シルキーテリアの正式名称はオーストラリアンシルキーテリアです。
オーストラリア原産ですが、昔からいる歴史ある犬種ではありません。
19世紀にオーストラリアンシルキーテリアとヨークシャテリアとの交配によって生まれた犬種です。
このシルキーテリアの特徴とはどのようなものなのか紹介していきます。
もくじ
１．シルキーテリアは優雅な立ち姿と気品ある毛並みが特徴
シルキーテリアは外見が非常にゴージャスですが、毛並みに気品さを備えていますので、上品な印象を与える犬種です。トリミングをペットサロンで受けたり、日々ブラッシングをしてあげることで上質な毛並みを実現することができます。
こうして、小型犬にもかかわらず、立ち姿が凛々しくなります。
２．シルキーテリアってしつけがしやすい？
シルキーテリアは可愛らしい外見ですが、独立心が強い性格をしていて頑固なところがあります。
子犬のときにしつけを一切やらずに成犬になってから初めてしつけをするようになれば、なかなか言うことを聞いてくれません。
端正な顔立ちをしていることからわかるように、知能自体はきわめて高いです。
したがって、子犬のときからしつけをしてあげると、きちんと飼い主の言うことを聞くようになります。
頑固な性格が手伝って一度覚えれば忘れることはほとんどありませんし、基本的なしつけはすぐに覚えますので、しつけをしやすい犬種と言えます。
ストレスを感じさせないためにも遊びながらしつけをするといいでしょう。言うことを聞いたときにはご褒美としておやつをあげたり、たくさん褒めてあげるのがポイントです。
また、シルキーテリアは、好奇心旺盛の犬種ですので、しつけをするときにはテレビやラジオなど目を引くものは遮断して集中しやすい環境を作る必要があります。
３．シルキーテリアは好奇心旺盛で頑固な性格なの？
シルキーテリアの性格として好奇心旺盛な一面が挙げられます。
散歩のときにはどこにでも行きたがるのでよく動き回ります。
他の小型犬と同じ散歩時間だとストレスを溜めてしまうこともありますので、できるだけ長く散歩に連れて行くことです。小型犬でも体力がありますので、問題ありません。
また、室内にいるときから活発に動き回りたがりますので、自由にしてあげる必要があります。
その性格からケージの中に留まることを嫌う傾向がありますので、子犬のときからケージに慣れさせておきましょう。
ただし、自由にしすぎるとわがままな性格にもありますので、悪いことをしたらきちんと叱ることです。
なお、好奇心と並んで独立心も強いので、他の犬と仲良くすることが苦手です。
散歩中に攻撃的になることもありますので、注意しましょう。
４．寿命はどれくらい？
シルキーテリアの寿命は約15年程度です。
犬は10年以上生きれば長生きですので、他の犬種に比べて丈夫と言っても過言ではありません。
ただし、注意することもあります。
他の小型犬と同じように椎間板ヘルニアになるリスクも備えていますので、日常生活の中できちんとケアをしてあげることです。
また、シルキーテリアは好奇心旺盛な性格をしていますので、動き回って怪我をしてしまうリスクもあります。
室内犬なので普段から飼い主が健康状態をしっかりと観察しましょう。
他にも、糖尿病などの病気になる場合も稀にありますので、栄養過多にならないように食事管理もする必要があります。
こうしたケアをすることでシルキーテリアの寿命をさらに伸ばすことが可能になります。
５．シルキーテリアの価格は50万円近くかかるの？
シルキーテリアを購入するときにかかる価格は約50万円になります。
他の犬種を購入するときよりも値段が若干高いです。
シルキーテリアは希少性の高い犬種なので、ペットショップで見かけることが難しいです。
日本ではシルキーテリアよりも一回り小さいヨークシャテリアの人気が高くて、ペットショップとしてもそちらを置いておく傾向があるのです。
そうした入手性の困難さが価格をさらに引き上げている要因です。
購入するにはオーストラリアのブリーダーから直接仕入れることが一般的であり、輸入費用も含まれると約50万円近くになります。
ちなみに毛質と年齢によっては値段がさらに高くなることもあります。
６．シルキーテリアの特徴を知っておこう
今までシルキーテリアの特徴を紹介してきましたが、非常に魅力的な犬種であることがわかったのではないでしょうか。
小型犬にもかかわらずゴージャスな外見と気品ある毛並みから立ち姿が非常に格好良いです。
しかも上品さも兼ね備えています。
好奇心旺盛なので室内でも室外でも活発に動き回りますので注意することも往々にしてありますが、それがまた魅力の1つにもなっています。
端正な顔立ちから知能が極めて高いので、しつけもしやすいです。
独立心が強いので単独でわんちゃんを飼うことをおすすめします。
飼育することでわんちゃんとの毎日の生活が楽しいものになるでしょう。
