トイプードルの値段の相場はいくらなの?どんな人が飼い主に向いている?

賢くて、従順で可愛い。そうなればやっぱり飼ってみたい犬種のトイプードルです。
トイプードルと言っても、性格が1匹ずつ違うのと同じように色も値段もさまざまあります。
値段はいくらなのか?トイプードルと相性がいいのはどんな飼い主か検証します。

1.トイプードルの値段の相場

              • トイプードルの値段の相場は10~20万円
            トイプードルは性格と可愛さから人気があるため、値段も少々高めの10~20万円が相場です。
            とはいうものの、ペットショップを覗いてみると、値段がまちまちなのに気付くことでしょう。

            値段が高く設定されているトイプードルにはわけがあるのです。
            1. 顔が整っている
            2. サイズが小さい
            3. 親がドッグショーのチャンピオン犬
            4. 血統が良い
            5. メス
            上記のような場合は、相場よりも高額になっていきます。
            ドッグショーの受賞経歴のある犬の子犬だと200万円で取引されることもあります。
            犬の価格は健康状態だけではなく、見た目や人気などでも変わってきます。
            価格が高い場合、高いなりの理由がありますが、高額だからといって病気にならない保証はありません。
            何故その価格なのかを、購入の際は納得できるまで説明を受け、信頼できるブリーダーやペットショップから希望に合った条件の子を家族に迎えてあげましょう。

            2.こんなトイプードルは相場よりも安くなる

            「高いと買えない。でも欲しい!」という人のためにどうにかならないのでしょうか。
            トイプードルの値段が安い場合の条件をご紹介します。

            (1)嚙み合わせに異常がある


            歯が突出していたりと、口内環境に異常がある場合は2万円前後の値引きがあります。
            犬の場合は歯並びを矯正する必要いうえ、ドッグショーに出場させる予定がないのであれば、噛み合わせもチャームポイントととらえる方が多いようです。

            しかし見た目だけの問題ではなく、口臭や菌の増殖や歯の病気、
            そして鼻の病気の発症が早いのも事実です。
            そのことを了承したうえで、歯並びも個性として受け入れ『お口の中のケアをしっかりとしてあげて家族として迎えてあげよう!』と決意できるならば購入するのもありですね。

            (2)出べそ

            犬の出べそは、臍(さい)ヘルニアの症状のひとつです。
            そのヘルニアが小さいままだと『へそが出る』以外の異常や症状が出ることはありませんし、治療も必要ありません。
            しかしそのヘルニアが大きくなってしまうと、おへその中に体脂肪や、腸などの内臓が入り込んでしまい、手術が必要になってしまいます。

            犬の出べそは、このまま健康かもしれないし、病気になってしまう可能性もあるため、安いのです。
            購入の際に『出べそ』と表示されていたら、しっかりと説明を受け、納得したうえで購入することをおすすめします。

            (3)ミスカラー

            JKCではトイプードルの毛色はなどで、必ず単色でなければならないとされています。
            つまり、頭から爪先まで全身が同じ毛色でなければならず、身体の一部または数ヶ所に他の毛色が混じってしまっているものはミスカラーと呼ばれ、多少割引になることが多いです。
            「ミス」という言葉に不安になる方もいらっしゃるかもしれませんが、あくまで毛色の欠点であり、ミスカラーだからといって不健康であったり身体やに異常や疾患があるということではありません。
            家庭犬として迎える際は、チャームポントととして愛されることの方が多いです。
            しかし、混合色だから希少性があると言い、相場からは考えられないほどの高額で売りつけてくる悪徳ブリーダーもいるため、注意が必要です。

            (4)成長している

            子犬の方が売れるため、売れ残りを防ぐために値引きをする場合があります。
            しかしある程度大きくなってからの方が「性格や特性が分かる」という理由で、あえて大きくなってからの子を飼う方もいます。
            成長しているから安くなっているケースは健康状態も良好な子が多いので、ねらい目かもしれませんね。

            3.トイプードルの飼い主に向いているのはどんな人?



            飼いやすいと言われているトイプードルでも、やはり飼い主の性格や環境によって向き不向きがあります。
            ここでは、トイプードルがどのような飼い主さんに向いているのかご紹介していきます。

            (1)かまってあげられる環境がある


            トイプードルは明るく人なつっこい性格しており、スキンシップをしっかりとってあげないとストレスにつながってしまうくらいの甘えん坊です。
            あまり構ってもらえない状態が続くと、気を引くために無駄吠えをする子もいます。
            構いすぎもよくはありせんが、留守番や出張が多い一人暮らしよりも、常に家に誰かいるような家庭が環境には適しています。
            トイプードルは常に深い愛情を持って接してあげられる飼い主さんが向いていると言えるでしょう。


            また、くるくるとしたトイプードルの被毛は毎日ブラッシングをしないと、毛玉やもつれの原因になってしまいますし、月に一度はトリミングに連れていく必要があります。
            こまめにお手入れをするのを面倒と思う人はトイプードルを飼うのを再検討した方がよいでしょう。

            (2)しつけができる


            トイプードルは犬の中でも2番目と言われるくらいに賢い頭を持っています。
            しかしその頭の良さゆえに、自分で物事を判断しまい「この人よりも自分の方がえらい」と飼い主がなめられてしまうと、餌を食べなかったり、無駄吠えをしたりと、わがまま性格になってしまいます。
            しつけが楽と言われているトイプードルですが、主従関係や信頼関係ができたらしつけが楽という前提があるので、メリハリもって叱る・褒めるができる人が飼い主には向いているといえます。

            (3)毎日お散歩できる


            トイプードルはその小さな体とおしゃれでやわらかな見た目から、あまり散歩をしなくてよいと誤解されてしまうますが、決してそんな事はありません。
            室内犬ではあるものの、体温調節が苦手なだけであって、他の小型犬に比べて運動量は必要です。

            ですので、最低でもできれば一日一回は外に連れ出して散歩や運動をさせてあげられる余裕を持った、アクティブな飼い主さんが向いていると言えるでしょう。
            家族全員で交代しながらでも構いません。
            1日30分程度、お散歩に連れて行ってあげられる時間を確保できるか考えてみましょう。

            (4)少しだけ経済的な余裕がある


            トイプードルの毛は、切らないかぎりずっと伸び続けます。
            毎月トリミングサロンに行ってシャンプー&カットをする必要があります。
            トリミングに連れて行ってもトイプードルは他の犬種に比べてお値段が少し高めです。
            フードやペットシーツ代以外にも、毎月の美容代を計算に入れておきましょう。

            毎月、トイプードルの飼育費は2万円ですが、動物病院代などを考慮するとトイプードルの生涯費用は250万前後と言われています。
            トイプードルを美しく、健康に保つには多少のお金と時間も必要なのです。

            まとめ


            いかがでしたか。
            飼いやすいと言われているトイプードルですが、性質をよく理解し、家族とも話し合ったうえで家族に迎え入れましょう。


            これからトイプードルを飼おうとお考えの方は、こちらの記事もご覧ください。
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