【犬種別のしつけ~ポメラニアン編~】しつけ方のポイントと手順を紹介!

ポメラニアンはつぶらな瞳が特徴で愛玩犬としても人気が高い反面、しつけを行うのは比較的難しいとされる種類です。今回はポメラニアンのしつけが難しい理由と正しいしつけについてご紹介します。

(1)実は難しい!?ポメラニアンのしつけとは

・見た目とは裏腹に自己主張が激しいことが比較的多い

ポメラニアンはつぶらな瞳とフワッとした被毛が特徴の愛らしいわんちゃんですが、数多くある犬種の中でも比較的しつけに苦労するといわれています。その理由はその性格です。ポメラニアンのツールはスピッツ系の大型犬とされていて、ヨーロッパ地方では牧羊犬として活躍していました。その名残から飼い主に従順でありながらも自信家で気が強いという性格も持ち合わせていて、その性格がしつけに苦労をさせられる点になっていると考えられます。

(2)実践しよう!ポメラニアンの具体的なしつけ方法

・トイレの場所を覚えさせる

室内で飼うケースが多いポメラニアンにトイレの場所を覚えさせるのは重要です。やり方は簡単で、ケージの中にあらかじめ尿の臭いが付いたトイレとポメラニアンを入れておきます。これは行動範囲を狭めることでトイレでおしっこをさせやすくするためです。上手にできたらしっかりと褒めてあげることで犬はその場所がトイレと認識します。子犬の時期であれば1日のおしっこの回数が多いので覚えさせやすいです。

・無駄吠えをさせないようにする

ポメラニアンはルーツが牧羊犬であったため、勇敢な性格を持ち合わせていることから警戒の意味も込めて無駄吠えすることも少なくありません。この無駄吠えを改善するのに有効なのが無駄吠え=悪いことが起きると思わせることです。無駄吠えをした時にわんちゃんが嫌いな音を発したり水に濡れさせるといった行動を行うと、無駄に吠えると嫌なことが起きると認識するようになって徐々に改善されます。この時に飼い主が直接怒るようなことはしてはいけません。これは飼い主が怒ると犬が飼い主に対して怖い人間だと感じてしまって信頼関係が築けなくなるからです。

・お座りや待てといった基本的な動作を身に付けさせる

犬のしつけの基本ともいえるお座り、待てといった動作は外出時に危険から身を守る意味も含まれているので、ポメラニアンにとっても覚えるべき大切なしつけです。どちらのしつけにもおやつを使った方法が有効になります。お座りは最初飼い主が言葉と同時に優しく手でお座りの体制を作ってあげて、それができたらご褒美のおやつをあげるといった形です。待てのしつけは最初待たせる時間を短くして徐々に長くしていくと覚えやすくなります。どちらのしつけもちゃんとできた時に褒めてあげることを忘れてはいけません。

ポメラニアンは可愛らしい外見の中に強い意志を持っている犬種です。そのため主従関係をしっかりとわからせないと、手が付けられなくなるケースも少なくありません。共に良好な関係を築いていくためにも、難しくとも諦めずにしつけをすることが大切です。

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