もしかして愛犬に嫌われているかも?原因と対処法とは

近ごろ愛犬の様子がおかしい。自分のそばに寄ってこないし、抱っこやナデナデしようとするとスッと離れてしまう。そんな様子がみられたら要注意です。愛するワンコと飼い主のアナタの関係に、ひび割れが生じているサインかもしれません。

(1)どんな時に愛犬に嫌われちゃう?

飼主を嫌っていたり信頼していなかったりすると、わんちゃんも人と同じで、スキンシップを拒んだり距離をおこうとします。名前を呼んでも近づいて来ない、さわったら、喜んでシッポをぶんぶん振り回したりカラダをこすりつけて来るかわりに嫌がってその場を離れてしまう、などの行動があらわれます。挙句の果てには、飼い主に対し低い唸り声を発することさえあります。愛犬にこんな態度をとられるようでは、ご主人様失格です。今こそ猛省して、愛するわんちゃんとの関係修復をはかりましょう。

(2)嫌われちゃう原因とは?

 愛犬の嫌がることを繰り返し行った

シャンプーが嫌いなわんちゃんを無理やり何度も洗った、狭い場所に長時間閉じ込めた、意地悪して食べ物を与えなかった、などが該当します。嫌なことを繰り返しされたり、寂しいまま長い時間放っておかれたりしたら、犬の心は非常に傷ついて飼主に対する信頼感を失ってしまいます。

 大声で叱ったり叩いたりした

人間の4倍の聴覚を持つ犬にとって、大声は落雷がとどろくような音に聞こえるといいます。これだけでも恐ろしいのに、厳しい顔つきのご主人様に体罰をうけた時の恐怖と悲しさは、私たちが想像する以上の衝撃です。

 アルコールの匂いをプンプンさせている

わんちゃんはアルコール臭をひどく嫌う習性があります。酒の臭いをプンプンさせながら無理やりキスをすると、噛み付いて抵抗する犬もいます。

(3)嫌われた時の対処方法について

いちど失ってしまった信頼や愛情を取り戻すには、時間がかかることを肝に銘じましょう。最善の対処法は愛情です。一般的に、わんちゃんは 3歳の子供と同じくらいに人間の言葉が理解できるといわれます。優しく語りかけながら、少しずつゆっくりとスキンシップを回復させていきましょう。最初は嫌がるかもしれませんが、辛抱強く愛情を持って接すれば開かない扉はありません。

犬が粗相をしたときは、穏やかな声で諭すように叱りましょう。この時体罰は厳禁です。反対に良いことをした時は、しっかり褒めて撫でてあげてください。大人しく留守番をしたときなどは、ご褒美のおやつを与えるのも上手な愛情表現です。ほかにも毎日散歩に連れて行ったりなど、愛犬が大好きなことを積極的にやってあげると関係修復がスピードアップすることでしょう。

私たちが楽しそうにしていると傍で一緒に喜んでくれる、私たちが悲しみに沈んでいると寄り添って慰めてくれる、わんちゃんは最良のパートナーです。忠誠心が厚く不平不満をめったに表さない、そんな健気な犬の気持ちをシッカリと理解してあげられる飼い主でありたいものです。

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