柴犬は犬の種類の中でも特に賢く飼い主に忠実なことから、日本だけでなく海外でも人気の高い犬種です。今回は柴犬の飼い方やしつけについて詳しくご紹介します。
(1)柴犬の正しい飼い方とは
・飼い主とのコミュニケーションを大切にする
柴犬は日本に古くから存在する犬種で、平安時代などは狩猟犬としても活躍していたほどです。頭が良く主人に忠実であることから日頃からコミュニケーションを深めておくことを忘れてはいけません。おもちゃなどで一緒に遊んであげる時間をこまめに作ることで、より飼い主に忠実になります。
・毎日しっかり運動をさせる
わんちゃんの中でも柴犬は比較的多くの運動を必要とする犬種です。通常の柴犬、小型の豆柴どちらを飼うにしても毎日ちゃんと散歩を行って十分な運動をさせてあげることが大切になります。散歩の時は気温差に注意をして、天候によってはレインコートなどを着せてあげたり散歩の時間帯を変えるといった配慮も必要です。
(2)柴犬と楽しく過ごすためのしつけ
・飼い主が柴犬の特徴を理解する
柴犬はその場の雰囲気を察して自分で考えて行動ができるほど頭の良い犬です。そのため、主従関係を含めて柴犬をしつけるタイミングは自分でいろいろと学習をする前の子犬の時期が望ましいとされています。
・散歩の時は飼い主がリードする
柴犬は体を動かすことが大好きで毎日の散歩を楽しみにしているため、その嬉しさと本来持っている活発な性格で無意識に飼い主のリードを引っ張るほど勢い良く走ってしまうケースも少なくありません。しかし、この時に自由にさせてしまうと急な道路の飛び出しで思わぬ怪我をすることもあれば、飼い主との主従関係が乱れてしまうことも考えられます。そうならないためにも、引っ張り癖がつかないように飼い主がリードをコントロールして自分が飼い主であることを覚えさせることが大切です。
・夜鳴きや無駄吠えをさせないようにする
子犬の時期に多く見られるのが寂しさや不安から来る夜鳴きです。夜鳴きが始まった時に近くに行ってしまうと甘えた性格になってしまって改善しないこともあるので、夜鳴きが始まっても毅然とした態度で無視をすることで自然となくなります。柴犬は警戒心の強い性格で不審者に対してほえて反応することも多いことからから番犬に適している犬種です。しかし、宅配便や散歩のたびに無駄に吠えていては周囲にも迷惑を掛けてしまいます。子犬のころから社会性を身に付けさせて人見知りをしないようにすることが重要です。