もくじ
(1)日向ぼっこは生命維持に必要不可欠なものだった
犬が一人で日向ぼっこしている光景はよく見かけるものです。
また、犬と飼い主との日向ぼっこは大切な時間です。
ふれあいがたくさんできる時間でもありますし、心にゆとりが生まれる素敵な時間だからです。
気持ちがよさそうにしている犬を見ていると、人にも幸せな気持ちがあふれてきます。
しかし、実はそういった心への影響だけではなく、体にも、生命維持にも必要なものでもあったのです。
どんな効果があるのかを知り、一緒に日向ぼっこを楽しんでみましょう。
(2)日向ぼっこの必要性と効果
日向ぼっこをすることで、日の光に当たることになり、体のリズムを整えたりストレスを軽減したりといったことが可能になります。
これが犬にとって心地よいですし、生きていくうえで必要なことといえるのです。
最近は室内で長時間過ごす犬も増えています。
そうなるとなかなか日向ぼっこがしづらいですから、日向ぼっこしやすい環境を整えてあげたり、一緒に日向ぼっこしてあげたりという形で手助けをしてあげましょう。
(3)体内時計をリセットできる
日の光に当たることで、体内時計のリセットにつながります。
室内でずっと過ごしていると、一日の変化をあまり感じることができずに昼夜逆転してしまうという事もあります。
特に散歩になかなか出ない子は、生活リズムが乱れたり夜型の生活になったりという形で問題が起きやすくなるのです。
そこで、日中に日の光を浴びておくことで、正しい時間の感覚を身に付け、リズムを元に戻していきましょう。
(4)ホルモンのバランスを整える
人間でもそうですが、夜型の生活が続いてしまうとストレスが溜まってしまいます。
そうなると体の中のホルモンバランスも崩れてしまい、体や心に様々な影響が及んでしまいます。
人間でもそうですが、うつ病などの改善に日の光を浴びるという方法があります。
それと同じように、犬も日の光を浴びて、ホルモンバランスを整えて健康を維持する必要があります。
(5)骨に必要なビタミンDの合成
人間と同様、犬も日の光を浴びることでビタミンDを体内で作ることができます。
骨を作るために必要な成分ですから、できるだけ精製できるようにしてあげたいものです。
皮膚で生成されるものなので、皮膚を日に当てることが大切なのです。
もちろん人間にとっても必要な成分ですから、一緒に日向ぼっこをして飼い主も健康になりましょう。
(6)殺菌効果で皮膚病予防
日光消毒という事がよく言われますが、日光の中にある紫外線は殺菌効果もあります。
長く当てすぎると日焼けなど問題もありますが、適度にあたるなら皮膚病予防につながることもあるでしょう。
全身の皮膚のチェックもかねて、一緒に日向ぼっこをしていくのもおすすめです。
(7)日向ぼっこでの注意点
いくら日に当たることが体に良いといっても、当たりすぎは逆効果になってしまいます。
紫外線が強い日には日焼けをし、火傷のような症状を起こしてしまう可能性もあります。
特に暑い日には熱中症になる恐れもありますから注意してあげましょう。
場合によっては途中で具合が悪くなって動けなくなっていることもあるので、気持ちよく日光浴をしていると思っても放置せず、まめに様子を見てあげましょう。
熱中症が疑われたら、体を冷やすなどして病院を受診しましょう。
こうした危険がないようにできれば一緒に日向ぼっこをして適当な時間で切り上げるようにしてあげるとよいです。
(8)まとめ
日向ぼっこは犬にとって体にも心にも必要なものです。
同じことが飼い主の私たちにも言えます。
ぜひ、犬と人とで一緒に日向ぼっこを楽しみながら、お互いに健康な生活が送れるようにしていきましょう。