猫を飼っていたら やってみたいことの一つが、「抱っこ」です。抱っこをすることによって猫のぬくもりを直に感じ、コミュニケーションをとることができます。しかし中には、抱っこが心底嫌いな猫もいます。そんな抱っこ嫌いの猫に、「抱っこされるって幸せだニャ〜」と思ってもらうにはどうすれば良いのでしょうか?今回は、抱っこ嫌いの猫を抱っこ好きにさせる方法をレクチャーします!
★どうしたら抱っこ好きになってもらえるか?
・焦らないで時間をかける
子猫の時から飼い始めた場合は、少しずつ時間をかけて抱っこに慣れさせましょう。小さいうちから抱っこ慣れしている猫であれば、大きくなっても抱きやすくなります。猫は生後3週間から7週間頃に「社会期」に入ります。この社会期というのは、人間や周りの環境や親兄弟の猫との関わりを学んでいく時期です。この時期に抱っこに慣れさせるのが良いと言われています。小さい頃から抱っこ好きにしておけば、大人になってもゴロゴロと喉を鳴らして喜んでくれるでしょう。
・正しい抱っこの方法とは
上手な抱っこの仕方をマスターしてから抱かないと、猫は「抱っこは嫌だ」と思ってしまいます。可愛いからといって先走ってはいけません。まず、子猫を抱く時はとにかく優しく、慎重に抱っこしてください。子猫の脇に両手を差し込み、そっと持ち上げるように抱っこしましょう。この時、子猫の前方から抱くようにしてください。その後、片方の手で子猫のお尻を支えましょう。力を入れすぎず、子猫に安心感を持ってもらえるように抱っこしてください。
★抱っこを嫌がった時のポイント
・すぐに放す
猫が抱っこを嫌がっているのに、いつまでも離さないでいると嫌われてしまいます。嫌がっているなと思ったらすぐに手を離しましょう。嫌がっている時のサインは、尻尾を激しく振る、暴れて腕の中でじっとしていない、両手を突き出して人間のように拒否する、などがあります。このサインを見落とさないようにしましょう。
・抱っこの前にまずはお膝でなでなで
いきなり抱っこするよりも、まずは人間との触れ合いに慣れさせる方法もあります。例えば、猫が膝の上に乗ってきたら好きなところを撫でてあげたり、背中を軽くマッサージしてあげたりなど、「人間の傍にいるとリラックスするニャ〜」と良いイメージを刷り込むことから始めてみましょう。特に成猫から飼い始めた場合は、この方法が効果的かもしれません。
まとめ
いかがでしたか?抱っこ好きの猫にさせるのに最も大事なのは、焦らないこと。猫のペースに合わせ、猫が自分から歩み寄ってくるのを待ちながら、ゆっくりゆっくりと距離を縮めていってください。そうすればきっと、猫は安心して、すすんで抱っこして欲しいと甘えてきてくれるはずです。