犬の抱っこの仕方。犬がされて嬉しい抱っこをしよう

犬はおとなしく抱っこされるために、しつけが必要です。
正しい抱っこの仕方と、教え方のポイントを解説します。

1.犬のしつけの抱っことは

犬の抱っこと聞くと可愛がっているときにすることというイメージが強いかもしれませんね。
でも、しつけの一環として抱っこを教えることもあります。
抱っこが必要になるのは、病院の診察や、車での移動の際、散歩中に犬の安全を確保するためなどさまざまなシーンが考えられます。
でも、犬はもともと抱っこをされるのが好きではありません。
高い位置に持ち上げられたり、身体の自由が制限されたりするため、不安に思ったり窮屈に感じたりします。
それで、抱っこを嫌がらずに行うようになるためにしつけが必要になります。

2.抱っこの教えるポイントは

抱っこを教えるときにはまず、ご褒美のおやつなどを見せてそれを飼い主が手に持ち、自分の膝に近づけます。
ご褒美に釣られて犬が膝に乗ったらご褒美をあげつつ褒めましょう。
これを何度か繰り返します。次のステップは「抱っこ」という言葉の意味を教えること。
犬が膝に乗る直前に「抱っこ」と言います。
膝に乗ったら褒めることを繰り返し、定着させます。
次はご褒美を見せずに「抱っこ」と指示し、膝に乗れたらご褒美をあげるようにします。

3.犬は褒められるのが大好きです

犬のしつけで大切なのは褒めることです。
抱っこができるようになったら徐々にご褒美をおやつから褒め言葉のみに変えていきましょう。
おやつをあげすぎているとおやつに飽きてしまったり太りすぎてしまったりします。
褒め言葉や撫でてあげるという犬にとってプラスの行動をご褒美にしましょう。
飼い主の言葉に従うと飼い主が喜んでくれるということが分かれば犬は従順に従いますよ。

4.絶対に叩かないで!暴力を使うしつけはトラウマの原因に

しつけというとアメとムチというイメージが強いですね。
でも、犬のしつけにおいて暴力はNGです。
犬は暴力を振るわれたと思うと飼い主への不信感が育ってしまうことがあります。
また、小さい頃に叩かれて育った犬は人間は怖いものという印象が植え込まれてしまい、トラウマを抱えることにもなりかねません。
ムチが必要な場面でも、「ダメ」と言った言葉や、無視をするといったことで十分でしょう。

5.慣れたら外でも教えてみよう

トレーニングは家の中の集中できるところで行うのがベストですが、慣れてきたら家の外でも抱っこができるように訓練しましょう。
散歩の途中にいろいろな場所で教えるのが効果的です。
他の犬や子供などに気を取られている時にも抱っこができるように少しずつ訓練していきたいですね。

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