1.愛犬も大喜びの「ドッグラン」
ドッグランは、愛犬をリードなしで自由に走らせたり遊ばせたりできる施設のことです。ペットブームを受けてその数は上昇傾向。最近では公営のものの他に、個人経営のものも増えています。カフェやショップ、しつけ教室などが併設されているところも多く、飼い主同士、ワンちゃん同士のコミュニケーションの場としても利用されています。最近は大型犬用、小型犬用とスペースが分けられている所もあり、小型犬でも安心して遊べるようになっているところが増えています。 非常にメリットの大きい施設ですが、全てのワンちゃんと飼い主が気持ちよく過ごすためには、お互いにルールとマナーを守ることが大切です。2.ドッグランを利用する際の事前準備について
ドッグランを利用するときは、「おいで」「待て」「だめ」といった最低限のしつけを済ませておくことが絶対条件です。 ドッグランは公共の場所、他の犬や飼い主さんに迷惑をかけることは避けなければなりません。飼い主の指示できちんと戻ってこられるか、「待て」や「だめ」といった指示を受けてその行動を止めることができるか、きちんと見極めてから連れて行くようにしましょう。 特に飼い主の所に戻ってくる「呼び戻し」は完璧にできるようになっていなければなりません。ドッグランに行く前に、河原や公園などの広い場所で、ロングリードを使いながら訓練を行いましょう。こうすることで、他の犬と喧嘩になりそうになったときにすぐ呼び戻し、トラブルを未然に防ぐことができます。 他の犬としっかり接せられるようになってからドッグランを利用するようにすることも重要です。 他の犬とあまり触れあった経験がないまま連れて行ってしまうと、初めての空間に戸惑いおびえてしまうことがあります。それだけならいいのですが、凶暴になってトラブルを起こしてしまうことも少なくありません。 そうなっては折角のコミュニケーションの場が台無しですし、周囲への迷惑にもなります。とはいえ、最近は室内飼いのワンちゃんも多いですから、愛犬が自分で他の犬とコミュニケーションを取ることはまずできません。散歩などを通して他の犬と接する機会を、飼い主がしっかりと作ってあげることが大切です。
3.ドッグランを利用する時に持っていくもの
基本はいつもの散歩と同じものを持っていきます。 まず、ビニール袋や排泄処理袋が必要になります。ドッグランは公共の施設、愛犬の排泄物は飼い主が責任を持って処理するようにしましょう。おしっこをした後にかけるための水も忘れずに。 忘れがちなのがリードです。ドッグランはリードなしで遊ばせることができるのが最大の魅力ですが、まだ慣れていないような場合はまずリードを付けて様子を見るようにすることが大切。慣れている場合でも出入りの際や、その日の状況によってはリードが必要になることもあるので、必ず持っていくようにしましょう。 そして注射済票も必要になります。ドッグランは、利用する際に伝染病の予防接種を済ませているかどうか証明しなければならないところがほとんどです。必ず持っていくようにしましょう。