冷えは大敵!犬の「温活」 で毎日ヘルシーに暮らしたい

1.冷えは犬にとっても大敵です!


冷えは万病の元と言われるように、犬にとって冷えは万病の元なのです。具体的な冷えによる犬のトラブルとしては、下痢をしてしまったり、風邪をひいてしまいます。また、犬は元々関節が人間よりも弱いのですが、冷えにより尚更関節炎になりやすくなります。泌尿器系疾患が起き、膀胱炎を担ってしまったり、骨格系疾患が起き椎間板ヘルニアなることもあります。

下痢や風邪をひくと動物病院へ通い薬を服用させなければならないので、犬の負担にもなりますが、飼い主も大変です。また、椎間板ヘルニアになった時も、椎間板が神経に刺さり、非常に強い痛みを生じるため、歩行困難に陥ってしまう事もありますし、神経細胞に刺さってしまうと、1週間ほどで命を落とす危険な状態に陥る場合もあります。

冷えは血行の流れやリンパの流れも悪くなる原因ともなってしまうので、がん細胞に狙われてしまう可能性も高まります。中でも小型犬は寒さに弱い犬種が多く、更に暖房器具が揃っている人間が暮らす環境で育つと、より寒さに弱くなります。寒さに強い犬種でも、人間と共に暖かい室内で暮らしていると寒さに弱くなる傾向もあります。

寒さは命に関わる病気に繋がる原因ともなる危険なものなのです。

 

2.私の犬が温活を始めた理由


犬の体調不良により動物病院に訪れた際に、原因は冷えだと言われ、獣医さんが体を温める処置をしてくれただけで、薬や注射などを使用していないのにも関わらず、手足や肉球が温まり、体調の改善に繋がったのです。それだけ冷えは体調不良の原因であり、体を温める温活はとても大切だと考えられます。

人間は寒いと感じた時に、服を多めに着たり湯船に長めにつかったり、暖房器具を活用したりして、寒さから身を守ることができます。しかし犬は自ら体温を調節し、寒さから身を守ることはとても難しいのです。そのため飼い主が寒さから守る温活のサポートをしてあげる必要があります。

例えば冬の寒い時期に散歩をする際、服を1枚だけ着せても、寒がっている場合があります。もちろん服だけでは体の全体を覆うことは出来ませんし、足の裏は冷たい地面に接しているため、体温が下がってしまうことは否めません。しかし腹巻を1枚服の下に付けさせることにより、服が1枚の時よりは寒さを凌ぐことができます。犬用の腹巻を見つけることが出来ず手に入れられない場合は、愛犬の胴回りを測り手編みで作ってあげても良いでしょう。

しかし100円ショップなどで人間用の毛糸のパンツを購入し、足を通す部分をカットすれば、簡単に犬用の腹巻になります。人間でも肌触りが良い素材で作られているものなので、犬も着け心地がよくストレスに繋がることは無いでしょう。また、小さいサイズを購入すれば、マフラーとして使うことも可能です。

あずきカイロもおすすめです。あずきカイロは、温めると甘い匂いがして、犬も喜んで使ってくれる可能性が高く、人肌程度の暖かさで体を温められるので、やけどの危険性も低く安全です。慣れるまでは抱っこした状態であずきカイロを当てて温めてあげると、そのうちあずきカイロに慣れて自分から擦り寄るようになるでしょう。

飲み水を白湯に変える方法もあります。白湯は不純物を含まないものなので、口当たりが滑らかで、犬も抵抗なく飲んでくれます。直接体の中に取り入れて温まるので、内臓系がしっかりと温められ、血行促進やリンパの流れが良くなったり、老廃物の排出にも効果を示すため、病気の対策にも繋がります。温活を続けることで基礎体温が上がるため、免疫力の向上に繋がり、様々な病の予防になりますし、毎日続けることで、体質もどんどん良い方向に変わってきます。

 

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