【ペットとお出かけ特集】猫を置いて一泊旅行する時の準備と注意点

猫を自宅で飼っている方なら一度は考えたことがあるであろう「猫を一泊以上留守番させる」ということ、では猫を留守番させるときには一体どのようにすればよいのかを説明していきます。

★6か月未満の子猫の場合は

少しでも猫の不安を取り除くために、旅行に行く前日にはいつもとは違った高いキャットフードをあげてしまうと、そのキャットフードが猫に合わなかった場合体調を崩してしまうこともあります。そうすると、家にはだれも猫の体調を見る人や動物病院に連れて行く人が一人もいなく大変なことになってしまう恐れもあるので、特別な食事を与えたいという気持ちは分かりますが、普段と同じようにしたほうが良いです。

★初めての留守番で一泊は避ける

まず、猫を置いて旅行にいく際にいくつか注意しなくてはいけないことがあります。
それは何かというと、まず一つ目は初めての留守番で一泊以上は避けるということです。猫というのは犬などのように人に寄り添って生きていく生き物ではないので孤独には耐えることができます。しかし、これは成長した大人の場合でまだ精神的にも身体的にも未熟な子ネコの場合長い間一人にさせてしまうと、寂しさのストレスです精神的に不安定になってしまうこともあるので注意する必要があります。これを、分離不安障害と言います。このことが原因で、不安から飼い主を攻撃するようになってしまったり、粗相をするようになってしまったりします。

★分離不安のある猫か判断する

この分離不安障害には症状が出るため、自分の飼っている猫が、分離不安障害かどうかを判断することができます。その判断方法にはいくつかあり、その中の一つが「最近絶えず自分の足元にまとわりつくようになった」ということです。このような症状が出るのは、飼い主に絶えずつきまとったりすることによって、自分への関心を強めてもらおうとするためこのような症状が出ます。その他にも、「自分の視界に入り何度も鳴く」、「猫がいる部屋から出て扉を閉めると何度も繰り返し鳴く」などの症状が出ることもあります。この症状が悪化してしまうことで先程のような飼い主に攻撃するようになってしまったり、粗相をするようになってしまうという、症状がいわゆるパニック系へと変わってしまうこともあります。

★さあ旅行!留守番準備はしっかりと

そして、猫を一泊留守番させることが決まった場合は留守番のための準備を予めきちんと済ませておくことが必要です。たとえば、一泊留守番させるので一日分のキャットフードと水をきちんと用意しておくことが必要です。寂しさはなんとか耐えることができたとしても人間と同じように猫はお腹が空いているのを我慢することはかなりのストレスになってしまい、最悪の場合体調を崩してしまう可能性も考えられます。

その他の準備では、猫のトイレを旅行に行く前にきれいにしておくことです。最低一日はトイレをきれいにすることができないので少しでもきれいな状態を保つためにもトイレを前日などに取り替えるなどして、きれいに保つ必要があります。

それ以外にも大切なことは、室温をきちんと適切なものに調節しておくことです。特に真夏の場合は猫が脱水症状や熱中症で倒れてしまうかもしれません。熱中症や脱水症状の場合人間の場合と同様に死に至ってしまう場合も考えられますので、そのようなことにならないようにするためにもエアコンをセットしておくなどの空調管理がとても重要です。特に北の寒い地域の場合冬には部屋の温度が下がりすぎないようにエアコンの暖房を使用するなどして対策する必要があります。

ここで注意しなくてはいけないことがあります。それは、石油ストーブと電気ストーブは使用しないということです。なぜ、使用してはいけないのかというと、冬は乾燥しているため火事になりやすいというのはもちろん石油ストーブの場合石油を燃やして温めていますので、締め切った室内では一酸化炭素中毒の恐れがあります。また、電気ストーブの場合、猫を見守っておく人がいないため知らないうちに猫がストーブ本体に触れてしまってやけどをしてしまうことがあるのでこれらの暖房器具は避けなくてはいけません。

お風呂の水を抜いたり、トイレの便器の蓋を閉めておくことも大切です。その理由として、ドアを閉めていても何かの拍子でドアが開いてしまった場合その水の中に入ってしまい溺れる可能性があります。そのようなことを防ぐため、お風呂の水を抜いたり、トイレの便器を閉めておく必要があります。

★帰ってきたらしっかりスキンシップ

そして、無事に自宅に帰ってきたらしっかりと一泊留守番をしてくれた猫にスキンシップを取ってあげるようにしましょう。一日飼い主がいなくて寂しかったはず、なのでいつも以上にスキンシップを多めにとっても良いかもしれません。

このようなことに注意して猫を留守番させるようにしましょう。
このように猫を一人にして留守番させる場合はしっかりと注意すべきことを守りましょう。そうすることで、猫も飼い主もストレスの溜まることのない留守番ができるでしょう。
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