1.犬の肝臓にいい食べ物ってあるの?
人間の肝臓にいい食べ物があるように、犬の肝臓にもいい食べ物はたくさんあります。
肝臓に疾患を持っている犬は食欲が落ちてしまうので、そういったときに肝臓回復に効果のある食べ物を与えることが大切です。
(1)納豆
大豆食品である納豆は多くのたんぱく質を含んでいます。
良質なたんぱく質は体に吸収されやすいため効率よく摂取することができます。
また、犬の腸内環境を整えてくれるビフィズス菌も豊富に含まれているため腸が弱い犬に最適な食品となっています。
身体にいいといってもあくまで人間の食べ物であるため一度に大量の納豆を与えることは適切ではありません。
毎日少しずつドッグフードに混ぜて適量を食べさせることが重要です。
ねばねばしてあげづらかったら、納豆を焼いてあげるという方法もあります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
犬の食欲がないみたい、、食欲減退時に工夫するフードのアレンジ!オススメ6品♪
常温で保存ができるフリーズドライ製法の納豆も売っているので、こういった商品を使うのもいいですね。
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(2)ウコン
人間にも肝臓の保護作用や肝臓機能の強化作用があるウコンは犬の肝臓にも効果的。
ウコンは人間でもそのまま食べる人はほとんどいないですが、犬にもウコンをそのまま与えることはNGです。
犬にそのまま食べさせてしまうとウコンの効果が強すぎて逆効果になってしまうことも。
また、ウコンはとても苦く独特な味のする食べ物です。
犬専用のサプリメントが販売されているのでそちらを食べさせるようにしましょう。
ウコンをそのまま与えて犬がウコン嫌いになったという例もあります。
そういったことにならないように十分注意して適切な方法で与えることが大切です。
(3)ゴマ
ゴマには抗酸化物質が多く含まれているため肝臓の強化のほかに細胞の老化防止や動脈硬化の予防にも適しているスーパー食品です。
手軽に与えることもできるのが嬉しいですね。
ちなみに、ゴマもウコン同様そのまま与えることはNGとされています。
ゴマの殻が消化に悪いため下痢になってしまう犬も。
手作りで与える場合はすりゴマにするなど消化しやすくしてから食べさせましょう。
すりゴマにすると長期保存も可能になるのでおすすめです。
より簡単な方法としてごま油をフードに適量足らして与える方法もあります。
(4)キャベツ
豊富な食物繊維と酵素が含まれた栄養価の高い野菜。
胃潰瘍を予防してくれたり消化不良を防いてくれるビタミンUも含んでいます。
腎臓だけでなく胃腸の健康もサポートしてくれる一石二鳥の食材です。
ビタミンや酵素は熱に弱い性質を持っているので、栄養価の高いまま与えるには生が一番です。
まれに生が苦手な犬もいるのでそういったときは温野菜がおすすめ。
食物繊維が豊富なので与えすぎると下痢になる場合があります。
健康に良いからといって与えすぎは禁物です。
(5)パセリ
ベータカロテンという成分が体内の活性酸素を抑える働きがあり老化やガンを防いで免疫力を高めてくれます。
よく料理の飾りとして使用されるパセリですが、大変栄養価が高く多くのビタミンやミネラルを含んでいるため積極的に摂取したい食物です。
刻んでフードのトッピングとしてかけるのも良いですし手作りフードに混ぜ込んだり犬用クッキーに加えるのもおすすめです。
2.肝臓の数値が悪い...何に気をつければいいの?
(1)塩分をとりすぎない食生活をする
犬の肝臓が悪い原因の多くが食生活にあります。
添加物が多く含まれている安価なジャーキーなどのおやつ類を控えるだけでも十分な効果が期待できます。
また、犬が欲しがるからと、人間用のハムやソーセージ、ベーコンなどの加工食品や、食卓の味付けがされた卵や魚は、塩分過多なので与えてはいけません。
毎日食べるものを見直してみるところからはじめてみるのが良いでしょう。
こちらの記事にあげていいもの・だめなものが書いてありますので、合わせてご覧ください。
犬が絶対に食べてはいけないものとは?ダメな食べ物ダメな飲み物
(2)歯磨きをきちんとする
意外な原因として犬の歯周病があげられます。
口の中の細菌が歯茎を通して血管の中に入ってしまうと、そのままいろんな臓器に菌が進入してしまい様々な病気を引き起こしてしまいます。
一般的に体内の免疫機能で菌が処理されることがほとんどですが、重度の歯周病になると処理しきれずに肝臓が炎症してしまうといった結果になり数値が上がってしまうことになります。
歯周病を予防するには定期的な口腔ケアがおすすめです。
歯磨きは3日に1回、少なくとも週に1回はしましょう。
まとめ
人間が食べるものは基本的には犬に与えるのはよくないといわれていますが、適量であれば与えても問題はありません。
適切な与え方をすれば犬の身体にもメリットがある食べ物がたくさんあります。
いつものフードにちょっとプラスするだけで効果が期待できるのでぜひ活用してみましょう。
犬のフードやおやつを購入するときになるべく全成分を表記しているものを選ぶことも重要です。
原材料や成分をチェックして飼い主自身が犬に与えるものを慎重に選んであげることも愛犬の健康を守ることに繋がります。
犬の肝臓チェックは毎年のフィラリア検査のときに一緒に調べることができるので、気になったらかかりつけの病院に相談してみるのが良いでしょう。