愛犬の服選びに失敗しないための3つのポイント

犬にも服は必要なの?と思う方もいるかもしれませんが、ワンちゃんにとっても様々なメリットがあります。
お散歩の中の汚れを防ぐだけではなく、防寒・日焼け予防にもなりますし、抜け毛を防ぐためのエチケットとしての側面も。
しかし愛犬の服選びはジャストサイズを探すのに苦労しますよね。
今回は失敗しない服選びのために、おさえるべき3つのポイントを解説します。

1.愛犬のサイズを知ろう


犬の服選びにおいて、愛犬の正しいサイズを把握することが何よりも大事です。
愛犬を上の図の様に立たせたら、メジャーで計ってみましょう。
肌に沿ってピッタリ採寸せずに、指が一本入るくらいのゆるさで計りましょう。


・首周り

首の中間あたり、のど仏(のど骨)のやや下あたりを測ります。
首輪を買う場合は、この位置がベストですが、犬服の場合は、それよりもう少し下の首の付け根付近をぐるっと1周させて測ります。


・背丈(着丈)

首輪をつける部分から、しっぽの付け根まで背骨に沿って測ります。

・胴回り

前足の付け根まわりの一番太い部分(胸のいちばん大きい部分)を測ります。
被毛を伸ばしている子は、被毛がメジャーでふんわりとつぶれる程度のゆるさがあって大丈夫です。
ここのサイズが合わないと着れないのでしっかり計りましょう。


採寸の方法はこちらの動画を参考にすると、より分かりやすいです。


引用:iDog&iCat お洋服の採寸

2.「ヌードサイズ」と「出来上がり寸法」の違い

・ヌードサイズ=その洋服を着る犬の寸法

「このくらいのサイズの犬が着るとちょうどいい」という参考のサイズです。

仕上がり寸法は、服そのもののサイズ。

ヌード寸法に何センチかゆとりをもたせたサイズ。
したがって、仕上がり寸法と表示されてるのに体の寸法で選んでしまうと数値がぴったりすぎて入らない可能性が高いです。

3.犬の服のサイズ表

一般的な犬の服のサイズ表です。
「この前はSで大丈夫だったから、同じでいいか~」と家で着せてみると小さかった・・・というのはよくある話です。

一番はお店で試着するのが確実ですが、お店に愛犬を連れていけない時は、いつも着ている洋服を持っていくのもひとつの手です。

犬の服のサイズ

・お店によってサイズの基準が違うので、飼う前に必ず確認をしましょう。

犬の服のサイズ表示は2号・3号といった号数とS・Mといった表記があり、どちらを表示しているかはお店やメーカによってまちまちです。
また、同じサイズ表記でもメーカーによって多少大きさが違います。
たとえば、着丈(背丈)18cmと表示するメーカーもあれば、18~22と幅をもたせるメーカーもあります。
また、首回り20cmで2号とするメーカーもあれば、1号とするメーカーもあります。
上記がサイズ目安表となりますが、メーカーによってサイズの基準は異なりますので、ご購入の前に商品サイズをよく確認しましょう。

4.愛犬に洋服を着せる時の注意点



(1)愛犬が嫌がる服を着せない

子犬のころから洋服を着ている子でも、固い素材の洋服が嫌い・フリフリしている洋服が嫌いなど、それぞれ好みがある場合もあります。
服がストレスになってしまってはいけません。
まったく服が着れない場合は、防寒の役目もありますので着れるように訓練する必要があります。
まずはノースリーブの動きやすいものから試してみましょう。

もしくは体のどこを触られても大丈夫なようにする「ルックアップ法」というトレーニングを試してみるのも有効です。
こちらの記事を参考にしてみてください。
信頼関係を築く5つのステップ

(2)静電気がおきづらい素材を選ぶ

人間にとっても不快な静電気ですが、ワンちゃんの被毛にもよくありません。
愛犬に着せる服には、静電気の起こりにくい素材である綿や毛(羊毛)の素材のものを選ぶといいでしょう。
もしくは、フリース等のポリエステル素材を使用する場合、洗濯のときに柔軟剤を使用すると良いです。
柔軟剤のリンス効果で静電気の発生を抑えることができます。

(3)服を着せた後はブラッシングを

服を着た後が最も静電気が起きやすく、毛玉ができやすいタイミングでもあります。
冬場は静電気防止スプレーを使ったり、脇の下や内股などの毛玉ができやすい部分は重点的にブラッシングをしてあげましょう。


ブラッシングの仕方はこちらの記事を参考にしてみてください。
https://petpetlife.com/maltese-brushing/

5.犬に服を着せることのメリットとデメリットとは?

メリット
・見た目のかわいさ
・冬の防寒
・夏の日焼け予防
・防虫
・泥よけ
・抜け毛の飛散防止

デメリット
・静電気が起きやすい
・毛玉になりやすい
・ストレスになることがある
・装飾の誤飲の可能性


どんなメリットかというと第一に防寒対策です。
シングルコートの犬は特に寒さに弱いため、冬場の防寒対策になります。
また、抜け毛が飛び散ってしまうのを防ぐ効果もあります。
基本的にはシングルコートの犬種で換毛期がないため、ダブルコートの犬種に比べると抜け毛は少ないと言えますが、全く毛が抜けないという訳ではありません。ドックカフェやドッグランのマナーという意味でも
服を着せることは大切かと思います。
可愛いだけのメリットじゃないんですね。

一方で毛が細く、長い犬種のため犬に服を着せると毛が絡まって毛玉ができやすくなるというデメリットもあります。
しかし、こまめにブラッシングをして予防するなどの対策をとることができます。
これらの点に気を付けて愛犬にぴったりの可愛い服を探してみてください。

まとめ


飼い主さんとしてはかわいいものを着せたい気持ちも山々だと思いますが、大切なのは愛犬の着心地と動きやすさです。
サイズが小さすぎて動きの妨げになるのは嫌ですし、大きすぎると脱げてしまって危ないことがあります。
どんな洋服を選ぶにおいても「首周り」「胸囲」「着丈」です。
ピッタリの洋服を選んであげられるように「うちの子のサイズ」を測ってみましょう!

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