ふわふわ好き必見!「白い犬種」全て見せます図鑑

被毛にも様々な特徴を持つ犬。今回は「白い毛」を持つ犬種を一挙にご紹介します。

1.大型犬の白い犬図鑑

① サモエド

Samoyed dog breed walking in summer day

ロシア(シベリア)のツンドラ地方原産のサモエド。別名「シベリアン・スピッツ」とも呼ばれます。雪のようにふわふわと真っ白な毛を持ち、柔らかく大きな毛玉のような体毛が特徴です。元はシベリアの遊牧民であるサモエド族と暮らしていたそうです。
 
大きな身体を持つサモエドは体力もあり、遊びが大好きなので、毎日しっかりと散歩の時間を確保し、たっぷりと運動をさせてあげましょう。性格は温厚で社交的、飼いやすい犬種だといわれています。

② グレートピレニーズ


フランス原産のグレートピレニーズ。白い体毛を持つ巨体と警戒心を活かして、牧羊犬や番犬として山岳で働いてきた犬種です。警戒心や洞察力が高く、自立心が強い子が多いといわれています。
 
広い山岳地帯で生活してきたグレートピレニーズは高温多湿な環境は得意ではないため、日本で飼育する場合はしっかりと室温調整ができる広い場所が必要です。また、大きな体からは抜け毛も多いため、毎日のブラッシングを行ってあげましょう。

③ コモンドール

Man with a komondor dog

東欧のハンガリーが原産のコモンドール。モップのようなくるくるとしたひも状のアイボリーの毛が特徴です。元々は牧羊や番犬、護衛犬として活躍してきました。
 
自立心が強く活発な犬種で、飼育する際は広い空間が必要です。賢くしつけがしやすい分、飼い主のリーダーシップが求められます。また、十分な運動量が必要なため、散歩時間はしっかりと確保する必要があります。

④ ゴールデンレトリバー

Old beautiul golden retriever dog lying. Isolated over white background. Copy space.

イギリス原産のゴールデンレトリーバー。ゴールドもしくはクリームの毛色を持ちます。穏やかで賢く、しつけがしやすい性格のため日本でも人気の犬種のひとつです。

 
大型犬で体力があり性格も好奇心旺盛、非常に活発な犬種のため、しっかりと散歩と運動の時間が必要です。コミュニケーション不足だと問題行動にも繋がるため、犬と接する時間をたっぷりと設ける必要があります。

⑤ ホワイト・スイス・シェパード・ドッグ

Shepherd Dog looking

スイス原産の「ジャーマン・シェパード・ドッグ」の白色種。毛足が長く美しい白色の被毛も持ちます。温厚で賢い性格のため、家庭犬に向いているといわれています。
 
大型犬の中でも室内で飼育しやすい性格ですが、その分、毎日の十分な散歩が必要です。歩くだけでなく、走りも取り入れた運動をしてあげましょう。また、毛が長いため、皮膚病などの皮膚の疾患に注意が必要です。定期的にしっかりとシャンプーを行ってあげましょう。

⑥ スタンダード・プードル


フランス原産のスタンダード・プードル。ブラック、ホワイト、グレー、クリーム、ブラウン、カフェオレ、ブルー、シルバー、ベージュなど、単色の毛色は多種あります。
 
非常に賢いプードルは、人間や他の犬とも仲良くできるといわれています。元は猟犬として活躍していた犬種のため体力があります。好奇心も強いため、様々な動きを取り入れた遊びや散歩など、十分な運動量が必要です。

⑦ セントバーナード

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スイス原産のセントバーナード。マイナス30℃にもなり、20mを超える雪が積もるような山中で遭難者を救助していました。
優しくおっとりと温和、辛抱強い性格です。賢く、責任感が強いセントバーナードは体も大きいため、広い飼育環境が必要です。また、寒い地方で暮らしてきた犬種のため、高温多湿の日本では室温管理がしっかりとできる環境が求められます。


2.小型犬の白い犬図鑑

① マルチーズ


地中海はマルタ共和国マルタ島原産のマルチーズ。超小型犬でありながら、人間の手による品種改良によって小型化されたわけではなく、世界最古の愛玩犬だといわれています。
純白で長い被毛を持ちますが、温暖な気候が原産のためアンダーコートはありません。しかしその長毛には毎日のブラッシングがかかせません。性格は温厚で陽気、飼い主に従順ですが、神経質な面もあるため番犬にも向いています。

② 日本スピッツ

Spitz dog in the greensward

ルーツは洋犬の日本産の日本スピッツ。真っ白な長毛の被毛に被われています。日本産との名称がついていますが、高温多湿の環境は得意ではないため室内飼いが勧められます。
好奇心が強く活発で遊び好き。警戒心が強く無駄吠えが多いといわれてきましたが、近年は穏やかな性格の個体も増えています。また、飼い主や家族を含め、ほかの動物とも仲良くできるといわれています。
 
真っ白な被毛には定期的なブラッシングとシャンプーが必要です。また、毎日の散歩は欠かせず行い、ボール遊びなどの遊びも積極的に取り入れましょう。

③ ボロニーズ


イタリアはボローニャ地方原産のボロニーズ。その原産地にちなんで名づけられました。白くカールした長い被毛に全身が被われている超小型犬です。
 
イタリア以外には個体数が少ないため日本で見かけることは少ないですが、穏やかで人懐こく、家庭犬として飼いやすいといわれています。

④ ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア

West Highland White Terrier puppy, four months old, sitting against white background

スコットランド(イギリス)原産のウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア。白い被毛は剛毛ダブルコートです。短い胴に短い手足が愛らしい姿は、原産国以外のアメリカでも大変人気の犬種です。
 
好奇心旺盛で飼い主に対しては甘えん坊ですが、警戒心も高いため番犬の役割も果たします。活発な犬種のため、散歩や遊びの時間はたっぷりと確保してあげましょう。また、攻撃性や警戒心が強い性格を和らげるために、散歩中に他の犬と遊ばせることで社会性を身に着けさせましょう。

⑤ ビション・フリーゼ


フランス原産の。カールした純白のトップコートを持つダブルコートの小型犬です。毛量が多いため、暑い場所での飼育には注意が必要です。
 
賢く、従順で陽気。番犬には向いていないといわれるほど、人にも犬にもフレンドリーな性格の個体が多いです。小型犬の中でも体力がある犬種のため、散歩と運動の時間はしっかりと確保しましょう。

⑥ アメリカン・エスキモー・ドッグ

White fluffy samoyed dog in green grass

アメリカ原産のアメリカン・エスキモー・ドッグ。元は寒い地域で雪や氷の中で重い荷物を運ぶために作られました。ふわふわとした純白のダブルコートは外の寒さから身体を守ります。
 
賢く、活発で飼い主に従順な性格です。毎日の散歩で十分な運動をさせ、長い被毛には定期的なブラッシングが必要です。

⑦ ダンディ・ディンモント・テリア


イギリス原産のダンディ・ディモント・テリア。元は農民やジプシーと共に暮らし、猟犬として活躍していました。6cmほどの被毛は硬めの毛と柔らかな毛の両方で構成されています。頭部にある柔らかい絹糸のような冠毛が特徴的です。
 
独立心が強く、知的で活発な性格です。人間には忠実ながら粗野な一面もあるため、しつけには注意が必要です。狩りを得意とし探索を好むため、頭も使う適度な運動をさせてあげましょう。

■まとめ

同じ白い犬でも性格や飼育方法は様々です。ご自身の生活環境に合った素敵な”白いパートナー”を探してみてください。
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