これだけ抑えればOK!初めて猫を飼う方が知るべき5つのポイント

猫は犬と並んで日本でポピュラーなコンパニオンアニマルです。犬よりも小型でアパートでも飼いやすい動物です。また、毛並は柔らかくすべすべしています。その毛触りも猫の魅力の一つです。
ですが一般的なイメージとして、猫はきまぐれで人間のいうことをきかないというものがあります。「きちんとしつけができるのか?」「なついてくれるのか」など、猫を飼ってみたいと思っていても、不安がある方もいるでしょう。
そのような人のために、初心者でもわかるように猫の飼い方をまとめました。

★食事

abyssinian kitten eat catfood from white bowl, 3 month old

まずは食事についてです。猫は肉食動物なので、野菜を食べさせないようにしましょう。基本的には市販のキャットフードを与えていれば間違いないです。同じような成分だろうとドッグフードやほかの動物のエサを与えてはいけません。猫とほかの動物では体のつくりが違うので、必ず猫用のフードを飼ってきてあげてください。
固形で粒状になったフード(カリカリ)のほかに、柔らかく生の触感が楽しめる缶詰(猫缶)があります。猫は猫缶のほうが喜ぶ場合が多いですが、そればかりだと栄養が偏ってしまったりあごの力が弱くなったりしてしまうので、カリカリと混ぜて与えたほうがよいです。ほかにもにぼしやカニカマといったものも喜びますが、これらも人間用の物では塩分が強すぎるので、猫用に売られているものを与えましょう。
また、お刺身を食べていると欲しがる猫は多いです。食卓まで来ておねだりされることもあります。醤油をつける前の、味付けのされていないお刺身なら、人間と一緒に分けて食べることでコミュニケーションにつながることもあります。
キャットフードには子猫用・シルバー用・病気療養用などさまざまな種類があります。猫の状態に合わせて選んであげてください。

★お手入

cat hiding under covers – ragdoll sitting under orange blanket on white background – male

次にお手入について説明します。猫は基本的に綺麗好きな動物で、自分で体を舐めて綺麗にします。短毛の猫ならそんなにお手入は必要ありませんが、たまにブラッシングしてあげることで猫との絆が深まります。また、気が向いたらなでてあげるだけでも毛並はよくなります。
毛の生え変わる季節の変わり目は特に抜け毛が多くなるので、ブラッシングして綺麗にしてあげましょう。その際、毛があちこちに落ちてしまうのでお風呂場など毛が落ちてもいい場所でやりましょう。
大雨に打たれた、放浪して帰ってきた等あまりにも汚れている場合には猫用シャンプーで洗ってあげます。猫は水が苦手なのでシャンプーの時には暴れたり大声で鳴きますので注意が必要です。洗ってあげた後は、風邪をひかないようにタオルやドライヤーで乾かしてあげます。
また、長毛種の場合には定期的にブラッシングをしてあげないと自分で手入れが行き届かない場合があります。

★しつけ

Cute cat looking at food on a wooden table.

次にしつけの方法です。猫は自由な動物ですが、同じ屋根の下で暮らしていればある程度の協調性は生まれます。やってはいけないことを教えることは可能です。
叱るときのポイントは、悪さをしたその瞬間に叱るということです。後から叱られても猫には何のことかわかりません。また、猫は叱るというよりも、「これをしたら不愉快なことが起こるぞ」と学習させる方が効果的だと言われています。
テーブルに乗る・人間の食べ物を引っ張るなど悪さをしたときに、水鉄砲や霧吹きで水をかけるという方法があります。水をかけられるのが嫌なので、悪さをしなくなります。その際に注意することは、こちらがやっていることを悟られないようにすることです。飼い主が嫌なことをしてきたとわかると、飼い主に不信感を抱いてしまいます。同じ理由で、叩いたり怒鳴ったりするのも望ましくありません。音を出しておどかす場合も、姿を隠して行いましょう。

★遊び/スキンシップ


次は遊びとスキンシップについてです。猫には人懐っこい甘えん坊タイプと、慣れあいを嫌うドライなタイプがあります。
ドライなタイプでも、人間と過ごしていればまったく心を開かないということはありません。触られるのは嫌がっても、気が付いたらいつも人間のいる部屋にいたりします。大切なのは猫の望む距離感を維持してあげることです。
甘えん坊で常にかまってもらいたいタイプは、お膝に乗りたがれば乗せてあげたり、なでてもらいたがればなでてあげましょう。遊ぶのが好きなタイプなら、一日に一度は遊ぶ時間を作ってあげます。キャットタワーなどにおもちゃをつるして、猫だけでも遊べるようにしてあげる方法もあります。
触られるのが嫌いなタイプの猫なら、猫が嫌がったら触るのはやめましょう。寝ているときやリラックスしているとき・ご機嫌なときはこういう猫でも触らせてくれるときはあります。我慢して触らせてくれている場合、嫌になってくるとしっぽを速いスピードで振り始めます。そうしたら潮時です。触るのはやめて離れましょう。やめないとひっかかれたり噛みつかれたりします。嫌な場合でも我慢して触らせてくれるのは猫の愛情です。愛情に付け込んでいつまでも触り続けないようにしましょう。

★健康管理

Cat visiting vet for regular check up

最後は猫の健康管理についてです。猫は体調が悪いことをギリギリまで隠そうとします。ですので、飼い主が常に注意深く観察することが大切です。
ご飯の食べる量が減っていないか、便に異常はないか、寝ていることが多くないか、歩き方がおかしくないかといったことを見ます。普段と違う様子が続くようなら動物病院につれて行ってください。悪い部分があれば治療してもらえますし、ないならないで一安心です。
また、猫を飼う際には最初にワクチン接種をしましょう。ワクチンを接種することで病気から守ることができます。

★まとめ

以上、猫の飼い方について初心者にもわかりやすくまとめました。大切なのはどの猫にも個性があるということです。基本の接し方は上記のとおりですが、猫と仲良くなって性格がわかってきたら、臨機応変に対処を個性に合わせていくようにしましょう。
猫は鋭い牙と爪をもつ動物です。一緒に暮らしていればどうしてもひっかかれたり噛みつかれたりすることはあります。家具を傷付けてしまうこともあります。そのことを念頭に置いて、それでもいいと思えたら、お家に迎えてください。楽しい日々が待っています。
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