中・大型犬の人気犬種類ランキング!

昔から人間のパートナーとして活躍してきた犬種が多い中・大型犬ですが、今回はそんな中・大型犬の中でも特に人気犬種を紹介します。
 

1位:ゴールデンレトリーバー


文句なしの第一位は愛嬌があり大人気のイギリス原産「ゴールデンレトリーバー」。
 
大変穏やかな性格のゴールデンレトリーバーは、人やほかの動物へもフレンドリーです。活発で体力のある犬種のため、毎日の十分な散歩が欠かせません。また、好奇心旺盛で社交的な性格のため、人や犬とのコミュニケーションを必要とします。その分、家族へも愛情深い犬種のため、犬に対してたっぷりの愛情と時間を注げる環境の方に向いている犬種です。
 

2位:ラブラドールレトリーバー


イギリス原産の「ラブラドールレトリーバー」は漁師と共に生きる水猟犬として活躍してきました。今でも盲導犬や警察犬、麻薬探知犬など、その高い知性を生かして様々な場で活躍しています。
 
賢く、穏やか、人間への服従性や運動能力も高く、世界中で広く愛されています。体力があり、好奇心も旺盛なため、十分な運動が必要です。また、その名の通り「レトリーブ=回収」能力が発揮できるような遊びも取り入れてあげましょう。
 
 

3位:秋田犬


「あきたいぬ」と呼ばれる日本原産の「秋田犬」。祖先は秋田地方の猟師の犬「マタギ犬」だといわれています。20世紀に入って純粋な秋田犬の保存活動が行われるようになるまでは、他の犬との雑種化が進み、外見や性格にばらつきがあったといわれています。
 
性格は飼い主への忠誠心が非常に強く、家族には愛情深い反面、家族以外の人や犬には警戒心を表すため番犬に向いています。猟犬や闘犬の本能や気質を持ち合わせているため、飼い主による十分なしつけ訓練が必要です。また、飼い主と信頼関係を作るためにも、毎日のコミュニケーションや運動をしっかりと行いましょう。

4位:バーニーズ・マウンテンドッグ


スイス原産の「バーニーズ・マウンテンドッグ」。およそ2000年の歴史を持つ犬種だといわれています。牛や羊を追う牧畜犬や番犬として働いたり、荷物を運んだりと人間のために多くの役割をこなしてきました。
 
優しく温和で感受性豊かな性格です。家族に愛情深く、子どもにも優しく接することができる犬種ですが、家族以外には警戒心を持つ傾向にあります。中・大型犬の中でも特に運動量が必要な犬種のため、最低でも1日1~2時間の十分な散歩時間の確保が必要です。
 

5位:紀州犬


日本は紀伊半島三県である和歌山、三重、奈良に跨る山岳地帯が原産の「紀州犬」。元はウサギやタヌキ、鹿や猪などの猟犬として活躍していました。後肢の内側に狼爪を持って生まれることがあります。
 
非常に賢く、理解力に優れ、まじめで落ち着いた性格です。現在でも猟で活躍しており、体力もある犬種のため、十分な運動量が必要です。また、その賢さのおかげでしつけ自体は難しくありませんが、子犬のうちから飼い主がしっかりとリーダーシップをとって信頼関係を築く必要があります。懐いていない相手への警戒心は強いため、他の人に触らせる場合は注意しましょう。
 

6位:ボーダーコリー


イングランド(イギリス)原産の「ボーダーコリー」。トナカイの牧畜犬や牧羊犬として活躍してきました。牧羊犬の性質から、普段の生活でも通りがかりの自動車や自転車を追いかけて事故にあってしまう可能性も高いため、注意が必要です。
 
高い洞察力があり、他の犬と遊ぶよりも人間との作業が好きな犬種です。作業時には自分で状況判断を行うことができるような大変賢い犬種でもあります。その賢さを満足させるような頭を使った運動が必要だといわれています。体力もあるため、十分な運動量と共に知性を満たしてあげる遊びや運動を取り入れましょう。

7位:スタンダード・プードル


フランスの国犬とされる「スタンダード・プードル」。カモ狩りを行う水猟犬として活躍してきました。プードルの特徴ともいえる胸と足先の被毛のみを残してカットされた独特のスタイルは、元は水猟犬に適したトリミングスタイルとして生まれたといわれています。
 
好奇心が強く、大変聡明なプードルは家族に対しても愛情深く、他の人や犬にもフレンドリーに接することができます。元は猟犬のため、運動能力も高く十分な運動量が必要です。知性も高いため、頭を使った遊びを取り入れてあげましょう。泳ぎも好きな個体が多いといわれています。
 

8位:ニューファンドランド


カナダのニューファンドランド島が原産の超大型犬「ニューファンドランド」。元はニューファンドランド島で猟師の手伝いや、海の救助犬として活躍してきました。寒い海でも長時間泳ぐことができる暖かな被毛を持ち、足には水かき用の膜があります。
 
フレンドリーで穏やかな優しい性格。人間が大好きな甘えん坊な個体が多く、飼い主以外の人間にも懐きます。たっぷりとした愛情と、役割を与えることで生き生きとします。しっかりとした運動量が必要な上、泳ぎが大好きな犬種でもあるため、泳ぎを取り入れることができる生活環境を用意してあげましょう。
 

9位:シベリアン・ハスキー


ロシアはシベリア地方を原産とする「シベリアン・ハスキー」。シベリア北東部に暮らすチュクチ族のソリ犬や猟犬として長い間、共に生活をしてきました。日本ではバブル期の一時のブームに乗せられた知識のない飼い主によって、飼育放棄が相次いだという悲しい過去も持ち合わせています。
 
人にも他の犬にもフレンドリーな性格で、社会性や責任感が強い犬種です。頑固な面も持ち合わせているため、しつけには飼い主の根気も必要です。また、十分な運動が必要で、運動不足が大きなストレスになります。換毛期は抜け毛が多いため、ブラッシングは欠かせません。
 

10位:グレートピレニーズ


ヨーロッパの山岳地帯が原産の「グレートピレニーズ」。牧羊犬や番犬として活躍してきました。白くふさふさとした被毛に被われた大きく優雅な姿のグレートピレニーズは、フランス王室の公式犬でもありました。
 
洞察力に優れ、自分で考える能力があるため、飼い主がしっかりとしたリーダーシップをとる必要があります。また、その大きな身体と体力に見合った環境を用意する必要があり、高温多湿で狭い住環境の日本での飼育には注意が必要です。
 

■まとめ

どの犬種にも適した環境やしつけ方法があります。また、賢い犬種ほどしっかりとしたしつけが必要です。中・大型犬は運動量も必要になってきます。それぞれに合った生活環境を整えて、ぜひ犬との充実した日々を送ってくださいね。
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