ワンちゃんと生活していると、毎日同じドッグフードで飽きないのかな?と思ったことはありませんか?
実は、ワンちゃんにとってドッグフードを切り替えるということは、それなりのリスクを伴う行為なのです。 とはいえ、パピーの頃のフードを成犬になってもずっと与えるわけにもいかないので、少なくとも数回のフードの切り替えが必要となります。今回は、フードを切り替える際の注意点や切り替えの方法をご紹介します。
もくじ
1.ドッグフードの種類
ドッグフードは大きくわけるとドライとウェットの2つの種類に分かれます。もう少し細かく分類すると含まれている水分量の違いで4種類に分類することができます。
冷凍のドッグフードやフリーズドライタイプの物も販売されています。
- ドライフード
- ソフトドライフード
- セミモイストフード
- ウェットフード
缶詰やパウチに入ったとても柔らかいフードです。オートミールとレーションの2つのタイプがあります。
また、ライフステージによって必要なエネルギー等が変わるため、与えるフードが変わります。
2 .ドッグフードを変える時の注意点とは?
( 1 )体に合わない場合は別のドッグフードにしましょう
① 食物アレルギー
人間と同じようにワンちゃんにも食物アレルギーを持っている子がいます。
食物アレルギーの主な症状
下痢、嘔吐、皮膚炎、脱毛、かゆみなどアレルギーの一因となる食材(一部)
牛肉、鶏肉、豚肉、ラム肉、乳、小麦、卵、とうもろこし、大豆食物素材に対するアレルギーという可能性もありますが、ドッグフードに使用されている添加物が原因となっている可能性もあります。
② 食物不耐症
症状が食物アレルギーと似ていますが、食物不耐症は特定の酵素が不足することによる食物の分解不良によって体調に影響が出ることです。
例えば、ワンちゃんに牛乳を与えない方が良いと言われる理由がこの食物不耐症です。ワンちゃんの体には乳糖を分解する酵素が少ないため、お腹をこわすことがあります。玉ねぎやチョコレートなどを与えてはいけない理由もこの食物不耐症によるものです。
( 2 )ワンちゃんに合わないと感じたら
下痢や嘔吐の症状が見られた場合、1日程度絶食させて胃腸を休ませてあげましょう。
ドッグフード自体にペットにとってのアレルゲンが含まれており、体に合わないということが考えられます。
そういった場合は新たに切り替えようと思っていたドッグフードを変更しましょう。飼い主から見て明らかに元気がなくなってしまった時や下痢や軟便が続いてしまう、血便や吐血をした場合は動物病院へ連絡しましょう。
3.愛犬にとって理想的なドッグフードの切り替え方について
愛犬にとってドッグフードが切り替わることはストレスに繋がることもあります。 今まで食べていたドッグフードから急に新しいドッグフードのみに変える方法はストレスの原因となったり、食べてくれない場合があります。おすすめの切り替え方は、今まで食べていたドッグフードに、新しいフードを少しずつ混ぜて、5日~10日にかけて切り替えるようにしましょう。
ワンちゃんの体への負担という点を考えると少しずつ切り替えるという方法をオススメします。
特に、全く違う材料のフードに切り替える場合には少しずつ切り替えていきましょう。
また、ドライフードからウェットフードに切り替える場合の注意点として、ウェットフードはドライフードと比べ、水分量が多いため、推奨量を与えてしまうとペットの許容量を超えてしまうことがあります。 満腹になりすぎてしまわないように、はじめは推奨量よりも少なめに与え様子を見ることをおすすめします。
4.オススメの切り替え方法
初日は
1割程度新しいフードを混ぜて与えましょう。この時に体調に異常が起きなかったり、普段通り食べてくれたら2日目に2割程度の新しいフードを混ぜます。
10日ほどかけて徐々に新しいドッグフードの割合を増やし、今まで食べていたドッグフードを少なくしていきます。
最終的に新しいフードのみを食べるようになれば、切り替え成功です。 お腹が弱い子の場合や食欲が軽減してしまった時はゆっくり少しずつ混ぜる量を増やしていくと良いでしょう。
5.これから新しいフードを検討する方にはフリーズドライタイプがオススメ
切り替えるドッグフードの種類におすすめのものがあります。ドライフードやウェットフードにもそれぞれの良い点がありますが、なかでもおすすめなのがフリーズドライタイプのものです。
フリーズドライとはドックフードを凍結させて真空状態にすることで乾燥させたものです。
フリーズドライタイプのドッグフードに含まれている水分量は極端に少ないため、添加物を使用していないのにも関わらず常温で長期間保存することが可能です。
加熱していない状態のドッグフードがフリーズドライされているため、栄養価も落ちることなく保存できます。 人間もよく利用するインスタントコーヒーやインスタントラーメンと同様の形態で、水やぬるま湯で戻せば簡単に野菜を含む手作りドッグフードのようなものになります。
軽くて常温で保管できるので、ストックしておくことが出来て便利です。
まとめ
ドッグフードの切り替えは少なからずワンちゃんの体に負担をかけることになりますが、ライフステージに合わせたフードへ切り替えが必要となります。
フードの切り替えはワンちゃんの様子を見ながら少しずつ行いましょう。