猫のトイレのしつけは成猫ではもう遅い?1歳から始めるトイトレ

自宅で猫を飼う上で、トイレを覚えさせることは欠かすことのできない大切なしつけです。本来は子猫の時期に教え込むことが望ましいですが、成猫であってもやり方しだいでは覚えられます。今回は成猫のトイレのしつけ方についてご紹介します。

★成猫でもトイレのしつけは可能

・根気良く教えるつもりで対処する

ペットのいろいろなことを教える時は、一般的に成長する前の幼少期が良いとされています。これは成長するにしたがって生活習慣が体に染み込んでしまうことで柔軟な対応が難しくなるのが理由です。トイレのしつけも同様で、小さい時の方が覚えやすいですが、成猫になってしまったからといってしつけが出来ないわけではありません。しかし、幼少期よりは覚えるまでに時間が掛かることも多いため、飼い主が根気良く教えることが大切です。

★まずは猫砂やトイレに慣れさせる

・トイレにマーキングをしておく

外でトイレをしている猫の場合、土の上で排泄をしているケースも多いことから砂の上でトイレをすることに違和感を感じることも少なくありません。そのため最初は飼い猫にその場所が自分のトイレであることを認識させる作業から始めます。おすすめは愛猫の排泄物を事前に採取しておいてそれをトイレに置いておく方法です。自分の排泄物の臭いがすることでそこがトイレだと認識しやすくなります。

・猫のトイレ後の習性を利用する

古くから猫は外的から身を守るために、排泄の後に隠そうとする習性があります。この習性を利用して、愛猫をトイレに連れて行き両前足を持って砂をかく仕草を教えてあげるのです。猫によってはこれらの行動を嫌がるケースもありますが、根気良く繰り返すことでここがトイレだと体で覚えます。

★粗相をしたら臭いはしっかりと取ること

・トイレ以外の場所で排泄物の臭いをさせない

猫がトイレ以外の場所で排泄をする粗相をしてしまったら、綺麗に拭き取ることが大切です。猫の排泄の臭いはとても強く付着してしまうと臭いを除去するのに苦労をします。トイレのマーキングと同様に、臭いが付着したままにしてしまうと猫はそこがトイレだと勘違いをしてしまうので注意が必要です。猫が落ち着きがない時はトイレのサインのことが多いので、トイレ以外の場所でそういった予兆が見られたら連れて行ってあげてください。

★それでもトイレでしない場合は原因を考える

・ストレスを取り除いてあげる

何度繰り返してもトイレを覚えてくれないのはストレスが原因になっていることも考えられます。猫の習性の一つでもある隠れる場所を作ってあげる、高い所を上り下りできる段差を作ってあげるなどストレスを無くしてあげることがポイントです。
猫がトイレ以外の場所で粗相をしてしまうのは、わざとではなくそこがトイレだと認識してしまっているからです。飼い主は愛猫のためにも責任を持って正しいトイレの場所を教えてあげることが大切になります。
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