【ペットとお出かけ特集】愛犬と自転車でお出かけする際の注意点と便利グッズ

愛犬と自転車でお出かけする時の注意点

愛犬の散歩は、意外に大変です。特に大型犬や中型犬の場合は、かなりの運動量を必要とし、飼い主も激しい動きをしなければいけないことも多くなります。 そんなとき、自転車を使って愛犬の散歩ができたらいいなあと思う人も多いでしょう。確かに、自転車に併走させて散歩をさせることで犬もはやく走れ、いい運動になります。飼い主の負担も軽減されるでしょう。 しかし、自転車と愛犬を並走させて散歩することは道路交通法違反であると知っていましたか?自転車で愛犬を散歩している!という方はすぐにやめましょう。 代わりに、愛犬を自転車のかごに乗せて散歩することは禁止されていませんが、かごに犬を乗せながらの自転車運転には危険も伴います。 どのような点に注意すれば良いのでしょうか?確認していきましょう。

1.スピードの出しすぎに注意!

愛犬を自転車のかごにのせているときに、スピードを出して運転するとどうなってしまうでしょう? 皆さんは愛犬の行動をすべて予測することができますか?犬は飼い主さんにも予測できない動きをすることがあります。スピードのでた自転車のかごから愛犬が飛び出してしまう可能性もありますよね。また、こちらが注意していても通行人や自動車が飛び出してきたときに、自転車のかごに愛犬を乗せてスピードをだして運転していると、よけきれずに大きな事故に発展してしまうかもせれません。

2.運転に集中しよう!

自転車のかごに愛犬をのせて運転する場合は、いつも以上に集中して運転しましょう。 愛犬をのせることで重さも変わり不安定になります。愛犬にも注意を払いながら運転する必要があるため、集中して運転しましょう。

3.道路の段差に注意しよう!

一人で自転車を運転しているときには気にしていない段差であっても、段差を通る際の衝撃で愛犬がかごの外に飛び出してしまわないように注意しましょう。 場合によっては自転車から降りて段差を通るほうが安全でしょう。

4.愛犬のサイズやかごのサイズを確認しておこう!

  自転車のかごに中型犬や大型犬を乗せるのは難しく、自転車に乗せて運転できるのは小型犬に限られてくるでしょう。 また、ペット用自転車であれば積載重量をあらかじめ確認しておきましょう。かごの深さも確認し、愛犬がかごから落ちてしまうことを防ぎましょう。

5.愛犬は必ず前かごに!

愛犬を乗せるのは前かごにしましょう。前かごであれば犬の動きが把握できますが、後ろかごに乗せた場合、万が一愛犬がかごから落ちてしまっても気づかないことがあります。

6.かごに乗せるときでもリードをしよう!

自転車のかごから愛犬が飛び出てしまったときのために、必ずリードをつけておきましょう。 また、自転車のタイヤなどに絡まる可能性もあるので短めのリードにしておきましょう。

7.道路の混雑状況に注意!

道路が混雑している場合は自転車のかごに愛犬をのせて運転することはやめておきましょう。 愛犬がかごから飛び出し車と接触してしまうおそれがあります。 同様に、人通りが多い道でも犬を降ろして、自転車を押しながら散歩させましょう。他の通行人に迷惑にならないように配慮することも大切です。

8.保険に加入しておこう!

上記の点に注意をしていても事故に遭う可能性はあります。そんなときのために自転車保険に加入しておきましょう。自分自身が事故で被害にあった時はもちろん、他人を事故に巻き込んで怪我をさせた時には、損害賠償責任が生じるので、そのための保険が絶対に必要です。 ただ、保険によっては示談交渉の代理をしてくれないものや、自転車で犬の散歩中に事故を起こした場合は、補償金が支払われないものもあるので、必ず補償内容を事前に確認しておきましょう。 それから、犬がけがをしたときのペット保険もあります。動物のけがの治療は意外に費用が掛かります。自転車のかごに乗せて犬を運ぶのですから、思わぬ怪我をする確率はかなりあります。ペット保険にも加入しておきましょう。

愛犬を自転車に乗せるための便利グッズをご紹介

普通の自転車のかごに愛犬を乗せて散歩させる飼い主もいますが、犬にとっては不自由です。もう少し犬の乗りやすいものを用意する必要があります。 いろいろなものが販売されていますが、ペット用自転車というものがあります。犬専用の自転車があるので、購入すれば、散歩に使えます。ある程度の重みには耐えられるようになっていますが、やはり小型犬用です。ペット用自転車は安定性もよく、犬が乗り物酔いしないように工夫されているものがあります。飼い主の乗り心地にも配慮されています。犬の急な飛び出し防止用ガードなども装着されていて、愛犬の散歩がしやすいような機能になっています。 犬用のキャリーバッグもあります。かごの大きさや形と合うかを見なければなりませんが、うまく装着できれば、犬にとっても快適で安全です。落下や足のはみ出し対策もされています。 かごに取り付けるキャリーバッグだけではなく、スリングバッグも売られています。こちらは、特に小さい犬用です。肩から掛けるタイプなので、自転車走行時にバランスを崩さないようにしなければなりません。 自転車のかごからの飛び出しを防ぐために、ショートリードも買っておくといいでしょう。ハンドルなどに巻きつけて使います。あえて購入しなくても、自分で作ることも可能です。 犬を少しでも快適にさせてあげようと思ったら、クッションも用意しておくという手もあります。別に犬専用でなくてもいいです。  

罰金5万!?愛犬との自転車での併走

かごに犬を乗せるのは面倒くさいから、並走させようと考えてはいけません。法律違反になり罰則があります。公道で自転車に犬を伴わせると、3ヶ月以下の懲役か5万円以下の罰金が課されます。自転車の走行においては、運転に間違いがあってはいけないので、さまざまな取り決めがありますが、犬の併走も危険な行為となっています。犬が自転車のスピードよりも速く走りだしたり、逆に急に止まったりしたら、飼い主の運転に支障をきたすからです。リードが自転車に絡まってしまうこともあります。 それから、人にけがをさせてしまった場合は、傷害罪に問われることもあります。ですから、違反はしないようにしましょう。 ただ、一般道とは違う私道、広場、公園、河川敷などでは、規制はありません。犬を自転車で散歩させることは可能ですが、罰則がないからといって注意を怠ってはいけません。 そのためにも、日ごろからしっかり自転車での散歩に慣らしておく必要があります。わがままな犬、暴走しがちな犬では、自転車による散歩は勧められません。飼い主の指導に従順に従い、並走時に勝手な行動をしない犬だけが、自転車との散歩を許されます。”
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