1.一人暮らしでもマルチーズを飼うことは可能か?
マルチーズの性格は、利口で落ち着きがあり温厚です。それと同時に活発で遊ぶことが好きな明るい性格です。
また、非常に従順であり利口でしつけしやすい犬種なので、初めて犬を飼うという方や、一人暮らしで犬を飼うという方には最適な犬種です。
注意点としては、私達人間が思っている以上にマルチーズは寂しがり屋なので、留守番などで孤立する時間が長いとストレスを抱えてしまうこともあります。
特に生後間もない子犬の時期については、寂しがらないように愛情をもって寄り添ってあげることが求められます。
2.一人暮らしでマルチーズを飼うためのポイント
マルチーズが一人暮らしでも飼いやすい犬種であると紹介しましたが、一人暮らしで買う場合には、最初に犬を迎えてあげるための環境を整えてあげる必要があります。飼うためのポイントとして、ペットとして迎えるために必要な事項を紹介します。
(1)自分の住んでいる家がペット可であるかどうかを確認する
まず初めに、動物を飼うことのできる場所を確保する必要があります。一人暮らしの場合、アパートやマンションにお住いの方もいると思います。
ペット不可の物件も多いため、住んでいるアパートやマンションがペットを飼えるかどうかのを前もって確認しておくことが重要です。
また、ペット可の場合でも犬種や体重、飼う頭数などで制限がある場合もあるので、注意が必要です。
(2)マルチーズの寿命を知る
マルチーズの寿命は一般的に12歳~14歳と言われており、小型犬の中では平均的かやや短い傾向にあります。この数値はあくまで平均値であり、近年の医療技術の発達により平均以上に長生きすることも多いです。
一人暮らしの場合、結婚に伴った引っ越しや、転勤などで生活環境が大きく変わる可能性も十分に考えられます。
どんな犬種にも限らず、犬を飼うと決めたら10年以上の期間、犬が寿命を全うするまで最後まで面倒を見るという責任が求められます。
将来生活環境が変わっても、責任をもって飼えるかどうかを考えてからの決断をお勧めします。
(3)金銭的に問題ないかどうか
愛情さえあれば飼えるという訳ではなく、犬を飼うということはそれなりに金銭的負担が多くなるということも事実です。ケージや柵など、初期の設備投資とも言える環境を整えるための準備にもお金はかかります。
日常的な生活をするにも、ペットフードやペットシーツといった日用品を用意してあげる必要があります。
また、病気を予防するためのワクチンや予防接種といった、犬の健康を保つために必要な出費もあります。
今まで挙げた事以外の細かい出費も全て含めれば、それなりの額になると思います。
勿論、健康であるという前提での話ですが、病気や怪我をした場合は病院へ連れて行ってあげる必要も出てきます。
治療費は万単位になると思います。
そうした全ての事を考えた上で、金銭的に問題ないかどうかを考えなければ、犬を飼うことは難しいです。
(4)近隣のペットホテルや動物病院を探しておく
病気や怪我をした場合にすぐに連れていけるように病院を事前に探しておく事をお勧めします。また、一人暮らしの場合出張などで数日家を空けなければいけないという状況も出てくると思います。
そうしたやむを得ない状況を考えて、ペットを預けることのできるホテルを探しておくと安心です。
(5)助けてくれる人を見つけておく
飼い主自身が病気や怪我で長期間入院してしまう可能性を考えて、予め家族や友人など、一時的にペットを預かってもらえる人を探しておくことも一つの方法です。ペットシッターや業者でも問題ありませんが、長期間となると出費も相当な額になってしまうことが考えられるので、飼い主の状況に応じて方法を選択すれば良いと思います。