マーキングはしつけで治る?メスでもマーキングってするの??

マーキングはワンちゃんの本能なので仕方ないとはいえ、できればしてほしくないと思う場所ってありますよね。さらに困ったケースではお家の中でもマーキングされるということも。

マーキング=オスのイメージがありますが、実はメスでもマーキングする子がいます。

女の子なのにマーキングしないでー!!と思いますよね。そこで、今回は、マーキングの意味やお家でのマーキング対策、さらにはメスのマーキング対策を併せてご紹介します。

1.ワンちゃんがマーキングする理由

マーキングはいわば縄張りを示す行為です。例えばお家の近所の電柱にマーキングをするという行為は、「ここはオレの縄張りだぞ」という他の犬へのアピールをしています。

足をあげてマーキングを行うのは、少しでも高い位置にマーキングをすることで、大きな犬だから強いんだぞ!ということを示していると言われています。

そう考えると、小型犬が一生懸命に足をあげている姿は精一杯、大きな犬だぞーとアピールしているというわけで、なんだか可愛らしく感じてしまいます。

マーキング中のミニチュアシュナウザー

さらには、オスはメスに対してのアピールも必要ですから、足をあげることでワイルドな男らしさを見せつけているという説もあります。

たまに、おしっこをした後に後ろ脚で地面を蹴る動作をする子がいますよね。私は、てっきり足におしっこがかかってしまったのかと思っていましたが、これも、自分のテリトリーを

広くみせるために、ニオイを拡散しているらしいです。

2.メスもマーキングをする?!

マーキングと聞くとオス犬特有のものと思われる方が多いと思いますが、実はメス犬もマーキングをすることがあります。メスの場合、半年に一度くらいの頻度で訪れる発情期に、その行動は顕著になります。

また、性格的に少し男の子気質のあるタイプの子はメスでも足をあげておしっこをするという話もあります。

足上げおしっこは、ダックスやコーギーなどの足の短いタイプのワンちゃんの場合、お腹を汚さないようにメスだけど足をあげるという子もいるようです。

3.マーキングの対策

犬の本能からくるマーキングを、しつけで完璧に制御することは難しいですが、しっかりと対策をとることで、被害を最小限に抑えることができます。

(1)お家の中でマーキングしてしまう場合

小犬の頃は足をあげておしっこしなかったのに、突然、家の中でも足をあげておしっこをするようになったり、家具や壁などあちこちにマーキングをされて困るという飼い主さんもいらっしゃいますよね。

まず、マーキングのきっかけを考えてみる必要があるかと思います。

① 成長に伴い、足上げおしっこをする場合

トイレスペースのみで足上げおしっこをする場合は、足上げおしっこをされても良いようにトイレスペースを改良するという方法もあります。

ただ、トイレスペースが壁に近いなど足をあげる対象となる場所の近くにあることで足上げおしっこをしているケースも考えられます。トイレトレー等を壁から離しておいておくと、足をあげずにおしっこすることもあります。

お家の中での足上げおしっこ対策

② 家中をマーキングする場合

まず、マーキングをしている場所や物が何かを考えてみましょう。

トイレスペース以外でマーキングしてしまう場合、もしかしたらストレスサインの可能性もあります。ワンちゃんのストレスサインは様々ですが、長時間のお留守番をさせていたり、

運動不足やかまってもらう時間が少ないということもストレスに繋がります。

お散歩時間をいつもより伸ばしてみる、一緒に遊ぶ時間を作る、カミカミできるおもちゃやガムを与えるなどストレス解消してあげることで解決する場合もあります。

(2)マーキング対策方法

対策1

主従関係があいまいだと、犬は優位に立とうと、マーキングをしてしまいます。飼い主さんがしっかりと、優位に立つことが大切です。

例えば、食事のときやドアを出るとき、散歩のときなど、飼い主さんがワンちゃんよりも先にいることで、どちらが優位か分からせてあげます。また、ワンちゃんがよってきたら、なでてあげるのではなく、飼い主さんが呼んで、寄ってきたらなでてあげるようにしましょう。飼い主さんがワンちゃんの要求に答えるのではなく、ワンちゃんに飼い主さんの要求を聞かせるようにすることも効果的です。

対策2

マーキングは犬の本能なので、多少してしまうことは仕方ありません。しかし、してもよい場所と、してはいけない場所を決めてあげることで、マーキングをコントロールすることが出来ます。

具体的には、してはいけない場所でマーキングをしそうになったら、リードを引いて、してはいけないことを教えます。反対に、してもよい場所でマーキングをした場合は褒めてあげてください。そうすることでワンちゃんはその場所の違いを覚えてくれます。

また、リードを引いたとき、踏ん張って動こうとしない犬もいますが、譲ってしまうと主従関係があいまいになってしまうので、負けないようにしましょう。

リードコントロールはリーダーウォークの実施が大切です。リーダーウォークの方法は下記をご確認ください。

リーダーウォーク 

4.去勢や避妊をするという方法

去勢や避妊に対する考え方は様々ですが、ワンちゃんの本能的な行為を抑えるという点では、去勢や避妊を行うという方法もあります。

オスの場合は足をあげておしっこをするようになる前に行うと足をあげない子が多いようです。足をあげるようになってからの場合は、足上げおしっこをしなくなるとは言い切れません。

去勢や避妊は将来の病気を予防するという効果もあると言われていますが、去勢や避妊を行うことでホルモンバランスが崩れやすくなり肥満などになる可能性もあります。

また、手術ですから少なからずリスクはあります。去勢や避妊についてはメリット・デメリットを理解して行って下さい。ただし、オスのワンちゃんで停留睾丸など

たまたまが下りてこないというケースの子は去勢手術を行った方が良いケースもあります。停留睾丸は本来、生まれて数ヶ月で腎臓の後ろから鼠径部をおりて有るべき位置にたまたまが下りてくるのですが、様々な理由から下りてこずにお腹に残ってしまうといケースです。このような場合には、腫瘍になってしまう危険性もあるので去勢手術を行った方が良いと言えます。

まとめ

犬のマーキングは本能によるものであり、してしまうのはしかたのないことです。ある程度の妥協をもってワンちゃんと接してあげることで、お互いのストレスを減らすようにしましょう。

マーキングに限らず、様々なしつけはしつけることに躍起になるのではなく、それも個性と受け止め、愛情を注いであげることを忘れないでください。