【トイレの躾・ボーダーコリー編】躾方のポイントと手順を紹介!

ボーダーコリーは全犬種の中でも最も賢い犬種として知られています。その一方で賢い性格だからこそずるいこともひらめき、いたずらの多くなります。とくに子犬の時期、トイレの躾は一番初めに教えることが重要。今回は良きパートナーとして育てるための、正しい躾方のポイントをご紹介したいと思います。

(1)ボーダーコリーのトイレの躾テクニック

・叱るのではなく、褒めること

まず、間違った場所で排泄をしてしまっても叱らないようにしましょう。その理由に、犬は数分前の出来事は忘れてしまうからです。他にも賢いボーダーコリーは排泄すること自体が悪いことだと思い、排泄を我慢したり、隠れてトイレをする原因にもなりかねません。正しい場所で排泄が出来たらすぐに声を出して褒めてあげましょう。

・飼い主と犬との関係性をきちんと作り上げる

本来犬はリーダーのもとで、群れを作って生活をしていました。その為、飼い主が「リーダー」としてわんちゃんに認められることがトイレのしつけをスムーズに行える重要なポイント。例えば、ご飯やドアを出るのも全部飼い主が先にすること。そして食事の前には「待て」をさせて飼い主の許しがないと食べることができない状況をつくりましょう。

わんちゃんは自分のトイレの場所を決めて、同じニオイのする場所でトイレを繰り返す習性があります。家の中でのニオイつけは縄張り主張の意味もあるので、上下関係が明確になることで、そのようなニオイつけの傾向も減ってくるのです。

(2)この通りやってみて!ボーダーコリーのトイレの躾手順

・場所を一か所決めて、囲われたトイレをつくる

物陰になった部屋の隅っこや、洗面所や廊下すみなどの落ち着いて排泄ができそうな場所にトイレをつくりましょう。そこにトイレシーツを敷いたら、トイレシーツと柵の間に隙間ができない大きさのサークルで囲います。

・排泄したそうな時にサークルに入れる

排泄をしそうなタイミングの時にトイレの中に入れてあげましょう。タイミングはわんちゃんによって違いますが、ソワソワしだした時やニオイをかぎ始めた時などに多いのできちんと観察しているのが重要です。

・褒めた後、サークルから出す

トイレが成功したらトイレシーツを片付けながら大げさでも褒めてあげましょう。片付けた後、いっぱい遊んであげて「トイレをすると褒めてもらえる」という意識をもってくれます。

・繰り返し練習

これらを繰り返し行っていくとトイレの場所をきちんと覚えてくれます。またトイレのタイミングになったら自分から行くようになります。慣れてきたらサークルを外しても構いません。

トイレの躾は早くて1週間程で覚えますが、遅いと23ヵ月程かかることもあります。なかなか覚えてくれなくても決してイライラしないようにしましょう。賢いボーダーコリーは気持ちを感じ取り、信頼関係が崩れる原因にもなるので気長に躾をすることが重要です。これらを踏まえて愛犬と共に頑張りましょう。

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