猫も他の動物と同じように、自分の体調のことを言葉で伝えることができません。
したがって、日ごろの体調管理は飼い主さんがしなくてはいけません。
いつもの健康的な目の状態をよく観察しておいて、少しでも異変を感じたらすぐに動物病院で診てもらうことが大切です。
したがって、日ごろの体調管理は飼い主さんがしなくてはいけません。
いつもの健康的な目の状態をよく観察しておいて、少しでも異変を感じたらすぐに動物病院で診てもらうことが大切です。
★目ヤニが出ている時に考えられる病気
・角膜炎
角膜は、黒目部分を覆っている透明な膜のことを指します。角膜炎とは、この角膜部分に炎症が生じた状態です。この病気の主な症状は、急に目ヤニの量が増える・いつも平気だったはずの日光を突然まぶしく感じるようになる・目が白く濁っているように見える・目の周りが涙で濡れている、といったものが挙げられます。しかし病気の進行が速いと、猫によっては激しい痛み・足で目をこすろうとして感染症になる・目を床や壁にこすりつけるといった行動が目立つようになります。
原因は主に2つあって、1つは猫伝染性鼻気管炎の原因となるヘルペスウイルスに感染することで起きます。2つ目は、角膜への慢性的な刺激によるものです。例えば壁などにぶつかる・角膜に異物が入って物理的に傷つくといったことなどです。潰瘍を伴う角膜炎の場合には、このような原因によるものが多く、中にはドライアイを悪化させたり緑内障にも繋がってしまうこともありますのでこのような場合は動物病院でみてもらいましょう。
原因は主に2つあって、1つは猫伝染性鼻気管炎の原因となるヘルペスウイルスに感染することで起きます。2つ目は、角膜への慢性的な刺激によるものです。例えば壁などにぶつかる・角膜に異物が入って物理的に傷つくといったことなどです。潰瘍を伴う角膜炎の場合には、このような原因によるものが多く、中にはドライアイを悪化させたり緑内障にも繋がってしまうこともありますのでこのような場合は動物病院でみてもらいましょう。
・結膜炎
猫における結膜炎は、白目部分からまぶたの裏側部分を覆っている「結膜」という幕に炎症が生じている病気です。
結膜には、まぶたの内側部分と眼球の前方部分に分けられ、どちらかあるいは両方とも炎症を起こすことがあります。特に猫の場合は黒目の部分が大きいので、結膜炎を見つけることが難しいです。症状を見極めるには、上まぶたを強く押し上げて白目の部分を露出させる方法で確認をします。
この病気の主な症状は、白目が充血する・涙が普段よりも多くなる・眼球が片方の目よりも腫れているように見える・目ヤニが増えるといった事が挙げられます。
原因はいくつかありますが、花粉やほこり・シャンプーといった異物が目の中に入ることで起きます。その他ウイルスや細菌の感染、ブドウ膜炎・ドライアイといった持病がきっかけで起こる事もあります。
このような場合は動物病院でみてもらいましょう。
治療法は主に点眼薬や軟膏を使って炎症を抑える方法や、目の周辺を洗浄して清潔に保つようにします。そして毛の長い猫の場合は、目の周りの毛をカットして目に入らないようにケアします。
なお、原因がウイルスや細菌の感染の場合には、ウイルス除去に効果のある薬の投与や免疫力を向上させる治療を行います。
結膜には、まぶたの内側部分と眼球の前方部分に分けられ、どちらかあるいは両方とも炎症を起こすことがあります。特に猫の場合は黒目の部分が大きいので、結膜炎を見つけることが難しいです。症状を見極めるには、上まぶたを強く押し上げて白目の部分を露出させる方法で確認をします。
この病気の主な症状は、白目が充血する・涙が普段よりも多くなる・眼球が片方の目よりも腫れているように見える・目ヤニが増えるといった事が挙げられます。
原因はいくつかありますが、花粉やほこり・シャンプーといった異物が目の中に入ることで起きます。その他ウイルスや細菌の感染、ブドウ膜炎・ドライアイといった持病がきっかけで起こる事もあります。
このような場合は動物病院でみてもらいましょう。
治療法は主に点眼薬や軟膏を使って炎症を抑える方法や、目の周辺を洗浄して清潔に保つようにします。そして毛の長い猫の場合は、目の周りの毛をカットして目に入らないようにケアします。
なお、原因がウイルスや細菌の感染の場合には、ウイルス除去に効果のある薬の投与や免疫力を向上させる治療を行います。
・流涙症
流涙症は、目の周りが常に涙で濡れている病気です。猫の場合は主に目頭から涙が出るので、目の下の部分が涙で汚れた状態になります。このことを「涙やけ」といい、特にペルシャ猫・ヒマラヤンなど鼻の低い猫に多く罹りやすいといわれています。鼻が低いせいで涙が流れる事を防いでしまうため、目の周辺に涙や目ヤニが溜まりやすく、発疹や皮膚炎が起きたりします。
主な手入れ方法は、目の中に入っているゴミや花粉、毛などを洗い流したり目の周りの毛をカットといった事を行います。もしネバネバした目ヤニがついている場合には、動物病院でみてもらいましょう。
主な手入れ方法は、目の中に入っているゴミや花粉、毛などを洗い流したり目の周りの毛をカットといった事を行います。もしネバネバした目ヤニがついている場合には、動物病院でみてもらいましょう。
流涙症は根本的な原因として、瞼の長さが上下で異なることにより、瞼が内側に反転してしまう「眼瞼内反症」よる場合があります。
ひどくなると、角膜を傷つけたり、感染を起こしたりしますので、早めに眼科専門医を受診されたほうが良いでしょう。
・その他
その他、目ヤニが出る場合の病気には、猫クラミジア感染症なども疑われます。この病気は、特に黄色くネバネバした目ヤニが出ることが特徴です。この細菌に感染すると、最初は片方の目に炎症が起き、次第にもう片方の目にも感染していくので、早めに対処をすることが必要です。そのままにしておくと、くしゃみや咳・鼻水といった全身への症状が現れ、肺炎にまで悪化してしまう場合もあります。
★光を眩しがる・目が白く濁っている時に考えられる病気
・角膜炎
角膜炎は、目ヤニが出る以外にも症状があります。その1つがいつもよりも光を眩しがるといった行動です。
さらに症状がすすむと、目全体が白く濁ってきてしまうことがあるため、そうなってしまうと治療を行っても完治しないケースもあるので注意が必要です。
最悪のケースは、角膜に潰瘍が出来てしまったり、角膜に穴が開いてしまう「角膜穿孔」などを引き起こすこともあります。
さらに症状がすすむと、目全体が白く濁ってきてしまうことがあるため、そうなってしまうと治療を行っても完治しないケースもあるので注意が必要です。
最悪のケースは、角膜に潰瘍が出来てしまったり、角膜に穴が開いてしまう「角膜穿孔」などを引き起こすこともあります。
・白内障
この病気は、目の中にある「水晶体」と呼ばれる部分が白く濁ってしまう状態のことです。
主な症状は眼球の濁りだけでなく、視力の低下や障害物にぶつかりやすくなるといったことで分かります。
原因は遺伝や糖尿病・ブドウ膜炎といった基礎疾患が影響していると考えられています。
主な症状は眼球の濁りだけでなく、視力の低下や障害物にぶつかりやすくなるといったことで分かります。
原因は遺伝や糖尿病・ブドウ膜炎といった基礎疾患が影響していると考えられています。
★目が充血している時に考えられる病気
・緑内障
この病気は、眼圧の急激な上昇によることが原因で起こります。目が充血したり、角膜が腫れているような症状が見えられます。
また猫によっては目に痛みを感じるので、食欲が減退したり元気がなさそうしている事も挙げられます。
何らかの原因によって、眼圧を正常に保つ機能に不調が起こることで生じます。猫の場合には、トキソプラズマ症や白血病ウイルス感染症といった病気から併発されることが多いです。
緑内障を確実に予防することは困難であるため、早期発見と早期治療が進行を食い止めることに繋がります。
また、他の病気から併発する事が多いため、その他に基礎疾患がないかを定期的に検査することも、この病気の予防に繋がります。
また猫によっては目に痛みを感じるので、食欲が減退したり元気がなさそうしている事も挙げられます。
何らかの原因によって、眼圧を正常に保つ機能に不調が起こることで生じます。猫の場合には、トキソプラズマ症や白血病ウイルス感染症といった病気から併発されることが多いです。
緑内障を確実に予防することは困難であるため、早期発見と早期治療が進行を食い止めることに繋がります。
また、他の病気から併発する事が多いため、その他に基礎疾患がないかを定期的に検査することも、この病気の予防に繋がります。
・結膜炎
結膜炎は、目の充血も起きやすいです。
原因のひとつである、「ヘルペスウイルス」には特に警戒してください。もし1度でもヘルペスウイルスに感染してしまうと、ずっとこのウイルスが体内に残ってしまうからです。したがって、治療をして症状が落ち着いても、抵抗力が落ちたり他の病気に感染することで、再び発症することが珍しくありません。
飼い主さんは普段から免疫力を衰えさせないような生活を送れるように配慮しましょう。
原因のひとつである、「ヘルペスウイルス」には特に警戒してください。もし1度でもヘルペスウイルスに感染してしまうと、ずっとこのウイルスが体内に残ってしまうからです。したがって、治療をして症状が落ち着いても、抵抗力が落ちたり他の病気に感染することで、再び発症することが珍しくありません。
飼い主さんは普段から免疫力を衰えさせないような生活を送れるように配慮しましょう。
★まとめ
症状だけで病名を特定することは難しいです。様々な病気の可能性もあるため、異変に気づいたらすぐに医療機関を受診することをオススメします。
突然の体調不良や異変の際にはすぐにかかれるように、近所の動物病院や専門の医療機関に受診できるよう事前に調べておく必要があります。
動物病院を探す場合、「EPRAKペットライフ」がオススメです。ここで検索をすると、診療日や時間・得意とする専門領域など詳しい情報が載っています。
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