一人暮らしで犬を飼って癒されたい人急増中!最低限必要な条件は?

未婚化・晩婚化が進むのと同時に、一人暮らしで犬を飼いたい人が急増しています。仕事でくたくたに疲れて家に帰ったとき、つぶらな瞳の可愛い犬が出迎えてくれたら、一日の疲れも吹っ飛んでしまいそうですね。しかし、一人暮らしで犬を飼うにはさまざまなことに気をつけておかなければなりません。ここでは、一人暮らしで犬を飼う際のポイントや飼いやすい犬種についてお伝えします。

■一人暮らしの飼い主さんが増えています


現在、日本の単独世帯の数は1678.5万世帯となっており、年々増加の一途を辿っています。全人口との比率で考えると、約8人に1人が一人暮らしです。高齢化や未婚化が大きな原因と言われており、今後も一人暮らしの世帯が増加し続けるのではないかとされています。

一人暮らし世帯の増加に伴い、犬の飼い主さんにも一人暮らしの方が増えています。一人暮らしでは、ふとした瞬間に寂しさやむなしさを感じがち。そんなときに一緒に過ごしてくれる相棒がいれば寂しさもまぎれ、心が癒されます。

しかし、一人暮らしで犬を飼う場合は一人で犬の面倒を見ることになるので、複数人で暮らしている場合よりもさまざまなポイントに注意しなければならなくなります。犬を飼う上で最低限の条件を満たしているかを確認した上で犬を迎えるようにしましょう。

■一人暮らしで犬を飼うための必須条件とは?

一人暮らしで犬を飼う場合は、家族で住んでいる人以上にさまざまなことに気を配る必要があります。犬を迎える前にチェックしておきたいポイントについて、くわしく解説します。

① ペット可の物件なのか

まずは、今住んでいる環境で犬を飼うことができるのかをきちんと確認しておく必要があります。一人暮らしの方の大部分はマンションやアパートなどの賃貸物件に住んでいるので、今住んでいる物件がペットの飼育を許可しているかどうかを改めてチェックしましょう。昔よりはペット可物件も増えてきましたが、今でも多くの物件ではペットの飼育を禁止しています。

あたり前ですが、ペットNGの物件で犬を飼うことはできません。「バレなければ大丈夫」と安易に考えて犬を飼ってしまう方もいますが、鳴き声や臭いなどがトラブルの元になったり、退去時に犬が破損させてしまった部分の補修や臭い対策のために高額な費用を請求される場合もあります。ペットを飼いたい場合は、ペット可の物件に引っ越しましょう。

② 留守の時はどうするか

一人暮らしで働いている人は、一日のうち数時間家を空けることになります。その間、犬はずっと留守番をしなければなりません。留守番中に危険な行動をしないよう、犬が一人できちんと待っていられるようなしつけをしっかりと行う必要があります。

③ 犬のために使える費用はあるのか

犬を飼うと、ケージやトイレなどの初期費用の他、フードやペットシーツ、予防接種や病院代などの費用が継続してかかります。犬が一生暮らしていくのには200万円~300万円ほどかかるともいわれているので、自分の経済状況と照らし合わせて考え、費用を払い続けることができるかどうかを判断しましょう。

④ 一生面倒をみる覚悟はあるのか

犬は生き物です。かわいくなくなったから、病気をしたから、飽きたからといって手放すことは許されません。大切に育て、犬が息を引き取る最後の瞬間まで一緒にいる覚悟ができない人は犬を飼わない方がよいでしょう。

■一人暮らしでも飼いやすい犬種とは?

一人暮らしでも飼いやすいのは、室内で飼うことができ、散歩の回数が少なくても大丈夫な小型犬です。チワワやシーズーは無駄吠えも少なく、必要な運動量もそれほど多くないので一人暮らし向きといえるでしょう。また、毛のお手入れが簡単なトイプードルなども人気があります。

一人暮らしで犬を飼うとなると、費用面や長時間の留守番などへの対策についてきちんと考えておく必要があります。自分の状況を冷静に顧みた上で飼う・飼わないの判断をしましょう。
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