猫の耳はもともと自浄作用があるために普段は清潔に維持されていますが、耳をひたすら掻いている、耳の穴が黒く汚れているなどの異変があればダニが原因の可能性があります。
★こんな耳になっていたら耳ダニの可能性
一般的に外耳炎などの異常が見られない猫の耳は、耳垢は少なく赤みもない状態です。しかし、黒い耳垢がたくさん見られたり、それに加えて激しい痒みを伴う場合は、耳ダニ(ミミヒゼンダニ)による外耳炎になっている可能性があります。
ミミヒゼンダニは0.4mmほどの大きさで、感染している猫との接触によって新たに感染します。
そのため床・壁といった所に耳を押し当ててこする、ひたすら後ろ足を使って耳を掻く動作が見られるようなら疑った方が賢明ですし、その他の症状として、猫の耳垢がいつもよりも黒ずんでいたらダニのフンが混ざっている可能性があります。
ミミヒゼンダニは0.4mmほどの大きさで、感染している猫との接触によって新たに感染します。
そのため床・壁といった所に耳を押し当ててこする、ひたすら後ろ足を使って耳を掻く動作が見られるようなら疑った方が賢明ですし、その他の症状として、猫の耳垢がいつもよりも黒ずんでいたらダニのフンが混ざっている可能性があります。
★放っておくと中耳炎になることも!
ミミヒゼンダニは人の目で見えないために、異変を確認するには猫の行動を常に見ておく必要があります。ミミヒゼンダニが感染することで炎症を引き起こしますが、時間が経過すればする程に炎症の範囲が広がっていきます。
その結果外耳炎に結びつく可能性の他、内耳炎・中耳炎を誘因する恐れもあります。
中耳炎は運動機能に支障を与えることもあるので、早く異変に気づいて動物病院へ受診することが肝心です。
動物病院では駆除目的の薬を使用して治療しますが、痒みから猫が引っ掻いてできたキズがあれば抗生物質で対応してくれます。
★ミミヒゼンダニによる外耳炎の治療は?
その結果外耳炎に結びつく可能性の他、内耳炎・中耳炎を誘因する恐れもあります。
中耳炎は運動機能に支障を与えることもあるので、早く異変に気づいて動物病院へ受診することが肝心です。
動物病院では駆除目的の薬を使用して治療しますが、痒みから猫が引っ掻いてできたキズがあれば抗生物質で対応してくれます。
ミミヒゼンダニが完全に駆除されれば、耳の炎症は快方に向かい、激しい痒みも黒い耳垢も見られなくなります。
★ミミヒゼンダニによる外耳炎の治療は?
・ウェットティッシュや綿棒は使わない
猫の耳道表面の皮膚はとても薄く、軽い刺激を受けるだけでも簡単に傷がついてしまいます。そのため、自宅で猫の耳を掃除する時は、耳専用の洗浄液(イヤークリーナー)を柔らかいコットンに染み込ませ、指の届く範囲のみを優しく拭き取るようにしてください。自宅でのケアはこれだけで十分です。ミミヒゼンダニが感染している場合は、黒い耳垢がたくさん出て気になりますが、外耳炎を起こしている耳は、触れるだけでも痛みが強いものなので、無理に耳掃除しないで、まずはミミヒゼンダニの駆除を優先してください。
・アルコールや刺激のある液体は使わない
猫の耳掃除には、アルコール類・消毒液のような刺激を与える液体の使用は控えましょう。
汚れが落ちやすいわけでもないですし、特にアルコールは肌に必要な脂分まで取り除く可能性がありますので、耳の内部を拭き取るイヤークリーナーを使うと安心です。
汚れが落ちやすいわけでもないですし、特にアルコールは肌に必要な脂分まで取り除く可能性がありますので、耳の内部を拭き取るイヤークリーナーを使うと安心です。
まとめ
猫の耳は、汚れや痒みが見られないかどうか定期的にチェックして、もし黒い耳垢が出るようでしたらミミヒゼンダニが住みついている可能性があるため、できるだけ早く動物病院に受診しましょう。なかなか簡単に駆除ができない厄介な存在ですが、愛猫のために根気よく治療を続ける必要があります。