【飼い主必見】ペットに安心な蚊除けグッズと方法をご紹介

夏になると悩まされるのが「蚊」の存在ですよね。

ペットを飼っていると怖いのは、蚊に刺されることで感染する「犬フィラリア症」です。「犬フィラリア症」は蚊を媒介して、寄生虫が犬や猫の心臓や肺動脈に寄生。最終的には死に至る病気です。名前に犬とついていますが猫もかかる病気です。

また、蚊に刺されてかゆいのはペットも人間も同じです。しっかりと対策をしたいところですが、体の小さなペットに人間用の蚊除けを使用するのは、悪影響がありそうで心配ですよね。

今回はそんなペットがいるおうちでも安心な「蚊除けグッズと方法」をご紹介します。

■1.【ペット編】アロマスプレーを数滴かける


犬を飼っている方にオススメなのが「アロマ」を用いたスプレーの蚊除けです。市販もされていますが、簡単に手作りすることもできます。

スプレータイプのボトルへ「ラベンダー:3滴、レモンユーカリ:2滴、ゼラニウム:1滴」と「無水エタノール:10ml」を入れて、しっかり混ぜ合わせます。混ざったら更に「精製水(水道水でも可):90ml」を入れて、混ぜ合わせます。出来上がったアロマスプレーを、犬の”顔以外”の身体へ少量スプレーし、ブラッシングでなじませてあげてください。

「ハッカ油:10滴」に対して「無水エタノール:10ml」、「精製水(水道水でも可):90ml」でも同様に虫除けを作ることができます。

お散歩前などの外出時にスプレーすることで、蚊除けの効果を発揮してくれます。もちろん家にいる際も蚊がいるようならスプレーしてあげましょう。なお、顔にはかからないようにすることと、かけすぎには注意してください。

また、犬や人間が平気なアロマスプレー(精油)でも、猫にとっては有害の場合があります。猫は人間や犬の肝臓と違い、解毒作用が備わっていないといわれています。そのため精油が分解されずに体内に残されてしまいます。特にハッカ油は猫にとっては有毒になりうるため、アロマスプレーは犬のペットがいるご家庭でのみ使用を勧めます。
 

■2.【網戸編】蚊がいなくなるスプレー

蚊は網戸とドアの隙間や、網戸の小さな破れからも侵入してきます。そのため網戸に吹きかけるタイプのスプレーも効果的です。

キンチョーが発売している「蚊がいなくなるスプレー」は、網戸にワンプッシュするだけで約12時間も蚊を駆除する効果が持続します。その効果の高さには定評がありますが、人やペットに向かってかけるのは絶対NGなので、ご注意ください。

■3.【部屋全体編】ペット用蚊取り線香

蚊除けといえば、やはり「蚊取り線香」ですよね。そんな昔からある蚊取り線香ですが、ペットがいても安心して使える「ペット用蚊取り線香」というものがあります。

人間用と異なる点として、ペット用は嗅覚が優れた動物のために低臭であること、長時間の使用を想定して大きいことなどがあげられます。

■4.吊り下げ系はあまり効果がない?

吊るすタイプの蚊除け商品もいくつか発売されていますよね。しかしこれらは効果の有無については、評価が二分しています。吊り下げている空間の広さや風通しによっても効果が変化すると思うので、虫除け効果がある範囲をよく確認した上で使用してみてください。

■まとめ

ペット用の蚊除けにも様々な種類があることが分かりました。フィラリア症も怖いですが、蚊除けもペットにとっては成分が強すぎるものもあり、そういった商品もペットの健康を損なう恐れがあります。どのグッズも過度な使用には注意が必要です。

また、何れのグッズもペットが口にすると危険な場合があるため、必ずペットから届かない範囲で使用するようにしましょう。

なお、フィラリア症の感染は「予防薬」の服用でほぼ100%防ぐことができます。月に1回の薬の服用で済むため、飲む側も飲ませる側も負担は少なく済みます。費用も検査費別の薬代が月に1,000円前後のため、虫除け対策とは別で服用させることを勧めます。

それぞれのペットの種類や大きさ、使用するタイミングや場所に合わせて、ご自身のペットにあった蚊除けを選んであげましょう。
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