★犬の留守番は何時間までが適当?
仕事や買い物など、どうしても留守番をさせなければならない時はありますが、出来るだけ短い時間で済ませるようにしましょう。長時間の留守番は苦手な犬が多いようです。家に誰もいない状態での留守番は8時間程度までが適当でしょう。
★10時間を超える留守番はできるだけ避けよう
仕事などの場合、朝から夜遅くまで12時間程度あいてしまう家庭もあるでしょう。しかし一人で長時間留守番させるのは、犬にとって大きなストレスになってしまいます。それだけでなく、様々な危険にさらされるというリスクもあります。 犬の食事時間や排泄のことも考えると、時間が長くなるほど負担はかかってしまいます。
家族で時間を調整したり、協力を依頼するなどして、長時間の留守番は避けるようにしましょう。
★犬を留守番させる時のポイント
・いきなり長時間の留守番はさせない
犬を留守番させる時には、いきなり長時間にならないように少しずつ慣らしていくことが大切です。まずは、短時間の留守番をさせてみて様子をみるようにしましょう。
短時間の留守番が問題なさそうなら、徐々に時間を長くしてみます。 それを繰り返すことで、犬に「一人になっても飼い主はまた戻ってくる」と理解させ、安心感を与えます。
もし長時間留守番をさせなければいけない予定が前もって決まっているなら、それに向けて練習をしていくと良いでしょう。
・一人遊びできるように訓練する
犬は家で飼い主を待っている間、どんなふうに過ごしているのでしょうか。留守番の経験がない犬がいきなり一人になると、戸惑って不安になってしまうことがあります。
一人遊びができるようなおもちゃを用意してあげましょう。 一人遊びができると、留守番の時の寂しさも紛らわすことができます。普段から慣れ親しんでいるお気に入りのおもちゃを作っておくと安心です。
・水の準備
犬が一人でいる間、いつでもきれいな水が飲めるように必ず準備をしておいてください。遊んだりしても水がこぼれないように留守番用のグッズなどをうまく活用しましょう。普段より多めに準備しておくと良いです。
・空調に気を付ける
家の中の空調にも十分注意が必要です。人が誰もいない状態になると、電気を消して戸締りをした家の室内は、思いのほか暑くなったり冷えたりしてしまいます。特に夏場は室内でも熱中症などの危険があります。犬が留守番で過ごすときの部屋は、エアコンなどで調整するなどして快適に保てるようにしてください。
・危険なものがないかチェックする
犬が届く範囲に危険なものがないか改めてチェックしてください。普段は触らないようなものでも、一人になると興味を示して触ったり近づいたりすることも多いです。飲み込むと危険なものや電化製品などは特に注意が必要です。帰ってくると犬がケガしていたという悲しいことにならないようにするためには、事前の確認が大切です。
・帰ってきたらたくさん可愛がろう
そして外出から帰ってきたら、犬とたっぷりコミュニケーションをとって愛情表現をしましょう。留守番の間、寂しさや不安の中で過ごしていた犬に「帰ってきたよ!」としっかり伝えてあげることが大切です。 たくさん遊んであげたり、ご褒美のおやつをあげても良いです。
留守番をすると嬉しいことがあったと犬が感じられるようにしましょう。 犬を留守番させる時には、前もって練習や準備が必要になります。
ちょっと手間はかかってしまいますが、犬も飼い主もできるだけストレスなく留守番ができるようにするためには大切なことです。飼い主の気持ちは犬に伝わります。愛情を持って関わっていきましょう。