【犬種別のしつけ~ペキニーズ編~】しつけ方のポイントと手順を紹介!

ぺキニーズとは中国原産の犬種で「北京犬」とも呼ばれています。短頭種に分類され、潰れたお鼻とクリクリの大きな目がとても特徴的です。

こちらを見上げる表情はニコーっと笑っているようでたまらなく可愛いですね。

実は、このペキニーズは、とてもマイペースなワンちゃんです。そのため、猫のような犬と言われることも。そんなペキニーズの特徴としつけについてご紹介します。

1.ペキニーズの特徴

(1)身体の特徴

ペキニーズは短頭種というマズルが短いワンちゃんです。ワンちゃんの祖先はオオカミですから、本来はオオカミのように長いマズルなのですが、品種改良によりマズルの短い短頭種のワンちゃんが生まれました。ペキニーズは中国の王宮で可愛がられた愛玩犬で、一説によると「獅子」に似せるためにマズルを短く、ふわふわの被毛に改良されたと言われています。

ペキニーズの体高と体重

また、見た目がシーズーに似ていると思われる方も多いと思いますが、シーズーはペキニーズの混血と言われています。そのため、パッとみるとシーズー?ペキニーズ?となることもあります。
↓写真がシーズーです。

シーズーの画像

そして、こちらがペキニーズ↓
ペキニーズの画像

似てますけど、やっぱりちょっと違いますね。

(2)被毛の種類

ペキニーズはダブルコートのワンちゃんです。ダブルコートなので、換毛期があります。

日々のブラッシングが重要となる犬種です。被毛のカラーはとてもたくさんあります。アルビノとレバーを除くほとんどのカラーがペキニーズとして認められています。

ペキニーズの被毛の種類

(3)性格的特徴


ペキニーズの性格的特徴

自由気ままでマイペースな性格をしています。ワンちゃんは人懐っこい性格が多く、自分に構ってほしいために愛想をふりまく傾向がありますが、ペキニーズは媚びないタイプなので、そうした点を期待すると思わぬ反応にびっくりしてしまいます。飼い主に媚びないという点が猫のような犬と言われるのではないでしょうか?

できるだけ飼い主から干渉されたくなく気ままに生きていたという特徴を持っています。

見た目は非常に愛くるしいのですが、自尊心が極めて高く頑固な側面もあります。さらに、他の犬から喧嘩を仕掛けられたときは立ち向かって喧嘩を買うという負けず嫌いな面も持っています。

2.ペキニーズのしつけ方

ワンちゃんなのにワンちゃんらしからぬペキニーズはしつけも難しいと言われています。そのため、ペキニーズをしつける際にもっとも重要視して頂きたい点は「根気」です。

とはいえ、どんなワンちゃんでもしつけを行う際には根気は重要です。

飼い主に媚びない自尊心の高いペキニーズのしつけは主従関係をしっかりと理解させることがポイントです。

ペキニーズのしつけポイント

3.オススメのトレーニング「リーダーウォーク」

リーダーウォークは飼い主さんがリーダーとして散歩をすることを指します。

具体的な方法は手順でしつけ方法でご紹介しますが、リーダーウォークができるようになるということは、主従関係を理解させるという意味と共に、ワンちゃんの危険を回避するという意味もあります。

飼い主さんよりも前をグイグイとワンちゃんが進んでいると、曲がり角などで事故にあう危険もあります。飼い主さんが先に歩くことでワンちゃんにとっての危険を事前に把握することが出来るようになります。

【リーダーウォークのトレーニング方法】

散歩をするときには短めにリード握ります。ワンちゃんが飼い主さんよりも前に出た場合には立ち止まり、ワンちゃんと反対の方向に歩きます。

リーダーウォークの手順1

リーダーウォークの手順2

リーダーウォークの手順3

ワンちゃんが飼い主さんについてきたら褒めます。これを根気よく続け、ワンちゃんに飼い主さんの横を歩くということを覚えさせます。

リーダーウォークのトレーニングでは、チョークタイプの首輪がオススメです。

4.ペキニーズの飼い主さんになるための心構え

(1)日頃のお手入れをしっかり行いましょう

ダブルコートで豊かな被毛のペキニーズは毎日、ブラッシングを行う必要があります。

また、垂れ耳のペキニーズは耳の中の毛が伸びやすいので、汚れもたまります。耳のお掃除も定期的に行いましょう。

(2)室温もしっかりと管理しましょう

ダブルコートで被毛がフサフサのペキニーズは暑さに弱い傾向があります。また、マズルの短い短頭種は熱中症になりやすい犬種です。特に夏場の室温管理はしっかりと行いましょう。

(3)かかりやすい病気も覚えておいて

ペキニーズがかかりやすい病気
骨格や短頭種、垂れ耳という特徴からかかりやすい病気があります。椎間板ヘルニアなど関節に負担がかかる病気の予防は、足裏の毛をカットする、フローリングを滑らないような素材にするなど
の対策を行いましょう。

お顔周りの病気の予防は、清潔を保つということが重要です。日頃のケアで予防することができるので、パピーの頃から顔周りを触られても大丈夫なように慣らしておきましょう。
常に、身体を触ったり、観察しておくことでちょっとした変化などに早く気づくことができます。
ワンちゃんは身体に異変が起こっても飼い主さんに伝えることが出来ません。少しでも異変を感じたら、すぐに相談できるように信頼できる獣医さんを見つけておきましょう。

まとめ

自由気ままで猫のような性格のペキニーズですが、飼い主さんが愛情をたっぷりと注いであげるとしっかりと応えてくれます。特徴をしっかりと把握し、飼い主さんとペキニーズが

良い関係性で生活できるように根気よくトレーニングをしていきましょう。

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