1、マルチーズの毛にはこんな特徴がある
・マルチーズの白い毛は絹のようで品がある
マルチーズの柔らかい被毛は、真っ白で長いことが特徴です。上質な絹を使ったような被毛は、高貴な輝きを放っているように見えるのと同時に、色気さえ感じさせています。垂れ下がった耳や鼻先、尻尾の先までなめらかな長毛です。たくましいというより、少し華奢な体も特徴でしょう。ショートカットスタイルにすると、成犬でもどこか子犬っぽい雰囲気となります。
・すぐ毛玉になってしまうマルチーズの被毛
マルチーズの被毛は、非常に細い為、日々のブラッシングやコーミングなどに気を遣わなければなりません。毛質がとても細いため、すぐに毛玉になってしまうからです。マルチーズだけではなく、プードルやシーズは長毛犬種に含まれるのですが、定期的にカットなどの手入れをしなければすぐ毛が伸びます。モップを被せているような感じでどんな犬か分からなくなりますので、ブラッシングを習慣にしましょう。
・毛玉の手入れをしなければ皮膚病にかかることも
毛玉を放置していると、皮膚病の可能性が高まるので注意してください。毛玉ができることによって、血の流れも悪くなり、通気性が悪化し、寄生虫が暮らしやすい肌環となります。マルチーズは、皮膚病にかかりやすい犬種として知られていますので、毎日のお手入れを特に心がけましょう。
2、マルチーズの毛玉を上手く取るためのコツ
・マルチーズが嫌がらないよう優しくブラッシング
マルチーズの毛玉を上手に取りたいなら、嫌がって暴れないように落ち着かせる所から始めましょう。無理に毛玉を取ろうとすると、ブラッシングに対し、嫌なイメージを頭に焼き付けてしまう可能性があります。優しい手つきで毛玉をほぐしながら、毛玉取りを行ってください。
ある程度、毛玉がほぐせたなら、今度はブラシを使ってゆっくりと丁寧にとかしていきましょう。次はクシを使ったコーミングです。最初はクシの目が粗い方を使用をしてとかした後、今度は目の細かいほうでとかしてください。被毛がなめらかになっていきます。
・ハサミで毛玉を切るならここに注意
毛玉を取る際、ハサミを利用する時は、あやまって肌を切らないよう十分に注意してください。マルチーズの肌へ、刃先が向かないようにしましょう。肌ギリギリにできた毛玉を、ムリヤリ引っ張って切ろうとすると、皮膚を傷つけるかもしれません。手間はかかりますが、ちょっとずつほぐしながら切ることで、マルチーズを傷つけなくて済みます。
・フェルト状の毛玉処理はバリカンを使うのもあり
小さな毛玉は、コームやスリッカーなどを使っても取ることができます。しかしフェルト状に固まってしまった毛玉は、少々のブラッシングでは取りづらいです。短時間で毛玉処理を行うことで、皮膚への負担を抑えることができます。短時間で毛玉を取るなら、バリカンを使用してもOK。しかし皮膚を傷つける可能性がありますので、使用する際は、マルチーズの骨格を把握し、皮膚を伸ばすように処理をしていきましょう。
3.マルチーズの毛のお手入れをする時に知っておきたいこと
・マルチーズの毛をお手入れするなら用意しておきたい道具
マルチーズの特徴である美しい被毛を保つためには、ブラッシングやコーミングを中心にお手入れをしましょう。スムーズにお手入れができるよう、道具にはこだわっておいたほうが良いです。クシ、ブラシ、フリッカーやピンブラシなど、種類は豊富。自分が使いやすいものを中心にしてそろえておくと良いでしょう。
コーム選びは、目の粗さがポイントです。粗いものと細かいものが一緒になっている物はオススメ。毛が短いマルチーズには、スリッカーブラシも用意しておきましょう。使い方は簡単。スリッカーブラシを軽く持ち、マルチーズの皮膚と平行に動かすように意識すれば、スムーズにとかすことができます。
マルチーズの毛玉取りがはかどる便利な道具
毛玉を取る時にあったら、作業がはかどる道具はたくさんあります。ペットショップ、ホームセンターも取り扱っていますので、チェックしてみると良いでしょう。お手入れをしようとしても、なかなか取れない頑固な毛玉がある時に活躍してくれます。
・マットブレーカー
マルチーズの肌を傷つけず、安全に毛玉をほぐしたいなら用意しておいて損はありません。刃を入れ替えれば、左利き用に変えられる所も便利です。
・ドギーマンハヤシハニースマイル毛玉取り
グリップ部分がとてもにぎりやすく配慮された毛玉取りです。特に固まってしまった頑固な毛玉をほぐす時に活躍してくれるでしょう。
・ペットエステ毛玉取りローション
なかなかほぐれない毛玉の理由は、毛がもつれているからかもしれません。そんな時、このローションを使えば、もつれを優しくほぐせるだけではなく、被毛がサラッとした仕上がりになるのでオススメです。