【トイプードルの育て方】外で飼ってはいけない3つの理由

犬を飼う場合、広い場所でのびのびと育ててあげる方が、犬のためによいのではないかと考える人もいるかもしれませんが、トイプードルにとっては危険が多く、逆に心身共にストレスになってしまういます。
今回は、トイプードルを外で飼ってはいけない理由について説明していきます。

1.トイプードルが外飼いしてはいけない3つの理由


(1)体温調節が苦手

トイプードルは寒さに弱い性質があるので、室内で体調管理をしてあげる必要があります。
トイプードルはシングルコートという犬種です。
ダブルコート犬種の様に、寒さを守る下毛がないため、体温調節が自分でできないのです。
冬場に外に出しっぱなしにすると、寒さから体調を崩す原因になってしまいます。

(2)汚れやすい

トイプードルの特徴でもくるくるとした巻き毛は汚れやすいので、お手入れがとても重要になってきます。
毎日ブラッシングをしないと、手玉やもつれができてしまい、そこに皮脂や汚れがたまり、皮膚病の元になってしまいます。
室内飼いですら管理が難しいトイプードルですので、日常的に土やほこり、水気に接する外での管理は不可能といえるでしょう。

(3)スキンシップが不足してしまう

トイプードルは甘えん坊で、人のそばにいることが大好きです。
庭でも一人の時間が長いと、ストレスを感じてしまい、無駄吠えなどの問題行動につながってしまうケースもあります。
また、飼い主以外の人にでも、人懐こく近づいていくので、盗難に合う可能性があります。

2.外飼いに適した犬種




トイプードルは室内飼いの方がいいということを解説しましたが、一方で外の気温に耐えられるという観点で、外飼いに適している犬種もいます。

日本で生まれた柴犬は、外国で改良された犬種よりも、日本の風土に適しているので、外でも飼うことができます。
柴犬と同じ日本犬である北海道犬、紀州犬、四国犬、甲斐犬も日本の寒い冬や、高温多湿の夏に耐えられるので、外飼いに向いているといえます。

他にも外飼いできる犬として、被毛が季節によって生え変わるダブルコートを持つ犬種があげられます。
ボーダーコリー、ゴールデンレトリーバー、コーギーなどです。
しかし、ダブルコートでも寒い国で生まれたシベリアンハスキー、サモエド、バーニーズ・マウンテンドッグなどの犬種は、日本の夏には耐えられないので室内飼いをする必要があります。

何らかの理由で家の中で犬を飼うのが難しい方は、寒さ・暑さに強い犬種を検討されてみてはいかがでしょうか。
トイプードルやマルチーズ、シーズーやチワワなどの小型犬は室内で温度管理をする必要があるため、外飼いは諦めた方がよいでしょう。

まとめ

犬を飼う場合、外で飼う場合と室内で飼う場合がありますが、それを飼い主の都合に合わせて決めるのはよくありません。
犬にはそれぞれ異なる性質があり、外で飼うのに適しているもの、室内で飼うのに適しているものがあるからです。
今回説明したことを踏まえて、飼い主の都合で考えるのではなく、犬の健康を考えて、トイプードルは室内で飼ってあげるようにしましょう。

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