだいでは、気にならないようになります。

男の子のトイレのしつけに煩わしさをお考えの場合は、早めに去勢手術をすると、マーキングをしません。
去勢の時期が早ければ足を上げずに座るようにオシッコをするようにもなります。

マウンティングも同様に、去勢をすると落ち着くすることがほとんどです。 

2.メスの特徴


(1)性格・特徴

・子犬のころはオス同様、ワンパクで活発
・年を重ねるにつれ精神的に落ち着く
・情緒的
・思慮深い

メスも子犬時はオスのようにパワフルによく遊びますが、年齢を重ねると精神的に落ち着くことが多いので、たくさん遊びたい飼い主さんにはもの足りないかもしれません。
しかしメスには情緒の豊かさや、思慮深さ、賢さという魅力があります。

よく遊ぶ弟の様な存在よりも、落ち着いた人生のパートナーを求めている方には、メスの方がおすすめかもしれません。

(2)懸念されるポイント:年二回のヒート(生理)

・生理が大変
→避妊手術をすれば生理はこなくなる

メスを希望しない方の理由の多くは「生理が煩わしいから」というお考えの方が多いです。
生理期間中は出血がある他、性格も情緒不安定になります。
また、生理期間中はオスが興奮してしまうのでドッグランやドッグカフェなどの不特定多数の犬が集まる場所へ行くこともマナー違反となります。

しかしこちらの問題も、避妊手術をすることで解決できます。

3.一般的にはメスの方が飼いやすいと言われている



一般的に以下のような理由からメスの方が飼いやすく、人気があると言われています

・メスの方が落ち着いている
・しつけが楽
・マーキングしない
・他の犬とケンカすることがあまり無い

メスは人気なうえ、ブリーダーが繁殖要因で手元に残すことが多く市場に出回る数が少ないと言われています。
したがって販売価格が、同じ条件のオスよりも3~5万円ほど高くついていることが多いです。

4.大切なのは条件より『相性』




ヨークシャーテリアのオスとメスとどちらが飼いやすいか?というテーマに関しては、正解はありません。

上で書いている、オスメスの特長はあくまで一般的に言われている傾向であって、生まれ持った性格がそれぞれあります。
オスでもおとなしい子、メスでもやんちゃな子など、個性があります。
デメリットと言われている点も、しつけや手術で改善することができます。
最も大事なのは実際に会ってみて「家族と迎えたときに、明るい未来が想像できるか」という点ではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたか。
オスメスそれぞれにいいところがありあすね。
どちらが飼いやすいか?というよりは、どちらの特質のほうがご自身がワンちゃんを飼われた時に、求める性質と合いそうか?ということを考えるとよいかと思います。

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