グッズを使って乗り切ろう!ペットの室内の暑さ対策~エアコン&扇風機

梅雨も本番。気温と共に温度も上がって過ごしづらい日々が続きますね。これからの更なる暑い季節に向けて、ペットの暑さ対策に頭を悩ませる飼い主さんも多いのではないでしょうか。
 
犬は人間よりも暑さに弱い生き物です。毎年のように暑い室内や車内に取り残された犬が命を落としています。これらは飼い主さんのちょっとした知識や対策で防ぐことができます。
 
今回は飼い主さんがしっかりと備えておきたい「ペットの暑さ対策」についてご紹介します。

1.年々熱くなる日本の夏


年々、日本が暑くなっていると感じる方も多いのではないでしょうか。実際、年単位で見た場合は気温に大きな変化はないそうですが、10年、100年規模で考えた時に気温は上昇しているといわれています。
 
アスファルトの増加による地面からの反射熱の発生や、密集して高い建物が並ぶことで風通しが悪くなることで、体感気温も上昇しているように感じます。また、日本は気温だけではなく湿気も高い国のひとつですが、湿気が多いと気温が低くても暑さを感じます。
 
そんな中、犬は熱中症になりやすい生き物で高温多湿の日本の夏は犬にとっては非常に過ごしづらいことがわかるのではないでしょうか。

2.ペットの体調を崩さないよう温度管理♪


人間を含む動物の身体には体温調節をおこなうための「エクリン腺」と、フェロモンなどを放出させる「アポクリン腺」と呼ばれる「汗腺」があります。
 
人間にはエクリン腺が全身にあり、このエクリン腺からかく汗による「気化熱」のおかげで、身体に熱がこもらない構造になっています。しかし、犬には鼻や肉球にしかエクリン腺がありません。そのため、汗をかきづらい犬は体温調節が得意ではなく、暑さに弱いといわれています。
 
それではどうやって犬が体温調節をしているかというと「ハァハァと舌を出して呼吸をする」ことで、舌上の気化熱で身体の熱を放出させているといわれています。しかし身体の大きさに対して、舌だけでの体温調節は限界があります。
 
そのため飼い主さんによる温度管理がかかせないものとなるのです。ハァハァと舌を出している状態ではすでにかなり熱いと感じている状態です。次に紹介する愛犬の暑さ対策を参考に快適な環境を整えてあげましょう。

3.グッズを使った暑さ対策のアイデア


①エアコン

室温を下げるのに最も効果的なものといえばエアコンのクーラーですよね。常に風通しの良い窓を開けたままにできるような涼しいおうちを除いて、真夏の日中はエアコンのクーラーを入れることを勧めます。
 
犬種や室内外の温度や湿度、日当たり状況などでも変わってきますが、日中のお留守番の場合「25℃~27℃」の室温設定が勧められています。犬は人間よりも暑さに弱いため、少なくとも「人間が快適に過ごせる温度」を保てるようにしましょう。
 
なお、夏場は雷や突発的な停電によりブレーカーが落ちることもあります。エアコンをつけた部屋は閉め切るのではなく、エアコンが切れた時を想定して窓も少し開けておくようにしましょう。

②扇風機

人間は扇風機の風が肌にあたることで気化熱が発生し涼しいと感じることができますが、気化熱の影響がない犬の場合は、風にあたっても涼しいと感じることはありません。
 
直接、犬に扇風機の風をあたるようにしても効果はありませんので、扇風機は犬の身体を冷やすためではなく、「部屋の空気を循環させて温度を一定に保つ」役割としてエアコンと同時に使用しましょう。
 
なお、エアコンや扇風機の使用については、直接犬に冷たい空気が当たると冷え過ぎて体調を崩してしまう可能性があります。犬が自分で快適な場所へ移動できるように、必ず退避場所を作ってあげるようにしましょう。
 
また、犬をケージに入れている場合は、留守の時間帯に直射日光があたる場所を確認し、夏場は直射日光が当たらない場所へ移動させましょう。そのうえでクーラーと扇風機で室温調整を行ってあげましょう。

③ペットボトル

次にお勧めなのが「凍らせたペットボトル」です。ペットボトルに入れた水を凍らせて、タオルなどの布で包み犬の寝床に置いてあげましょう。
 
凍らせたペットボトルの周りは温度が下がるため、犬も涼しさを感じます。また、凍らせたペットボトル越しに扇風機を回すことで室温を下げることができるので、ケージ周りに置いて扇風機を回すのもお勧めです。
 
なお、タオルで巻く際にはタオルが外れて犬がペットボトルを噛んでしまわないように、髪ゴムや紐でしっかりと縛るようにしてください。靴下にペットボトルを入れて靴下の口元を縛る方法もおすすめです。

④保冷剤

ペットボトルと同様に犬の寝床を冷やすのにお勧めなのが保冷剤です。保冷剤を使用する際も中身を噛んで犬が食べてしまわないように、しっかりと布などで包むようにしましょう。保冷剤や凍らせたペットボトルを入れるぬいぐるみなどのグッズも販売されているため、これらを使用してあげてもいいですね。 

⑤氷

人間も暑い日には氷を入れた飲み物やかき氷を食べることで体温を下げますが、犬も人間同様に氷を口にすることで体温を下げることが可能です。
普段の飲み水に氷を入れて水の温度を下げるといった使用方法も可能ですし、氷を食べる犬であれば氷丸ごと与えても問題ありません。なお、氷を丸ごと食べる場合は、犬も人間同様にお腹が冷えて下痢などの体調不良に陥る可能性もあるため、犬が食べるからといって大量摂取はさせないようにご注意ください。また、瞬間的ではありますが、急激に体温が下がることにもなるので、人間の目が届く場所であげるようにしましょう。
 
なお、犬にも好き嫌いはあるため、食べたがらない犬には無理に与えないようにしましょう。 

⑥スノコ

外飼いの犬の小屋がコンクリートの上にある場合、夏場は可能な限り涼しい場所へ移動させることをお勧めします。それが難しい場合はスノコなどを敷いて、空気の通り道を作り、温度上昇を防いであげましょう。また、直射日光が当たらないようによしずなどで日陰を作ってあげることも大切です。
 
室内飼いの場合も、寝床の下にスノコを敷くことで涼しい空気の通り道を作ることができるのでお勧めです。

4.こんなに怖い!ペットの脱水症状


暑さ対策のアイテムを紹介しましたが、特に夏場に注意したいのが「脱水症状」です。犬も人間と同様に身体の90%が水分で構成されており、身体の10%の水分が奪われると脱水状態に陥るといわれています。
 
感染症などが原因で脱水症状を起こす場合もありますが、夏場に怖いのが熱中症による脱水症状です。犬は舌上の水分を蒸発させることで体温調節をしますが、水が足りない場合はこの体温調節ができずに脱水症状が起き、熱中症の危険が高まります。
 
室温や湿度を一定に保つことも大切ですが、「新鮮な水をいつでも飲めるような環境」を用意することも大切です。熱中症になった場合は最悪、死に至ります。飼い主さんは脱水症状と熱中症の対策を同時にしっかりと行うようにしましょう。

■まとめ

犬は人間よりも暑さに弱い生き物ですが、飼い犬は自分で温度の管理を行うことができません。飼い主さんの知識で防げる事故が発生しないよう、愛犬の犬種やお住まいの地域や環境を考慮して、しっかりと暑さ対策をしてあげましょう。
 
なお、子犬や老犬は成犬に比べて更に体温調節が得意ではないので、暑過ぎる気温はもちろんですが、低過ぎる温度設定だと急激に体調を崩してしまうことがあるため、冷やし過ぎには十分注意してください。
 
今回ご紹介した方法を使って、愛犬と暑い夏を快適に乗り切ってくださいね。

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