※petpetlife編集部の独自調査です※
わんちゃんのしつけをするときには英語が良いといわれていますが、それは本当なのでしょうか。英語と日本語、どちらの方が良いのかを調べてみました。
1.人間の話す声はワンちゃんにどう聞こえてる?
愛犬と暮らしていると、絶対、こちらの言葉を理科している!と飼い主さんなら誰しも感じた事があると思います。
ワンちゃんの脳の研究結果なども発表され、犬は人の言葉を理解しているということが実証されつつありますが、とはいえ、人間同士で話しているほどしっかりと理解している訳ではありません。
ワンちゃんは人が発している言葉の音に対して反応を示しています。
どちらかというと、母音を聞き取っているというイメージです。トレーニングなどでは、ハンドサインなどの動作を一緒にコマンドを教えていきますが、音よりも動作の方がワンちゃんに伝わりやすいという点から、ハンドサインなどの動作と音を一緒に教えています。
2.日本語と英語どちらが適しているか
(1)日本語のメリット・デメリット
★日本語のメリット ★
日本語で教えるメリットは、飼い主さんが使いやすい言葉という点です。
母国語である日本語は普段使用している言葉ですから、飼い主さんが覚えるという必要はありません。そのため、言葉を決めてしまえばしつけを始めやすいと言えます。
★日本語のデメリット ★
一方、デメリットは、「同じ意味の言葉の種類が多い」という点です。
例えば、呼び戻しのコマンドとして使用する言葉、つまりワンちゃんをこちらに来させるための言葉だけでも「来い」「来て」「おいで」とあります。
座らせる言葉の場合でも「座れ」「お座り」「座って」など色々ありますね。コマンドとして使用する場合には、家族全員が同じ言葉を使う必要があります。
そのため言葉の種類が多い日本語の場合、統一することが難しくなります。
また、日本語は日常生活でも家族内で頻繁に発している言葉です。家族に言った言葉であっても犬が「あれ?いま呼ばれた?」と感じて混乱してしまう理由になってしまっています。
(2)英語のメリット・デメリット
★英語のメリット ★
英語のメリットはコマンドとして統一できる点と、言葉の短さが挙げられます。
日本語のデメリットの反対になるのですが、来いを英語で表現すると「 come(来い)」という一言で済みます。家族内で「 come」で統一するということが簡単に行えます。
また、日常的に使用している言葉では無いので、ワンちゃんが混乱しないという点もメリットとなります。
★英語のデメリット★
コマンドを英語にする場合には、家族全員がその単語を覚える必要があります。
(2)英語と日本語どっちが適してるの?
ワンちゃんにコマンドとして使用する言葉は1つの言葉で1つの意味であることが重要です。日常的に使用している日本語よりも英語の方がコマンドとしては適切であると言えます。
英語の方が音の数が少ないので、ワンちゃんにとっては覚えやすいと言えるでしょう。英語は発音が難しいなどと感じる飼い主さんもいらっしゃるかもしれませんが、
ワンちゃんのコマンドとして活用する単語なので、発音をしっかりとする必要はありません。
3.コマンドに使用される英語使う言葉一覧
日本の飼い主が犬のしつけをするときによく使う英語を一覧でご紹介しておきます。
指示がワンちゃんにきちんと伝われば良いので、この通りでなくても構いませんがワンちゃんが混乱してしまうのを避けるため、家族間で利用するコマンドををきちんと決めておくようにしましょう。
また、最初にご説明したようにワンちゃんは子音を聞き取れないといわれています。母音が重なってしまう言葉を使ってしまうと犬が混乱してしまうことがありますので、どの指示をどんな英語で行うかをきちんと考えることも大切です。
4.英語でも日本語でもジェスチャーを加えましょう
ワンちゃんは言葉の意味を理解しているというよりは、音と行動を結びつけて覚えます。その際にハンドサインなどのジェスチャーを加えるとよりしっかりと覚えることが出来ます。
例えば「
stay(マテ)」の際に、手のひらをワンちゃんの方に向けます。
手のひらをワンちゃんにほうに向けるハンドサインと「 stay(マテ)」というコマンドを一緒に覚えさせます。こうすることで、ハンドサインもしっかりと覚えることが出来るので、
コマンドをかけなくてもハンドサインでマテが出来るようになります。
まとめ
今まで日本語でトレーニングをしていたけど、うまく行かなかったという場合、もしかするとワンちゃんが混乱している可能性があります。コマンドが統一出来ているかなどを振り返って見ましょう。
実際、私も「座れ」と言ったり「座って」といったりしますから・・・・
こらからトレーニングを行うという飼い主さんは、覚えやすい英語でのトレーニングをオススメします。また、ハンドサインなどのジェスチャーを交えてトレーニングを実施してみてください。